偽者のキセキ   作:ツルギ剣

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64階層/シェオール 逮捕

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(どうすれば、どうすればいい……?)

 

 エイリスを抑えながら、思考をフル回転させた。彼女に引きずり込まれるの拒否し続ける。 ビーターたる務め……。オレに課せられた、みなから託されている役目。プレイヤー達がゲームクリアを諦めてしまうことを防ぎ、引っ張り上げるためのアドレナリン。今回の件は個人的な問題の枠内に収まっていたが、もう違う。巻き込まれて取り込まれ、足を引っ張ってくる。

 彼女の言うとおり、オレの案件だ。……なってしまった。

 だが/だからと言って、そうすべきだとはどうしても思えない。言葉にはできない直感の警告。切り捨てれば終わりなわけがない、新しい根の深い問題の始まりに過ぎない。それこそが彼女の/レッド達の狙いだ。……信じきるにはもどかしくて辛いが、オレにとっては正しい指針なのだと信頼している。

 

(考えろ、考えろ! 何かあるはずだ―――)

「―――さぁカインズ、もうどうしようもないんだ。さっさと済ませてしまおう」

 

 グリムロックの扇動が、オレの思考を中断させてきた。

 感情を黒く凝らされたカインズは、臓腑から搾り出すように吐きつけてきた。

 

「お前をここで……ぶちのめす。そして、引きずってでも連れていって、洗いざらい白状させる」

「そんなことをして、何の意味があるんだい?」

 

 虚しいだけじゃないか? ……呆れながら、ため息をこぼしてきた。みっとも無いとも、嘲りを越えた哀れみを込めて。

 それでも変わらず/より深く睨みつけてくるカインズに、大人としてか諭してきた。

 

「……君はそれで、私に復讐できて満足できるだろう。でも、()()はどうだ? そんな真実など知ってどう思う?」

 

 真実は残酷なものだ。傷つけるだけなら、(うそ)であった方がいい……。突き通し続けられると、自分の望みでもあるからだと。

 そこで初めて、カインズは怯まされた、自分と奴との絶対にわかり合えない壁に。

 

「今の彼女を幸せにできるのは、私だけだ。君では決して、無い」

 

 お前は邪魔なだけだ―――。そしてグリムロックもあからさまに/傲慢に、敵意を差し向けてきた。

 

「君の後悔は全て、私が引き継ごう。必ずや幸せにしてみせる。……勇気を出したまえ」

 

 今度こそな……。助けられなかった事実を蒸し返しながら、最終勧告をした。

 これ以上言葉を交わすことはない。後はただ、暴力の出番だ。どちらかが潰れるまで、止まらない。……この世界では/今日まで生き延びたプレイヤーならば、泣き寝入りなどしない。

 

「―――いくら待っても、状況が好転する事はありえまえせんよ」

 

 エイリスからもまた、促されてきた。早くして欲しい/何時でもいいよと、優しげで淫らでもあるような誘い……。

 ゾッとさせられた。

 両手を使い物にならないほどに痛めつけられ、肩を刃物で貫かれ、踏まれながら地面に押さえつけられている。そして喉元には、致命の刃を差し向けられてもいる。そんな女性とは、とてもじゃないが思えなかった。ソレをやっているオレ自身の現実感覚/罪悪感まで狂わされる。取り込まれて、肯定されてしまう……。 

 今すぐ振り払いたい/逃げ出したいが、できない。するわけにはいかない。

 気持ち悪さをグッと飲み込む。腹に力を込め直した……。

 

 すると、おぼろげだった疑念が、形になって浮かんできた。

 見過ごしてしまった疑問。どうして、ヨルコさんだけでなくもう一人も、転移させる必要があったのか? グリムロックにとってはもう無価値なはず、ヨルコさんさえいればいい。それなのに、彼女までここから転移させなければならない理由は? ―――レッド達の思惑……?

 ことの始まりの疑問。ジョニーはザザはエイリスは、なぜグリムロックに手を貸した?

 何がが一本繋がりそうな予感、オレが本当にやるべきこと。状況をひっくり返せるだろう何かが、浮かんできそうだった。

 しかし、エイリスに問いただそうとすると、

 

「―――お前が、お前さえ……いなければ。いなければ……いなければぁァァーーーッ!!」

「ッ!?」

 

 急いで振り向かされると、カインズが爆ぜてしまったのが見えた。

 激情のまま武器を抜くと、そのままグリムロックの元へと駆けた。ライトエフェクトをまといながら、呼応するような紅蓮の煌きで、突進型のソードスキルを放つ。

 先までとは違い、明確な殺意を込めて―――

 

「やめろ、カインズゥーーー!! ―――」

 

 叫びながら咄嗟に、片方の剣/エイリスの喉に当てていた剣を投擲した。

 剣はブンブンと回転しながら、カインズとグリムロックの境界へ。グリムロックを殺そうと突撃するカインズを……寸前、割り込めた/止めた。

 

「―――ッ!?」

 

 突然飛んできた/地面に突き刺さった剣に、カインズは突撃を中断させた。

 ギリギリ、彼が罪を犯してしまうのを止めれた。

 

 しかし、その隙をつかれた。

 エイリスがいきなり、上体をはね上げてきた。オレの剣で地面に縫い付けられているのに、無理やり。自分から縫い付けられた体を切除するように、片腕を強引に引きちぎりながら―――

 

 わかってはいた、こうなるとは……。だけど、対応が遅れた、遅れざるをえない。

 気づいた時には、エイリスの顔が目の前にあった。色を感じさせない、捕食者の顔。

 無防備を晒している硬直時間の中、口を大きく開けられると、その犬歯でオレの首筋を―――噛み付いた。

 

「つぅッ!? ―――」

 

 噛まれたまま、押し倒された。

 背中を地面に強打。その衝撃がわからなくなるほど、すさまじい力で噛み付いていた。首の皮だけでなく肉まで歯が突き刺さってくる―――

 奇矯すぎる攻撃に混乱させられるも、本能的な恐怖から瞬時に振り払う。転げた勢いも使って、蹴り上げようとした。

 

 その寸前、察せられてよけられた。蹴りを空を叩いた。

 パッと飛び去られた。同時にブチリ、血肉を噛みちぎりながら……。

 

 急いで立ち上がり、剣を構えた。

 そのまま追撃しようとするも……クラリ、力が入りきらなかった。倒れそうにもなった。

 気づけばプシュリと、噛み付かれた傷口から鮮血が吹き出していた。さらにはドボドボと、半身を腰まで赤く染め上げていく。

 思わず手で押さえた、傷口を抑えつけた。それにほとんど/HPの減少の停止や【大量出血】の対処療法としても意味は無いのだが、現実の危機感覚が抜けきらない。まだ綺麗なゾンビにはなりきれてない。……首が一部でも破れているのは、生物として死を感じさせる。

 

 

 

「ウフフフ……。甘い甘い、なんて甘すぎるんでしょう♪」

 

 

 

 オレの血で汚れた口のまま/気にすることもなく、恍惚な笑みを浮かべていた。ウットリしながらオレの血を堪能し、淫らな吐息を漏らす……。

 息を飲まされた、図らずも全身に鳥肌が立った。

 その姿はまるで―――吸血鬼だった。

 

「でも……まだまだ。まだこんなにも青いまま、熟しきってない。これからもっと、なのですよねぇ……」

 

 悩むわ……。今すぐ食べてしまいたい。けど、もっともっと味を追求したい。今は我慢するしかない。

 おぞましさに戦慄させられるも、頭は彼我の戦力差を計算していた。その確かな数字が、怖れるなと励ましてくる。

 HPは半減域を下回り、主武器は破壊され、両手は使い物にならない。おまけに、片腕を引きちぎった際に【出血】のデバフまで付いている。客観的にみても、まだ余力があるオレにそんな瀕死の彼女が勝てるはずがない。例えどれだけ狂気で補填しようが、このゲーム内では切り捨てられる。

 

「……大丈夫か、エイリス?」

「ええ、ご安心を。―――もうカタはつきました」

 

 グリムロックを安心させるように、口元の血を拭い取ると、いつもの微笑みを向けた。

 ただのハッタリ……とは言えなかった。直感が警告してきた。オレは何かをされた、致命的な『何か』を―――

 ハッと、傷口に目を向けた。気づかされた。

 

(ッ!? やばい―――)

「うぐぉッ―――!?」

 

 急いで処置しようと、足のポシェットに入ってる丸薬を取り出そうとしたが―――ガクンッ、膝から力が抜けた。指先や手にも力が入らず……ポロリ、つまんでいた丸薬を落としてしまった。

 脱力は一気に全身へと伝染し、立っていられず……崩れ落ちた。

 そのまま地面へとうつ伏せに、倒れてしまった。

 HPバーを見ると、そこには……【麻痺】の警告があった。

 

(……歯に、毒を仕込んでいた……のか)

 

 どうやってかはわからない、詰め物か義歯にでもしたのだろう。使い方を誤ったら自分が【麻痺】してしまうのに、いつ染み出して飲んでしまうかもわからないのに……。

 そもそも、モンスター相手には使えそうにない暗器だ、人/特に他プレイヤーとの敵対を想定しなければ。

 

「き、キリトさん!? 大丈夫ですかッ!」

 

 心配して駆け寄ろうとするカインズにすかさず、エイリスが接敵した。まるで瞬間移動でもしたかのように、目の前に立ち塞がる。

 

 驚きながらも、武器を振るおうとした。寸前―――決まっていた。

 いつの間にか、取り出していた短刀をスっと、カインズの鎧の隙間に刺した。まるでそこに嵌めるべくして、磁石に引き寄せられたかのように自然と。

 

「え? な―――」

「お休みなさい。カインズさん」

 

 耳元で囁くと、短刀を引き抜いた。細い針、ペーパーナイフのように見える短刀。

 その直後、武器を振り上げた姿勢のまま固まり、カインズもまた倒れた。

 一体何をされたのか? 倒れてから、艶然と微笑むエイリスを見上げた時、ようやく気づけた。……その時にはもう、遅すぎた。

 何とか身震いさせながら保とうとするも、徐々に鎮められていき……止まった。目も閉じられる。コトリと、握っていた武器もおちた。

 急いでHPバーを【鑑定】で確認してみると、【昏睡】のデバフがついているのが見えた。

 

「自決用に使おうかと思いましたけど、せっかく機会を頂いたので、使わせてもらうことにしました」

 

 キリト様、感謝致します……。そう言うかのように、礼を込めて視線を向けてきた。

 歯噛みする、噛み砕くように強くギリリと。なんてバカなことをしたんだオレは……。

 こうなるとおおよそは、わかっていた。わかっていながら選んだ、コレこそ正しいのだと。でも、後悔している。ちゃんと始末しておけばよかったと、間違っていたのではないかと、自分の力量を見誤ってしまったと。

 自分だけの問題ではなかった。カインズまで賭け金に乗せていた身勝手さを、改めて突きつけられた。

 

「グリムロック様。このままカインズさんの件、進めさせてもらっても……よろしいですか?」

「え? あ……ああ! 頼む」

 

 心構えはとうにできている……。グリムロックの快諾に、エイリスはニコリと/「それでこそです」との微笑みで答えた。

 

「キリト様、恐縮ですがしばらく、そこで大人しくしてくださいませ」

「やめろ、やめさせろ! カインズを離せ!」

「申し訳ありません」

 

 礼儀正しく聞く耳持たず。……もうエイリスとの交渉は無理だ。

 

「グリムロック! そんなことをしても、無駄だ。オレ達は全部知ってるんだぞ!」

 

 割り切って、グリムロックの動揺を誘ったが、すぐにエイリスに遮られた。

 

「真実が知れ渡るには時間がかかります。奥様と再会して記憶を定着させ、互いに新しいお体に馴染むのには、充分間に合います。

 その後、魂を凍結処理して深部に保存。ゲームクリアまでは、本物のヨルコさんとカインズさんが、お体を動かすようにします」

 

 もちろんクリアしたら、現実の彼らの体に戻るのは、グリムロック様達です……。ぬかりなど何一つないと、余裕の微笑みで安堵させてきた。

 

「と、凍結処理!? そんなのは聞いていないぞ?」

「保険でございます、秘密裏に行えなかった場合の。……ご不便をおかけしますが、ご容赦ください」

 

 お前の責任だぞと、含めるかのような言い知れぬ威圧感に、グリムロックは不満を飲み込まされた。

 

「眠ってもらうようなものです。その間、カインズさんがお体を動かしているのを夢見ているような感覚になります」

「それは……ぞっとしないな」

「申し訳ございません。ただ、カインズさんの意識が薄れたり眠った場合は、意識の表層に上がり体を動かすことができますよ」

 

 あまり頻繁にはやめた方がいいですが……。苦笑しながらの忠告。

 周りに不審がられる。あるいは、カインズ達に悟られでもしたら、どうなるかわかったものではない。……その後、当然起こるだろう悲劇を、はっきりと指摘してやった。

 

「騙されんな! 二人に気づかれて、自殺でもされたらどうするつもりだ!」

「そうならないよう、キリト様にもご協力頂きたいものです」

 

 なんでオレがそんなことしなくちゃならない―――。睨みつけるも、万が一にもそうなってしまったら……考えてしまう。オレはどうするんだろう? 

 真実を告げるのか、それとも誤魔化してしまうのか? ……わからない。だが知ってしまった以上、二者択一しかない。そしておそらく、オレとして立ち往生してしまうのなら/選択を放棄してしまったら、『ビーター』としての苛烈さが決める事になるだろう。

 

「君のような攻略組とは違うんだよ。

 ヨルコはわからないが、カインズはそこまでの決断ができる男じゃない。カインズが迷えば、ヨルコもまた躊躇うだろう、さすがに一人では逝けないしね。『もしかしたら嘘かも知れない』と、クリアまで思ってくれるはずだ」

 

 グリムロックが、オレが次に指摘するだろう言葉を封殺してきた。

 見当はずれだったが、それもまた一つの可能性/計画の綻びだ。今までのカインズがそうであっても、これからもまたそうだとは限らない。

 オレには命綱なしの綱渡りにしか見えないが、グリムロックにはバラ色の未来が見えているのだろう。あるいは、見続けたい/見ようとしないのか。……もうどうしようもない。

 

「それではグリムロック様、お手数ですが、カインズさんをお願いします」

 

 腕がこうですので……。指示されたとおり、カインズを彼女の元まで引っ張っていく。

 させじと、何とか体を/腕だけでも動かそうとしたが……できなかった。

 かなり高いレベルの【麻痺】が決まってしまったらしい。末端だけでなく全身が、分厚いゴムのスーツでも着ているかのように微動だにしない。ジョニーの一件から防御を強めたつもりだったが、傷首筋からの直接の注入では、どんな防御も無意味だ。

 

(くそッ! もうダメなのか……)

 

 オレが止めてしまったせいで……。選択を間違えた、やるべきだった。

 そう疑いかけた時―――視界に着信が見えた。

 親密度の高い【フレンド】同士でできるショートメール/アインクラッド版SMS。伝えられる情報量はごく限られているも、通常メールよりも確実に早く届く、レスポンスも早い。おまけに、わざわざメニューを展開してから確認などの手間がなく、意識を/焦点を合わせるだけで読める。

 すぐさま確認すると、そこには……求めていた助けがあった。

 やっと来てくれたか―――。ギリギリ過ぎるが、間に合った。

 

「別の場所をご用意しております。ここは廃棄して、そちらに転移を―――」

 

 

 

「そこまでよ!」

 

 

 

 突如、エイリスを遮ってきたのは―――援軍を引き連れてくれた【血盟騎士団】副団長。アスナだった。引き抜かれていた美しい麗白な細剣を指揮棒に、号令を告げてきた。

 再会を喜ぶよりも何よりも/エイリス達が虚を突かれている今、まっさきに警告した。

 

「アスナ、その女はレッドだ!」

 

 唐突ながらも教えると、すぐに意図を察してくれた。

 躊躇うな―――。やらなきゃこちらがやられる、犠牲者が出る。

 

「カインズ!? そんな……」

 

 グリムロック、お前―――。同じく駆けつけたシュミットも、状況を見て驚愕/理解、怒りに顔をしかめていた。……まだ大丈夫なはずだが、今はそれでいいだろう。

 

 形勢逆転、敗色濃厚。

 察したエイリスはすぐさま、グリムロックに指示を飛ばすも―――見えた。微かに視界に映った/映せた。アスナと援軍の派手さに目を奪われた死角、先行していた尖兵の姿が。

 

「……グリムロック様、今すぐ転移を。ここは私が引き受け―――」

「―――てやる暇など、与えん!」

 

 凛々しげな一声と同時に、首を刈り取る一閃―――

 墨染の道着に黒曜の軽甲冑を身にまとい、頭には鉄板入りの額当て、口元はピッチリとしたマスクで縛っている忍者姿。そして何故か、真紅の長いマフラーをたなびかしている。

 【コドクの防人】の幹部の一人【グゼ】、通称『蜻蛉』だ。

 死角からの突然の忍者刀に、エイリスは避けきれず―――パックリと、喉を切り裂かれた。

 

 鮮血が噴水のように溢れ出た。二度目の【大量出血】。声も出せずよろけて、そのまま地面へと倒れてしまう。

 現実世界では致命傷だが、ここではギリギリ殺さない程度。本来なら【断頭】してしまえたが、捕獲するために加減してくれた。……全部説明せずとも、何をして欲しいのかわかってくれた。

 しかし―――

 

「……ちッ!」

 

 蜻蛉は舌打ちしていた。

 倒れたエイリスは、切られるとほぼ同時に、自らの左胸に自らの短刀を突き刺していたからだ。……自殺した。

 加減が仇となり、HPは0へ。倒れた彼女はそのまま、動かぬ屍となった。プレイヤーカーソルも消える。

 

「ひぃッ!?」

 

 怯えて腰を抜かしかけたグリムロックだったが、しかし、すぐさま転移結晶を取りだした。

 そのまま離脱しようと、呪文を唱えるが、

 

「て、転移、【ラオ―――」

「―――させるかぁぁーーーッ!!」

 

 寸前、シュミットが突進とともに突き出した馬上槍で、遮られた。

 正面からまともに受けてしまったグリムロックは、体をくの字に曲げられ、吹っ飛ばされた。そのまま岩壁へと叩きつけられた。……握っていた結晶は、たまらず落とし、あらぬ方向へと転がっていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 長々とご視聴、ありがとうございました。

 感想・批評・誤字脱字のしてき、おまちしております。

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