偽者のキセキ   作:ツルギ剣

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ボスエリア ゲーマーの孤独

 

 

 ボスエリアの奥、怯えと妬みの視線を背に狭い螺旋階段を上がった。コツコツかんかんと、足音が鳴る。不思議にも響いてくる、恐ろしく静かだからか……。

 ほかに誰もついてこない/独りであることを自覚させられる、そうするように仕組んだ……来るはずなどない。俺なりの/βテスターとしての責任の取り方、コレでプレイヤー間の争いの芽は潰した。

 皆の不満と恨みを背負う、そう決めた。だから―――構わず登る。

 

 

 

「―――待って!」

 

 覚悟をきめたのに、声をかけられた。女性の声/よく見知った声音。先まで隣で一緒に戦っていたパーティーメンバー。

 思わず振り返った/振り返ってしまった。

 

 そこにいたのは、こんなゲーム世界にいるはずのない美少女。完璧という言葉を形にしたかのような女性プレイヤー=【アスナ】。

 腰まで届きそうな栗色の髪に、スラリとしたスタイル。立ち姿は絵にして飾っておきたいほど。凛とした風情からタキシードでも着せれば美少年にでもなりそうだが、所々にある女性らしい丸みがそうさせない。今着ているような、長旅用の茶色のフーデッドマントですらそれを匂わせている。フードをとってしまえば、それがいや増して意識されてしまう。

 小さなたまご型の輪郭に、キリリと引き締まった細い眉/意志の強そうな透き通った瞳。この世界の再現限界かもしれないが、彼女なら現実でもきっとそうだと思わせるほど傷もシミも一つもない眞白な綺麗な肌。ほんの少しだけでも微笑まれたら、男女構わずたちまち虜にしてしまいそうな顔立ち。だが今その顔は、不機嫌さを顕にしてしかめられている。会った時からずっと、ハリネズミのように全方位に警戒心を撒き散らしていた。

 

「……来るなって、いったはずだぞ」

「言ってないわ。死ぬ覚悟があるのならついてこい、てだけよ」

「それは『ついてくるな』って意味だ」

「そうだったの? 私にはそう聞こえなかったわ」

 

 それが何? と言わんばかりの無表情。こちらの拒絶など忖度するつもりがない=いつもどおりだ。

 苦笑がこぼれそうになったが、堪えた。今はそんな弱さを見せていい時じゃない/彼女まで巻き込んではいけない=しかめっ面を保った、コレはオレが/オレだけが背負わなければならない責任なのだから。ビギナーの/ネットゲーム自体初心者の彼女が背負う必要のないことだ。

 裏腹に睨んだ。なぜ来た?/今来たらどんな目に遭うかわかるだろ?/何でオレに近づいてきたんだ? ……おおよそ答えがわかっている繰り言を次いだ。

 オレの含みを読み取ってくれたのか/そもそも衝動的な行動だったのか、答えられず黙ってしまった。言わなきゃいけないことはわかっているけど、ソレを言ってはいけないこともわかっている、何と返事をすればいいのか用意していなかったことに気づいた。屹然としていた目が泳ぐ。

 しばらく黙っていると、言い訳がましく/やっと思い出したかのように

 

「……に、兄さんからの伝言」

「コウイチから……。何だって?」

「『こんな結果になってしまって残念だが、利用させてもらう。先の会議で提案したことを実行するよ。君がよりビーターらしく振る舞えるように仕向ける』……て」

 

 伝え終わると、バツの悪そうな顔をした。

 驚かされるも、すぐに理解して苦笑した。実にコウイチらしい……。ありがたいサポートだ、慰めや謝罪よりよほど気は楽だ。

 

「それだけ?」

「『【フレンド】からは外さない、いつでも連絡してくれ』てことも」

「そうか……。そいつは助かる」

 

 オレを【フレンド】から外さなければ、コウイチにもビーター疑惑がかかってしまう。ただでさえ、あの変異しようとしたフロアボスを寸前で倒してしまった功績がある。一応オレがハッキリ否定したが、勘ぐりは抑えきれないだろう。少しでもオレとの繋がりを断ち切って潔白を証明し続けなければならない。なのに、そんな危険を犯し続ける……。

 巻き込みたくないが、協力はありがたい。素直に受け取った。連絡を取り合うぐらいなら上手くケムに巻ける/すぐに【フレンド】を切れば証拠も残らない、との算段もあるが、それ以上の信頼感がある。……こころなしか、これからの不安が薄れた気がした。

 まだ躊躇いが晴れず黙ってしまうアスナに、そっけなく、

 

「それじゃ、もういいだろう? 先に行くから―――」

 

 これで話は終わり……。ちょっとした確認をしただけ、パーティーを組んでいたのだから当たり前のこと、皆への言い訳がたつ。不審がられることは少ないだろう。これで彼女はビーターたるオレと関わりなくゲーム攻略に勤しめる……

 そう思って踵を返すと、

 

「ま、待って! 待ちなさいッ! まだ話終わってないから!」

 

 アスナは追いすがるように、コートの裾を掴んだ/慌てて引き止めてきた。

 急に止められてバランスを崩す。振り返るとアスナの顔が、先よりも近づいた彼女が視界を占領していた。―――心臓が、跳ね上がった。

 息を呑む、顔が赤くなる。ふわりと甘い香りが漂ってきて、思わず顔を背けた。

 こんな近くで女の子の顔を見たのは、初めてだった。何より、無防備な彼女は今までと違って……。あらぬ方向に視線を向けてしまった。しまったと舌打ちするも、訂正するには遅すぎる。

 幸いなことに、彼女も同じようなことをしていた。いつの間にかコートを放している。すぐにいつものしかめ面に戻すも、顔の赤さの残滓を隠しきれていない。

 

 気まずい沈黙が流れた。

 互いに何を言えばいいのかわからない、どちらもコミュニケーション能力が乏しいことを露呈。ボリボリと意味なく頭の側面を掻く。

 それじゃ、サヨナラ……。脈絡はなかろうとも別れる=オレの目的には叶う。少しばかり締まらないが、はじめの一歩なのだからこんなものでいいだろう/諦める。そう言うとすると、アスナがコホンと仕切りなおしてきた。

 再び向き直る、今度は目を逸らさずに相対した。でもどちらも口火を切れない。また沈黙が流れそうになった。するとアスナがフゥーと、長い吐息を漏らし瞑目。そして「よし!」と気合を入れると、真っ直ぐこちらを見据えて、

 

 

 

「―――ありがとうキリト君。色々とレクチャーしてくれて」

 

 

 

 感謝を告げると、微笑みを向けてきた。

 

 拍子を抜かれてしまった……。

 言葉が出てこない。不思議なものを見るような目でパチクリと、ただ見つめ返した。

 

「あなたのおかげで助かった、あなたがいてくれて良かった。あなたがいてくれたから自暴自棄になってたのを止められた。それだけは……、伝えておきたくて」

 

 そう言うと、微笑みが苦笑に変わった。これが今の私の限界……。そう言わんばかりに恥ずかしそうに、だけどスッキリしたかのように満足している。

 何も言い返せずに、黙ったままその顔を見ていた。

 胸に堪えるものがあって、言葉が出てこなかった。そして図らずも、弱音までこぼれそうになった。彼女ならもしかしたら/ここで頼めば、一緒に来てくれるかも知れない……。

 寸前で堪えた。

 それはダメだ、彼女を巻き込んではいけない。コレはオレだけの問題だ―――。弱音を押し殺し、強がりを通した。

 

「……君は、強くなれるよ。剣技だけじゃなくて、もっとずっと大きくて貴重な強さを身につけられる。だから、間違っても一人で戦おうなんてするなよ。ソロプレイには絶対的な限界があるから」

 

 オレのようにはならないで欲しい……。先の戦いで見えた彼女の才能は、そんなことで潰されていいものではないのだから。彼女は、皆を率いるにたるリーダーになれる。それだけの輝きが彼女にはあった。

 アスナは静かに、見つめるだけ。真っ直ぐ射抜くように、オレの胸の内にある本心を抉りだそうとした。そして何かを見取ると、言おうか言うまいか悩んでいるのだろうか、いつもどおりのしかめっ面で恨めしそうに睨む。

 無言の意地の張り合い、先に折れたのはアスナだった。ため息を一つこぼすと肩を落として言った。

 

「……次にあった時、私をどうやって迷宮区から運んだのか、教えて」

 

 いいでしょ、そのぐらいは? そう言わんばかりにムッツリと、妥協できるのはここまでと不満顔で言ってきた。

 

「ああ、それだったら―――」

 

 答えようとしてふと、気づいた。次にあった時……。その言葉の真意が胸の中で谺した。噛み締める。

 代わりに断りを告げようとしたが、やめた。それに意味はない/言っても無駄だ。彼女がこれから前線で戦い続ける限り、オレともう一度遭遇することはありえる。目的地は同じなのだから、再会を避けることはできない。

 

「……わかったよ。次に会った時な」

 

 降参……。溜息とともに、力んでいた肩の力を落とした。随分と強ばっていたことに、初めて気づいた。

 オレのそんな様子に、アスナの顔が綻んだ。

 

「それじゃぁ、またね。キリト君!」

 

 爽やかにそう言うと、戻っていった。皆のもとへ。……心なしかその後ろ姿は、弾んでいたように見えた。

 

 

 

 彼女を見送ると、ようやく踵を返した。再び階段を登っていった。

 ほんの少し小走りに/彼女の残り香を振り切るように。今度こそ振り返らないように……。

 

 

 

 

 

 ◆   ◆   ◆

 

 

 

 螺旋階段を登りきった先は、扉へと続いてた。踊り場はなく階段が天井まで続いている。この世界で作られた造語=古代エルフ語らしき文様/幾何学的な模様がびっしり書き込まれている天井、上層への扉<魔法陣=【階層門】。描かれた模様が仄かに淡いでいる/エネルギーが充填し待機状態に……アクティベートを待っている。

 そっと、手を触れた―――。

 予期していた硬質な反発はなく、ゼリーのような柔らかい低反発。手のひらを中心に波紋が波打つと、両手が天井にめり込んだ/溶け込んでいく。

 天井に消えた腕=冷ややかな感触/感覚そのものが薄れてしまったかのような……久しぶりの感触。知っていたのに不意打ち+感慨深い=相変わらず慣れない、相反する感情が新鮮な気持ちを保つ=新しい世界に踏み込むワクワク・ドキドキ感―――構わず進む、階段を登っていった。体すべてが、階層門の中に溶けていった。

 眩いばかりな真っ白な光、目を閉じても突き刺してくる/全身の感覚が一時、消え去った……。

 

 恐る恐る、うっすらと目を開けた。強い日差しが目を刺ししかめる/顔を背ける、手をかざした。今まで洞窟内でもあったのですぐには慣れない。

 なんとか持ちこたえていると、光に慣れてきた。しっかりと見開く。

 

 

 

 広大な絶景が広がっていた。

 

 

 

 見渡す限りの山、山、山脈。高原! 

 昔家族と旅行した北海道を思い浮かべた。それよりもなお広大&のびのびとしている。薄い雲かかっていてもおかしくない超高、空気もひんやりカラッと透き通っている。ここが城の中であることを忘れてしまう大自然が、そこにあった。

 うねる赤茶けた山々、所々に緑の草原が引き詰められている。遠くからでは詳しくは見れないが、そこには動く小さな点がいくつも。草原をゆっくりと移動しながら進み、止まりまた進む。美味しそうな草を求めてむしゃむしゃと、牛たちが暮らす。長閑な放牧風景だ。

 オレのいる場所は、山の中腹に切り立ってられた断崖。フロア全体を眺望できる絶景ポイント/βテストと同じ、下から続く階層門は見晴らしがいい小高い場所になっている=この異世界を楽しむための仕掛けだろう。……乗せられたくはないが、粋な計らいと言わざるを得ない。

 振り返ると足元には、先ほど見た天井の魔法陣がうっすらと光を放っている。足先をそこに付けてみると、波紋が再び広がった。水面に雫を落としたかのように、地面がたわむ。一見すると硬い地面があるように見えるが、一階層へと続く階層門だ。……こちらからだと罠にしかみえない。階段踏み外して下まで転げ落ちたりしないんだろうか……。

 心配は一瞬、すぐに切り替えた。ここから第二層にくるプレイヤーは、もういないだろう。

 

 谷間に見える街=第二層主街区【ウルバス】。

 一望したなかでも一際大きなそこまでは、遠くはない。ここから歩いても十数分もかからない。でもここが、【圏外】のフィールドであることには変わらない。気をつけなければモンスターに襲われる。

 フロアボス戦で疲弊してしまった以上、一度第一層の街までもどって回復するのが安全だ。そこで一ヶ月もかけてしまった教訓は、βの知識があるからといって侮ってはいけないということ。生き残ってゲームクリアするには、石橋を叩いて進むぐらいの慎重さが必要不可欠だ。……攻略に参加したプレイヤーは来ることはない。今ここには、俺一人しかいない。

 

「よし! さっさと【転移門】のアクティベートでもしてやるか―――」

 

 気合を入れなおすと、一歩を踏み出した。

 怯えや躊躇い<一人の気楽さを満喫=誰もいない異世界を堪能していると無理やり暗示。ただでさえ孤独なのだから、幸先ぐらいは晴れやかな方がいい。【ウルバス】まで歩きはじめた。

 しかし―――パキンっ!

 何かが砕ける音/不吉な嫌な音が、前進を止めた。枯れ枝でも踏んだのか……。

 踏み出した足を止めると、その上に小さな真珠が3つ、ポロリとこぼれ落ちてきた。赤茶けた地面に生える眞白な真珠。地面にまで落ち、上でコロコロと転がる。

 

「…………何だ、これ?」

 

 つまみ上げたソレを手のひらに転した。

 小指の爪程度の真珠、同じサイズで3つ、オレの何処かからこぼれた。……どこかで見たことがある。

 ハッと息を呑んだ。すぐさま首元を調べる、そこにあるべきアクセサリーの所在を確かめた。装備しているはずのソレを確かめる―――

 

「―――嘘だろ。こんなことって……」

 

 何も無い感触に、がっくりと肩を落とした。

 ウキウキさせた気分が一気に沈んだ。その場にヘタリ込んだ。涙までこぼれてくる……。

 

 首にかけていたアクセサリ=【生命の首飾り】=大事な命の保険。このデス・ゲームの中で最も必要とされる、殺されても復活できるアイテム。それが壊れて、手のひらの三つの真珠に成り果てていた。

 一縷の望みを抱いて真珠のアイテム説明を見るも、【首飾り】とは違う文章/違うアイテム名=【生命の宝珠】。

 食べるとHPの最大値をほんの少し上昇させてくれる消費アイテム。優れものだが、復活の力は失われていた。今のオレにはアクセサリの修復スキルはない、できたとしてもかなり高レベルまでスキルを高める必要がある、そもそも直せるのかどうかすらわからない代物だ。《耐久値》はほぼ無限大に近かったのに壊れた理由、あるいは変化した理由。どうして急にこんなものになったのか? 

 『第一階層でしか使えない』と見て、間違いないだろう。あるいは最悪、『第二階層に誰かが足を踏み入れたから』かもしれない。その場合は、全てのプレイヤーの首飾りが壊れているはず。

 ✕このまま黙って被害を広げる、○確かめる。……いきなり、切ったはずの人の縁を辿らなければならない。

 

「……はぁー、今日は色々とついてないなぁ―――」

 

 手を振って、メニューを展開。このことをいち早く知りたそうな奴に/伝えてくれそうな奴に連絡を入れる。―――【アルゴ】の名前をクリックした。

 

 メニューウインドウの上に、メッセージウインドウが開いた。新規メッセージの入力のためにホロキーボードを出現させようとすると、逆にメッセージが受信されているのに気づいた。

 メッセージを開くとそこには、

 

【大変な迷惑をかけたみたいだな、キリ坊―――】

 

 ……耳が早い、早すぎる。

 もうあのことを知っているだと!? 受信時刻は今からほんの数分も経っていない。ボスエリア前でハインディングでもしていたんだろうか? ……

 驚きが過ぎると、苦笑をこぼした。

 独りであることを覚悟すると、他人の優しさがよく染み込んでくる。真っ先にコレを送ってきてくれたことに、胸の内で感謝しようとした。

 

【お詫びに、情報をひとつタダで売ってやるよ】

 

 ……なんだと!? 無料、あいつが、あの守銭奴が! 見間違いじゃないよな……、確かにある。そう書いてあるぞ! ……今日は鼠でも降ってくるのか?

 こんな機会は滅多にない。是非とも秘匿情報を、個人情報を。できればあいつの弱点になることでも聞き出さねば、このチャンスを逃さず次につなげるためにも。感謝? そんなもんドブに捨てろ、こんなチャンス今度はいつ巡ってくるのかわからないんだぞ。これ以上ぼったくられる前に、今のうちに弱味を握っていれば―――。

 そこまで考えて苦笑した。目的を見失っているぞ……。

 他にメッセージはない。首飾りが壊れたなんて情報はない。受信時刻から推測するにオレが階層門を通る前だから、コレを書いている時点では何も起きていないはず。続いて何らかのメッセージが送られていないところを見るに、階層門を通っただけでは壊れないと推測できる。もし壊れたのなら、その原因であるだろう/トリガーを引いたであろう俺に連絡を取らないはずがない。感謝のメッセージを送ったあと、すぐにそんな確認を取るようなメッセージを送るのは気が咎める。なぁんて内気さ/繊細さは、アルゴらしくはない。

 階層門をくぐっただけで首飾りは壊れない。ならば次に考えられるのは『【転移門】のアクティベート』だ。

 

【《生命の首飾り》は二層に行くと強制的に破壊されて、《生命の宝珠》なるアイテムに変化してしまう。消費することでHPの最大値を微上昇させるアイテムだ。オレはそれを3つ手に入ったが、死亡していたら数は減っていたのかもしれない。登る際には注意するように呼びかけてくれ。

 あともしかしたら、転移門のアクティベート化だけでも破壊されるかもしれない。皆と連絡を取ってどうするか決めてくれ、それから《転移門》を開く】

 

 キーボードをタップし終えると、クリック―――送信。メッセージがアルゴに送られた。……結局こっちが、タダで情報を売ってしまった。

 なにか言われるかもしれないが、まぁいいだろう。今はいい案が思い浮かばない/欲しい情報はない。何より貸しを作っていたほうが、情報を得るよりも何倍もいいだろう。

 

 気を取り直すと、【ウルバス】への道を降りていった。駆け足で。

 『ビーター』を名乗った以上、それ相応の実力を備えておかなければならない。門を開通させるまでの2時間余り、相談する時間も鑑みればもう1時間はプラスだろう、その間このフロアはオレの独占状態にある。他プレイヤーたちと差をつけるためにも、できるだけ情報を獲得しクエストをこなす必要がある。

 新たに手に入れたコートをはためかせながら、山の斜面を駆け下りていった。

 

 

 




 長々とご視聴、ありがとうございました。

 感想・批評・誤字脱字のしてき、お待ちしております。

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