4人もいると、誰が誰だかわからなくなるので……
さぁ、来てやったぜ紅魔館。今日は前回の最後に言った通り、弾幕ごっこをするためにここに来ました。
そして、フランにリベンジを果たします(予定)。
さて、参加者の皆に意気込みを聞いてみましょう。
こいし「ふふっ、ようやくこの日が来たね。今度は負けないぞ、フラン!無論、お姉ちゃん相手にも手加無し、本気で行くからね!」
フラン「かかってきな、こいし。お姉さまもろとも消し飛ばしてあげる!」
レミリア「あら、消し飛ばされるのは貴方のほうよ、フラン。」
さとり「死にたくないー」
こいし「うわ、お姉ちゃんがネガティブ思考だ。」
レミリア「仕方ないわよ、こいし。所詮、さとりは我ら四天王の中で最弱。」
フラン「ちょっとー、やる気出してよー。1対2はきついって。
さとり「いや、やる気はあるわ。でもねぇ、あんたたちの中で戦うのは、インドア派の私には難しいかな。」
こいし「インドアって言うか、引きこもりな気が………」
さとり「うっさい、まぁやるからには全力でやるわよ。という訳で、安心していいわよフラン、1.5対2になるぐらいには努力するわ。」
フラン「なにも安心できないんだけど。じゃあ、そろそろ始めよっか。」
レミリア「そうね、ルールは………1人に5回攻撃を当てるか、2人に攻撃を1回ずつ当てた方の勝ちとかどう?」
こいし・さとり・フラン「いいんじゃない。」
こいし「あ、ちょっと作戦会議したい。レミリアの戦い方を知っておきたいな。」
レミリア「オーケー。そっちもそれでいいかしら?」
さとり・フラン「分かったわ(よ)。」
という訳で、私たちは分かれていった。」
というわけで、レミリアと2人きりになりました。
レミリア「作戦ってどうするのかしら?こいし。」
こいし「うーん、とりあえず、レミリアはどのぐらい戦えるの?」
レミリア「フランより少し弱いぐらいよ。フランはどうも戦闘の才能があるみたいで、戦闘練習なんてしてないと思うのだけど、強いのよね。」
こいし「そっか。あ、無意識状態の私って、レミリアの能力を使ったら認識できる?」
レミリア「そうね、透明人間なら見つけれるわ。でも、無意識を見つけるのはできるかしら?私もやったことがなくて、わからないわ。」
こいし「やってみるか。」
というわけで、能力を発動させてみる。
レミリア「……………あー、見つけられないわ。出てきてちょうだい、こいし。」
こいし「はーい。」
レミリア「無意識を操るってどういうこと?」
こいし「うーん、簡単に言って、認識できるものを認識できなくする能力だと思うよ。」
レミリア「それなら認識できなくなるわ。私の能力は、未来に起こりうる全ての可能性を視て、その中から好きな可能性を選べる能力だから、認識でき無いものは、認識できないままよ。」
こいし「なるほど。じゃあ、弾幕ごっことかの勝敗もわかるんじゃないの?」
レミリア「弾幕ごっこは色んな可能性がありすぎて、それを全て見きるのは不可能よ。案外、使い勝手の悪い能力でねぇ。」
こいし「そっか、じゃあ作戦どうする 。私は…………………………するのが良いともー思うんだけど。」
レミリア「……残酷ね。まぁ、それで行きましょう。」
それから色んなことを話し合った。
こいし「じゃあ、フランとお姉ちゃんも作戦決め終わったと思うから、迎えにいこっか。」
レミリア「そうね、行きましょうか。」
レミリアと私は、フランとお姉ちゃんを探しに………いたし。
フラン「終わったー?」
こいし「終わったー。」
レミリア「じゃあ、早速外に行きましょうか。」
さとり「………あなたたちの作戦が『さとりを高速で叩きのめす!』なんだけど、慈悲が無すぎじゃ無いですかね。」
こいし「あ、作戦ばれるの忘れてた。お姉ちゃんはレミリアの心読めるし………………私は心読まれないからね、いつもどおり、作戦ばれないと思ってた。慣れって怖い。」
レミリア「まぁ、どうせすぐにバレる作戦だったし、仕方ないわよ。作戦変更は無しってことでいいんじゃない?」
こいし「まぁ、そうだね。このまま行きますか。」
さとり「や め て」
フラン「まぁまぁ、いざとなったら私が庇うから。安心していいよ、さとり。」
こいし「お、かっこいいー!」
レミリア「さすが私の妹ね。」
さとり「フラン様に一生ついてきます!」
こいし「わお、キャラ崩壊。」
軽く話し合ったあと、私たちは紅魔館のそとに向かっていった
レミリア「はじめるわよ。確認だけど、ルールは1人に5回攻撃を当てるか、2人に攻撃を1回ずつ当てた方の勝ちね。」
フラン「いつでもいいよー。」
こいし「じゃあ、初めの合図言うよー。………3………2………1………スタート!」
レミリア「行くわよ、こいし!」
こいし「オッケー!」
予定していた通りに私たちは動き始める。とりあえずスペルカード…準備よし!対象…お姉ちゃん!!
レミリア「スピア・ザ・グングニル!!」
こいし「嫌われ者のフィロソフィー!!」
ズドドドドドドドドッ!!
さとり「………ファーーー!!??」
ドォォォォォン!!
こいし「よし!命中かな?」
レミリア「………そうはいかないみたいよ。」
こいし「え?」
煙が晴れると、そこにはお姉ちゃん…………の前にフランが立っていた。フランは手にレーヴァテインを持っていて、それで私たちの攻撃を防いだみたいだ。
フラン「………レーヴァテイン。」
…………私たちの攻撃が全力じゃなかったにしても、それを1人で防ぎきるのか。とんでもない火力だな。そんなものを貧弱な(元)覚妖怪の私が受けたら、即退場だよ……。
気よつけなきゃ。
フラン「大丈夫?」
さとり「ええ、大丈夫よ。ありがとね、フラン。」
フラン「えへへ、どーいたしまして。っていうかさとり、心読めるならかわしてよ。」
さとり「思ってたより、多くの弾幕が出てきたのよ。あと、私は運動能力が低いから、相手の動きを読みきってもかわしきれなかったりするわ。心も動きも読みきって、それでも弾幕に当たる、それが私。」
フラン「…………」
さとり「あー、うん。攻撃は人並みにできるから。」
フラン「わかったよ。じゃあこっちからいこっか!」
さとり「わかったわ。」
こいし「お、攻めてくるかな?」
レミリア「…みたいね。かかってきなさい!」
フラン「いっくよー、恋の迷路!!」
ババババババァッ!
恋の迷路ね…、それは初見攻略済みよ!
さとり「想起、恋の迷路!」
ババババババァッ!
!!?
お姉ちゃんがフランのスペカを0.1秒ぐらいずらして放ってきた。そのせいで逃げ道が無くなってきた。
うーん、お姉ちゃんとフランの弾幕を相殺するしかないかな。
レミリア「押し返すわよ!こいし!」
こいし「やっぱりそうだよね。イドの開放!!」
ドカァァァァァン!!
4人の弾幕が打ち消しあって、白い煙が漂っている。
フラン「ハァァァァァッ!」
おっ!煙の中からフランが飛び出してきた!
レミリア「っ!」
フラン「禁じられた遊び!!」
レミリア「…危なっ!」
フラン「まだまだぁ!!スカーレットマイスタ!!」
レミリア「それ私の技!?」
レミリアは何とか避けているが、もうすぐ当たりそうだ。
こいし「まっててレミリア、今援護に行く!」
ヒュッ
パァァァン!
こいし「っ!しまった!」
煙の中から弾幕が飛んできて、私はそれに気が付くことができず、当たってしまった。
こいし「へぇ………やってくれるね、お姉ちゃん……!」
さとり「いつまでも、あんたに負けるのも嫌だからね。姉の意地よ。」
こいし「レミリアにまた変なことを吹き込まれてるし…。」
さとり「レミリアは関係ないわよ。」
レミリア関係無いのか。前まではこんなこと言わなかったんだけどな。
てっきりレミリアの影響で負けず嫌いになったと思ったよ。……負けず嫌いとは違うのかな?
まぁ、どっちでもいいや。そんなことよりも……………
こいし「レミリア!攻撃をくらったから、絶対フランの攻撃に当たんないで!!」
レミリア「っ!オッケー!!」
フラン「話してる余裕なんてあるのかなぁ!!!」
ズドドドドドド!!
レミリア「おっと!負けないわよ、スカーレットデビル!!!」
…レミリアはなんとか大丈夫そうだ。
それよりも……………
こいし「大丈夫なの?お姉ちゃん。」
さとり「………なにが?」
こいし「さっきは不意打ちでお姉ちゃんの攻撃に当たっちゃった。けど今は、私はお姉ちゃんを認識してる。正々堂々の1対1で私に勝てるのかな?」
さとり「…まぁ、大丈夫じゃない。借り物もあるしね。」
こいし「借り物?」
さとり「これよ。」
お姉ちゃんの手に持っているもの……………レーヴァテインを私に向けてくる。
こいし「すごいプレゼントだね。でもそれだけじゃ私には勝てないよ!」
さとり「まぁ、フランを想起して戦うからね。そう簡単には負けないわよ。」
こいし「そう……。まぁ、止められるものなら止めてみな!!」
私はお姉ちゃんに正面から接近して、ポケットナイフ(非殺傷)で近接攻撃を試みる。
こいし「よっと!」
ヒュッ
サッ
さとり「そんなんじゃ、流石に当たんないわよ。」
お姉ちゃんが私の攻撃を避けた。なら………
空振りした勢いを利用して、そのまま体と一回転させて、お姉ちゃんに切りかかる。
こいし「はっ!」
さとり「おっと…!」
こいし「よっ!」
さとり「っ!レーヴァテイン!!」
…ガキィィィィィン!
ナイフとレーヴァテインがぶつかり合っている
そのとき、レミリアが視界に入った。
レミリアがこっちに向かって飛んできている。あと、ナイフとレーヴァテインがぶつかり合う音で聞こえないけど、なんか言ってる気がする。
…………ん?レミリアと戦っているはずのフランは何処?
レミリアが何か言っているかつ、こっちに向かってきている………………ってことはフランは私の視界の外か!
んで、お姉ちゃんが少しだけ私の後ろに目線がいってるから、フランは私の真後ろか。
レミリア「こいし!後ろ!」
こいし「わかってる!」
レーヴァテインを上にかち上げて、お姉ちゃんの勢いが上に傾く。
それを利用して、姿勢を低くして素早くお姉ちゃんの後ろに動く。
フラン「ッ!さとり!避けてっ!!」
どうやらフランは、もう弾幕を打ったあとみたいだ。お姉ちゃんがフランの弾幕を避けようとする。
けど……………させないよ!
こいし「弾幕パラノイア!!」
弾幕パラノイアでお姉ちゃんの動きを制限する。
さとり「………テリブルスーヴニール!!」
お姉ちゃんは弾幕で押し返そうとするが、私とフランの2人分の弾幕を押し返せるはずも無く弾幕がお姉ちゃんに当たろうとしている。
レミリア「スピア・ザ・グングニル!!」
さとり「あっ……」
ドォォォォォォン………!!
レミリアが慈悲の無いスペル宣言をして、お姉ちゃんを攻撃した。
お姉ちゃんはまだ2回しか攻撃があたってないけど、2回当てればもう動けないでしょ、お姉ちゃんだし。
そして…………
フラン「さとり!大丈夫!?」
ガシッ!
こいし「人の心配よりもすることがあるんじゃないかな!!」
私はフランに抱きついた。フランならこのぐらいすぐに逃げれると思うけど、不意打ちで抱きついたし、数秒は逃げれないでしょ。
数秒もあれば………
こいし「レミリアァ!!」
レミリア「任せなさい!レットマジック!!」
ババババババババァッ!
フラン「ちぃっ!!」
バッ!
フランは私から何とか逃げるが、時すでに遅し。
レミリア「ハァァァアァァァッ!!」
フラン「しまっ…………」
ドォォォン!
こいし「よっしゃーー………きゃー!」
弾幕がフランに当たり、私たちの勝利となった。
無論、レミリアの弾幕は私にも当たったけど。
リザルト
チーム「禁忌の心」
フランドール スカーレット
非弾数1使用スペル4
古明地 さとり
非弾数2使用スペル3
チーム「スカーレットフィロソフィー」
古明地こいし
非弾数2使用スペル3
レミリアスカーレット
非弾数0使用スペル4
勝利チーム「スカーレットフィロソフィー」
その後
こいし「あー疲れたー。」
フラン「負けるとは………」
さとり「死ぬかと思った……」
レミリア「今気がついたけど、さとりに使った『スピア・ザ・グングニル』は必要なかったんじゃない?」
フラン「確かに。オーバーキルだったね。」
こいし「まったく意味が無かったわけじゃないよ。フランの陽動になったし。………たぶんそんなことしなくても勝ってたと思うけど。」
さとり「………泣きそう。」
戦闘シーンって書くの難しい………
追記 また改行ミスったしorz