やっぱり、ラブライブの曲を聴きながら執筆はいいものですね。
Snow halation とかSTART_DASH!!とかですね。まあ他にも沢山ありますけど。……ニセコィ関係ないね(-_-;)
では、投稿です。
本編をどうぞ。
翌日の朝。
集の発案でもう一度クリスマスパーティーが開かれる事になった。俺の予想だと、昨日、姉貴をパーティー会場から連れ去った言葉が原因だと思うけど。
「(……高級スイートルームに行くとか言ったんだろうなぁ。んで、男子共がその詳細を聞きたい為、もう一度パーティーを開いたって所か)」
俺は不参加にすると集に連絡したのんだが、クラス全員が集まらないとダメだ。と言う意見を貰い今に至る。
とにかく、集が借りたパーティー会場のドアを潜り中に足を踏み入れる。
「あ、蓮君。今日は来てくれたんだ」
俺を見て、パタパタと此方にやって来たのは、小咲だ。
服装も、俺と買い物に行った時購入した、黒を基調にしたワンピースを着ていた。上に羽織るカーディガンは、店端のハンガーに掛けられている。
「まあ一応。……気を抜いたらぶっ倒れそうだけど」
そう。俺はまだ、昨日の疲れが抜けきってない。
たった一日でも、お袋の変わりはきつかったのだ。
「だ、大丈夫?」
「大丈夫だ。いつもの、倍以上働いただけだしな。まあ、このパーティーは持たせるから心配するな」
「そ、そっか。きつくなったらいつでも言って。体を壊したら大変だからね」
ここまで心配してくれるなんて、小咲マジ女神だわ。
「ああ、そうさせて貰うよ。その服、大人っぽくて似合ってる。買って正解だな」
俺、眼福です。
小咲は、笑みを浮かべながら頷いた。
「うん、ありがと。きっと、蓮君が来てくるって思ったから、着てみました」
「サンキュー。……で、いいのか?」
「そうだね」
と言って、小咲は苦笑した。
俺と小咲が付き合い始めてから約2ヶ月が経過したが、未だにバレてない。このままバレずに卒業したいものだ。てか、るり辺りは、気付いてそうだけど。
やはりと言うべきか、あの言葉はかなり勘違いされてるらしい。まあ、姉貴と楽が必死に弁解してるから、何とかなりそうだけど。
「やっぱり、一条君のあの言葉は誤解だったんだね」
あの言葉とは、『高級ホテルスイートルームに行くんだよ!』って言葉らしい。……てか、俺の予想が当たったよ。
「まあそうだな。スイートルームは、姉貴とお袋の雑談に使われたぞ」
「その時間を作る為に、蓮君は通常より働いたんだね」
「その通りだな、小咲さん。てか、後でツリーを見に行くか」
会場から抜け出す形になってしまうが、二人いなくなった所でパーティーには支障はないし、気付かれる事もないだろう。
でもまあ――、
「小咲は、るりに言わないとアレだな」
「……言っちゃっていいの?」
「るりになら隠す事はないだろ。小咲はるりと親友なんだろ?てか、もう気付かれてるんじゃないか?」
「そうだね。その通りだよ」
それじゃあ行ってくるね。と小咲は言い、飲み物を取りに行っているるりの元へ向かった。
小咲 Side
「るりちゃん、これから出かけて来ていいかな?」
「いいけど、小咲1人で?」
「……蓮君とかな」
わたしの言葉に、目を見開くるりちゃん。でもこれで、るりちゃんの中で、色々と辻褄が合ったと思う。
るりちゃんは、わたしだけに聞こえるように、
「……やっぱ、あんたら付き合ってるの?」
「う、うん。約2ヶ月前位からかな。今まで黙ってて御免なさい」
「それは気にしなくていいわよ。言う決心が付かなかったんでしょ」
頷くわたし。
「そういうことならいいわよ。楽しんで来なさい。……だけど、詳細は聞かせて貰うわよ」
「りょ、りょうかいです」
るりちゃんに許可を貰い、わたしは蓮君の元へ戻りました。
小咲 sideout
「お待たせ。るりちゃんに言ってきました」
「そうか。んじゃ、行くか」
「うん、りょうかい」
俺と小咲は、皆に気付からないように会場のドアを開けて外に出て行く。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
「気付かれず出てこられたね」
そう言ったのは、ワンピースの上にお洒落なカーディガンを羽織り、ピンク色のマフラーを巻いた小咲だ。
ちなみに、俺はいつもの恰好に、黒いジャケットを羽織っている。
「何とかな。まあ、バレる事はないだろ」
歩道を歩きデパートの二重自動ドアを潜ると、デパートの中心に巨大なクリスマスツリーが鎮座していた。
かなり大きいクリスマスツリーだ。周りの装飾が、ツリーの迫力を増している。
「……綺麗だね」
「……そうだな」
取り敢えず、近場のベンチに腰を下ろす。
肩が触れ合い、お互いの気持ちが分かるようだった。
小咲は、何かを思いついたように、鞄からスマホを取り出しカメラを起動させた。おそらく、羽姉に写メールを送るのだろう。
写真を撮ってからメール機能を展開させ、添付ファイルに写真を張り付けて、羽姉ちゃんにメールを送った。
「羽さん。見てくれるかな」
「見るだろ。小咲からのメールだしな」
「そうだね。今度は、3人で来ようよ」
と言っていたら、返信が返ってきた。
内容は、
『クリスマスツリー、綺麗だね。来年は一緒に見ようね♪』
という内容だ。どうやら、考える事は同じらしい。
俺と小咲は苦笑した。
「羽姉も同じ事を考えてくれたとは」
「ふふ、そうだね」
とまあ、時間まではデパートを回り、楽しい時間を過ごした。
まあ、帰った後ぶっ倒れてしまったけどね。
次回は、結構話を飛ばすかも。(巫女さんとか席替えとか)
春ちゃんの扱いをどうしようかなぁ。と考える今日この頃ですね(笑)
ではでは、感想お願いします!!