偽者のキセキ   作:ツルギ剣

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 オリキャラ? です。

 17/11/23、タイトル変えました。


1階層 前
はじまりの街 旅の仲間 神父


 

 転移門をくぐるとソコは、黒々とした宮殿の中だった。

 

 【黒鉄宮】―――

 プレイヤー誰もが始めに召喚される場所/この世界の入口。その名の通り、黒鉄色のレンガのような素材で作られた物々しい宮殿、所々鋼鉄製と思わしき鋲が穿たれている。宮殿というよりは城塞といったほうがいい、実用性一点張りの無骨な場所。窓も天井近くに等間隔に横並び、ギリギリ片手が入るぐらいの縦長、外の光はそこから差し込んでくるのみで中は薄暗くなっていた。それを補うようにポツポツと、背丈ほどの高さに小さな燭台が灯っている。

 

 七色に輝く光の膜を抜け、硬い地面の感触を確かめると、大きく伸びをした。溜まっていた緊張をほぐす。

 そして、辺りを見渡した。

 チラホラとプレイヤーの姿は見えるが、少ない。今日がログイン初日で賑わっているはずだが、そうなっていない、NPCがいないここでは閑散としているのがより目立ってしまう。……もう皆街へ繰り出してしまっているのだろう。

 肩を落とすと、嘆息混じりにつぶやいた。

 

「……ふぅ。だいぶ出遅れた、かな」

 

 初っ端の戦闘に、訳のわからない荒廃世界の探索。おまけに、省きに省いたのにやたらと時間がかかったチュートリアル……。サービス開始直後ではないが、かなり早い時間帯でログインしたはす、でもほぼ皆すでに先に行ってしまっている。

 

「まずったな。βの奴らはもう、先に行っちまってるんだろうな……」

 

 ここがβ版とは違うのは、ログイン時とチュートリアルで理解したが、根底から変えたわけではないだろう。その誤差を確かめるためにも、予め持ってきた経験と摺り合わせる。ビギナーはまだ街かその周辺でウロウロしているだろうが、βテスターはもう他の街まで走ってしまったことだろう。早々に取れる分だけのリソースを確保しておく。

 立ち止まり、しばし考えに耽った。これからどうするか/どうするのがベストか、頭の中であらすじのプランを立てる。この現状のデメリットとメリット、どうしたら遅れを取り戻せるか―――。

 

(……別に、問題ないか)

 

 出てきたのは、能天気な答えだった。

 元々ソロプレイで楽しむ予定だった、リアルの友人と待ち合わせているわけでもない。βテスターで知り合いがいなかったわけではないが、和気あいあいとした友人よりも互いに切磋琢磨以上に角付き合わせる商売敵のようなモノだった。敵の敵は味方、で手を取り合うような仲であることが多く、皆ほぼ実力主義の個人主義だ。ただ声をかけたとしても、何か作為があるんじゃないかと疑われるだけ。

 

(それにオレ、たぶん……恨まれてるんだろうなぁ)

 

 過去の所業を思い出し、また溜息をついた。

 フロアボス戦において、何度もLA(ラストアタック)をかっさらってしまった。トドメを刺したことでもらえる特別で貴重なアイテム、ソレを獲得してしまった。

 戦闘の前、互いにLAアイテムは誰がとっても恨みっこなし、との了承はされていた。とった者勝ち、戦いでの貢献度ではなく一番強いプレイヤーでもなく、参加した誰にでも権利がある。だからルール上全く問題はない。だけど、あまりにも取りすぎたことが問題だった。そうするためにボスのダメージ配分と自身の体力/集中力を計算して導き出したモノだったが、そんな努力は関係ない。そのぶん貢献しリスクも背負ってきたがソレも。ソロプレイであったことが問題だったのだろう。誰もオレが得た成果に口出しできない。またアイツに奪われたと、思われてしまった。……非常に迷惑な話だが。

 だからおそらく、他のβテスターから友好を引き出すことは難しい。今回も/始めに考えていた通り、ソロを基本に攻略した方が無難だ。

 

 一応の方針は決まった。

 「よしッ!」と顔を上げると、宮殿をでて街に繰り出そうとした。

 

 

 

「―――やぁ、遅かったな。随分待たされたぞ」

 

 

 

 親しげに声をかけてきた、見も知らぬイケメン。

 不意打ち過ぎて驚き、思わずそちらに振り向いてしまった。

 

「なかなか出てこないから心配していたんだが、もしかして……リアルで何かあったのか?」

 

 ハキハキとよく通る調子だが、圧迫感はない。むしろ穏やかにそっと、寄り添っていくような低い声音。聞いているだけで安心感を沸き立たせてくれる。その顔も声同様、見ているだけで落ち着かせてくれる。優男風で頼りなげな細身ながらどっしりと根が張っているような……、つまり第一印象はいい。システムから借り受けたもの以上の、彼本来の性格がにじみ出ているのだとわかる。

 ただ、タイミングがよろしくなかった。随分と古いナンパ手段に見えてしまい、警戒を露わにした。

 

「…………誰だ、アンタ?」

「誰って? お前なぁ―――」

 

 気取ることなく近寄って、拒絶するオレに苦笑を漏らした男はしかし、その顔を曇らせた。訝しんでオレを見る。

 そこでやっと、別人だと理解した。慌てふためく。

 

「す、すまない。人違いだった。……申し訳ない」

 

 恥ずかしげにアタフタとしながら、古風な調子で謝罪してくると、同時に深々と頭を下げてきた。

 その過剰な反応に今度は、オレのほうが慌ててしまった。

 

「い、いや、そんな謝ることでも……」

「いや、言わせて欲しい。お互い禍根は残さない方がいいだろう」

 

 禍根ってそんな、大仰なことでも……。呆れてツッコミをいれそうになった。ただ、真面目に言っているとも伝わってきて、苦笑するしかなかった。

 下げた頭を上げると、申し訳なさそうな表情を見せる、まるで交通事故でも起こしてしまったかのように。おずおずと弁明してきた。

 

「……君の、そのアバターの容姿が、私の知り合いが使っているものによく似ていてね。ちょうど今日ここで待ち合わせていることもあって……、誤解してしまった」

 

 すまない……。また頭を下げそうになるのを、慌てて止めた。

 でも……、いいからいいから。しかし……、全然気にしてないから。だが……、いいって言ってるだろ! ……そうか、そう言ってくれるのなら―――。少し語調が荒げてまで止めると、ようやく納得してくれた。

 そして顔を上げると、葛藤を越えながらも、意を決して尋ねてきた。

 

「迷惑ついでに聞きたいんだが……、君とよく似たプレイヤーを見なかったか? 先のチュートリアルを一緒に受けていた、なんてことは?」

「一緒に? アレって……、個別じゃないのか?」

「個別? ……何を言っているんだ君は?」

 

 キョトンと首をかしげながらも吟味すると、その可能性に至った。

 ソレを確かめんと、はんば疑いながら聞いてきた。

 

「私の場合、他の人たちもそうだったらしいが、10人ほどでいっぺんに受講したぞ。個別で受けた者はいなかったが……、君は違ったのか?」

 

 コクリと、正直に頷いた。嘘をつく必要がない。というか、相手の言っていることに半信半疑だった。

 数人まとめてレクチャーする。その方が早く済むものの、初っ端のチュートリアルは一人で受けるものが、常識だった/そう思っていた。いきなり見知らぬプレイヤーと顔を合わせることになれば、と惑わされてしまう。皆が欲しがっているだろう開放感を、味わえないのではないかと思う。しかしながら、始めに顔合わせをすれば/互いに同じ集団の中同じ教えを受ければ、少なからず一体感が生まれるはず。知らない他人同士、声をかけやすい空気が出来上がるのかもしれない。どちらがベストだとは、一概にはくくれない。

 それなら何故、オレと彼とでは違っているのか? 考え込まされていると、彼も同じように考えさせられていた。

 

「……数が少なかったからか? いやしかし、この時間帯でか? 今だってログインしてきているはずなのに、わざわざ―――」

 

 ブツブツとつぶやきながら、思考をまとめていく。オレがその声で考えからさめ、パチクリと眺めた。

 しかし彼は、その視線を浴びても考えから覚めず、さらに深みへと落ちていった。眉根を寄せて、こちらに気づけないほど集中していった。

 このままではドンドン明後日の方角に行ってしまう……。そう危ぐされると、慌てて仮説を漏らした。

 

「あぁー、もしかしてだけど……、オレがβテスターだったからも。だいたい操作覚えているから手間を減らすために個別でやった、とか?」

「なんと、君はβテスターだったのか! ……それでか?」

 

 再び疑問符を追い求めてしまった彼にオレは、はんば呆れはんばホッとした。思わず/見かねて、自分がテスターであるとバラしてしまったが、予想していたよりもマイナスな反応ではなく流してくれた。

 またブツブツと考え込む彼に、もう勘弁してくれと後ずさり始めると、

 

「―――まぁ、ここで考えても答えは出ないか」

 

 ようやく目を覚ましてくれた。顔を上げると、先の固さは消え失せ穏やかな微苦笑に。

 そして頭を掻きながら、謝ってくる。

 

「……たびたび済まない。引き止めてしまったな」

「いいよ、そんなに急いでいるわけでもないし。アンタと違ってオレ、ソロで遊ぶつもりだから」

 

 そこまで不快なわけじゃなかったし、今更急いでも仕方がない……。これが今日の星回りだと受け入れた。

 それじゃと、区切りのいいところで別れを告げようとすると、反対に手を差し伸べてきた。

 

「【コウイチ】だ。

 私が言うのもなんだが、ここで出会ったのも何かの縁だろう、君の旅行きに同行させてもらってもいいかな?」

 

 男の/コウイチからのお誘い。

 予想外、というわけではなかったが、驚かされた。まさかソレを誰かから言われるとは、思ってもいなかった。その時のことを想定していなかった。

 戸惑って考えがまとめられないでいると、逆に尋ねた。

 

「……知り合いとやらは、いいのか?」

「もしもの為にメッセージは残しておくが……、おそらくもうここには来ないだろう。リアルで急な都合が入ったのか、別のログイン場所だったのか? いやしかし―――」

 

 答えながらまた、自分の思考の中に埋もれようとしていた。

 心の平衡を取ろうとしたのに、逆効果だった。慌てて引っ張り上げる。

 

「別のって、ここ以外にもあるのか?」

「……ん? チュートリアルで教えてもらわなかったのか? 

 万は超えるだろうプレイヤーを一箇所に集めてしまったら、渋滞が起きてしまうだろう? そのため12ヶ所に分割しているんだ」

 

 なるほど、理にはかなっている。

 β版は千人だけだったけど、本番はその10倍以上。この共有フィールドへの入口が一つだけだったのなら、かなり混雑して入場制限が起きたのかもしれない。その問題が引き起こされずスムーズにログインできたということは、そういう変更点があったからだろう……。ここも、β版とは違っているということか。

 

(だとすると……、予想以上に変わってるのかもしれないな)

 

 地形そのものが変わっている可能性が、極めて高い。街の数も増えているはず。β版の知識が/アドバンテージが、ここでは引き継げないのかもしれない。せっかくの経験値が台無しになる。

 思わず唸らされていると、ふとおかしなことに気づいた。

 

「もしかして、ログイン場所はランダムだったり?」

「そうみたいだ」

「……だったら、ここで待ってても意味がないんじゃ?」

「いや、そうでもないよ。この場所は他の11箇所と共鳴状態にあるらしくてね、地面や壁が伝言板がわりになってくれている。ここにメッセージを書いておけば、他の場所でも同じものが見れる。ソレを伝って、私に返信することができるはずだ」

 

 なるほど、そういう仕掛けがあるのか……。リアルで友人同士のプレイヤー達が、すぐに連絡を取れるようにするサービス。場所がランダムならば、同時間にログインしたからといって同じ場所に送られるとは限らない。

 色々と、聞きそびれたことがあった。β版を経験したがゆえに、そんな素朴な疑問を持つことができなかった。

 

(こんなことなら、もっと情報を聞き出しておけばよかったが……、今更遅いか)

 

 もうあの場所へは戻れない。自分で見て聞いて、探っていくしかない。

 一つ溜息を漏らすと、胸のワクワクがすぐにソレを補填した。……全く問題じゃない、楽しみが増えただけだ。

 

「返事がこないところを見ると、まだログイン自体していないのかもしれない。……全く、自分から約束したのにすっぽかすとは、見下げ果てたやつだ」

 

 フンと鼻を鳴らしながら、ここにはいない友人を叱りつけた。その仕草はオレが、妹の粗相に向かってやるのと似ていた。

 ソレを見てようやくわかった。何故彼に安心感を感じたのか、その根拠はどこにあったのかが。

 

「一度ログアウトして問い詰めてやりたいが……、折角ここまで来たんだ。今日は楽しんで明日にでも訊ねればいいだろう」

 

 呟きながら納得に至ると、オレに向かい直り、

 

「というわけで、今日は私もフリーだ。君も一人らしい。私のようなお喋りがウザったくなければ、一緒に楽しみたいんだが……どうかな?」

 

 再度の誘いの手。謙遜を交えながら、どちらであってもスッキリとできる二者択一、気持ちがいいほど爽やかだ。

 断る理由は……、特にない。ソロにこだわる必要もない。

 差し出された手を掴むと、自己紹介した。

 

「―――【キリト】だ。とりあえず今日は、よろしくな」

「よろしくキリト君。できれば明日以降もお供したいな」

「君はよしてくれ、こそばゆい。呼び捨てで構わない」

「ん、いいのかい? 

 なら改めて……、よろしくキリト」

 

 そう言うと、朗らかにほほ笑みかけてきた。ソレに釣られてオレも、微笑みを顔に浮かべた。

 すると、そんな二人の間へ割って入るように、半透明なウインドウが展開された。急に現れたソレに驚いたコウイチは、まじまじと見つめ返し、さらに目を丸くした。

 

「およ、【フレンド登録】完了……? メニューを開いてないのに、勝手に……?」

「知らなかったのか? お互いちゃんと名乗りあって握手すると、自動的に【フレンド】になるんだ」

 

 いちいちメニューを展開して、コマンドを呼び出しクリックする。その作業が面倒で簡略化するため、という点もある。ソレ以上に、通常知られているその一連の動作が、これから【フレンド】にならんとする同士にはそぐわないから。無味乾燥過ぎる。加えて折角のフルダイブなのに、わざわざ旧時代の/パソコンの画面越しのやり取りを踏襲するというのは、あまりにもリアリティを減退させる行為だった。

 若干、自分の考えで脚色した製作者の哲学を説明すると、

 

「ほほぉ……、ソレは素晴らしい」

 

 オレが初めてソレを知った時と同じ反応を示してきた。

 その嬉しそうな反応に気をよくされたのか、おまけにもう一つ口から出た。

 

「ちなみにハグをすると【ファミリー】になる。勝手に登録されるものだから、注意しておかないとな」

「【ファミリー】の場合は、こんな報告ウインドウが展開されないのか?」

「もちろんあるんだが、いちいちクリックして消すのが面倒だろ? 消さないとずっと残るし。慣れたら大概、展開されないように設定しなおす。その時【フレンド】だけじゃなくて、他の関係も同時になくなるから」

「なるほど……。ソレは不具合だな」

「どうしても直さなくちゃならないもんでもないさ。……日本じゃハグする奴なんて、限られてるだろ?」

「ソレはわからんよ、ここは仮想世界だからね。現実でできないからこそ、あえてやってみたくなるものだろう?」

「そうとも……、言えるかな?」

 

 否定し切れる自信は、なかった。おそらく自分はやらないだろうが、ほかのプレイヤーがやらないとは限らない。普段はインドア派ではんば引きこもりだけど/だからこそ、ここではハッチャケテしまう。……無いことはないだろう。

 

「まぁこれで、【フレンド】登録も済ませた、名実ともに友人になったわけだ。あとはもう、出発するだけだな」

「だな。と……その前に、装備整えておかないとな」

「確かに、初期装備のままはまずいか……」

「いや、そうじゃなくて……、ちょっとした裏ワザみたいなものさ」

「裏ワザ……?」

「ここがβ版と変わっていなかったら、あるはずなんだ。とりあえずコレよりワンランク上の装備をゲットして、簡単に幾つかのパラメータを上げる方法が」

 

 ニヤリと、ここだけの話だと、声を細めた。

 βテスターなら誰でも知っている話だ。皆ソレを後で知って、悔しい思いをした。……ココでは、その悔しさを払拭したい。

 

「フィールドに出る前にやっておけば、戦いに慣れてなくても速攻で殺されることはないだろう。……こんな初期でデスペナ背負いたくないからな」

 

 肩をすくめながらそう言うと、コウイチも同感とばかりに頷き柔らかく微笑んだ。

 そして、マジマジとオレを見つめると、衒いも見せずに賞賛してきた。

 

「どうやら私は、随分と幸運だったらしいな。君のような熟練プレイヤーに出会えて」

「熟練って……、よしてくれ。ここがβと同じ保証はどこにもないんだ。そうなったらオレもコウイチと同じ、ビギナーだよ」

「そうはなりそうにないと思うが……、先輩扱いは嫌いかな?」

「年上にそうされるのは、な。……そこまで自信ない」

 

 オレの指摘に眉を上げた。

 

「ほほぉ……、何故私が君より年上だと?」

「喋り方とか雰囲気が、年下とか同年代とかじゃないからかな。オレの周りには見かけないタイプだったから、てのもある。まぁ……、絶対とは言えないけど」

 

 十中八九は、確信していた。ここでは確かめる術はないが、直感が訴えていた。

 目の前のコウイチは、現実のオレよりも年上だ。学生以上に教師か学者なのかもしれない。こんなネットゲームを、しかもSAOを初日にログインできているのだから、父親と同じ年代ではさすがにないだろう。頭と品の良さが、実年齢よりもふた回りほどかさ増ししているのかもしれない。

 

「そうか……。なら、答えるべきではないな」

「ここでそういうのは、ルール違反だし」

「そういうことだな。

 今の私は【コウイチ】で、君は【キリト】だ、お互いこの世界の住人で初めての友人だ。……この素晴らしいロールプレイングを楽しもうじゃないか!」

 

 コウイチはそう言うと、周りを華やかせるように笑いかけてきた。

 その大仰な台詞回しにオレは、こそばゆく頬をかいた。……ソレはあまり、悪い気はしなかった。

 

 

 

 

 




 長々とご視聴、ありがとうございました。

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