最強寒波到来らしいですがどうでしたでしょうか?
私は寒波の中傷物語を見に行きました。忍...というか傷物語なのでキスショットアセロラオリオンハートアンダーブレードと言うべきなのでしょうか?まぁ忍が可愛い。
サクラの修行開始から早1週間。
とっくにナツたちは帰ってきているが、修行は終わらず俺は今日も空に浮かんでいる雲の数を数えている。
「はっ、せいっ!」
いいね、いいねぇ。年頃の女の子が頑張るのは。何故か知らないけどラ○ライブ思い出したよ。
一話とかあんな感じだったわ。
あ、落ちた。
「はいやり直しー」
「あああぁぁ!!」
バターンと地面に倒れこむサクラ。
1000枚中300枚ぐらいは叩き落とせれてるような気がするがそれでも300なのだ。
俺もかつて絶望した。
分かる分かる。
「これ本当に出来るものなんですか⁉︎」
「出来る。だって俺が出来たんだもの」
前世では折り紙の鶴も折れなかった不器用の極みである俺が出来たのだ。
つまり根性でどうにでもなる。
「アルさんも確か今私がやっているのと同じ事やったんですよね?その時何かきっかけみたいなのありましたか?」
「どうかな...俺は馬鹿みたいに回数やって動きを覚えたからな。きっかけはなかったんじゃないか?」
「そうですか...仕方ありません。こうなれば根性です!」
まぁその時の練習で写輪眼が開眼したこともあったがそれを言うとズルとか言われそうだしな。
「そうか。がんばー」
「むっ、ちゃんと応援してくださいよ」
「頑張れー。期待してるー」
俺の風魔法で小さな竜巻を起こし木の葉を舞いあげ、少し離れたところにいるサクラの所に落ちる。
ちなみにこの魔法は俺の魔力を三分の一ほど削って使っているので持続力がかなり長かったりする。
一回発動してしまうと3時間は消えない。そして3時間もあれば俺の魔力が元通りになるので実際には消えない竜巻なのだ。
「とぉ!せいっ!やぁ!」
しかしサクラは筋がいい。
メルカスの村でも隠密行動とか上手かったし元からそういう才能があったのかもしれない。
正直な所サクラが俺を抜くのは時間の問題なのかもしれない。あいつガチな方で天才剣士になるかも...。怖い。
「しかし次の話って呪いの笛みたいな話か...ってことはエルザ登場か」
エルザ・スカーレット。
妖精女王(ティターニア)の異名を持つ、妖精の尻尾最強の女魔道士。
戦闘スタイルは俺がナヘマー(笑)と戦った時に用いた換装と呼ばれる、別空間にある鎧や剣を取り出す魔法を得意としている。
貯蔵している数が無限じゃない「無○の剣製」みたいな?
「ま、俺が行くわけじゃないし暫くのんびりしとこう」
「プーン」
今更ではあるがプルー(仮名)はサクラがメルと名付けた。
由来はメルカスの村から。
「プーンプーン」
「何だ?お前もやれよって言いたげな顔だな」
「プーン」
コクコクと頷くメル。
やなこった。俺は寝ると決めた。
雲ひとつない青空。そよ風(俺が作り出した竜巻の余波)もいい感じ。
絶好の昼寝日和である。
そして俺は今眠いのだ。
「映画 酔○でも師匠寝てただろぉ...」
誰にも分かりっこないことをいい目を閉じる。
すぐに眠気は俺の脳の活動を停止させ夢の中にダイブさせた。
「プーン」
「むぅ...何だよ」
メルに体を揺さぶられ強制的に起こされてしまった。空の色はまだ青く一時間も経ってはいないだろう。
風魔法が解けるには早いし、何だと思い顔を上げてみると目の前にはデケェ胸があった。
「これが天国か」
「えっ?何?」
「いや、何でもない」
乳から顔を上げるとルーシィがいた。
まぁ何となくデケェ胸でルーシィだな、とは思っていたが...。しかしデケェな。
「んで?何の用だ?」
「あ、うん。急で悪いんだけど明日って暇?」
「明日?明日はフリーだな」
ルーシィがパンッと某錬金術漫画みたいに手を合わせて俺に頭を下げた。
「クエスト着いてきて!」
「・・・取り敢えず理由教えてもらっても?」
「あ、早とちりだったわね。そう、あれは...」
説明が面倒なので簡単に説明するとルーシィが俺にお願いしたのはエルザ初登場であるララバイ(?)編のクエストだ。
理由その1.ルーシィ一人じゃあの二人(ナツとグレイ)を落ち着かせることが出来るわけがない。
その2.単純に強い。ヘルプ
その3.
エルザ「何?フィオーレ格闘大会の優勝者だと?それは頼りになる。連れてこい」、と
以上3つが理由。
というか俺の知らない所でエルザにターゲットにされてるんだけど。更に言うと俺とルーシィでもナツとグレイを抑えれるわけない!
エルザ一人で充分だろ!!
俺はのんびりしてたいんだ!
後加えて言うがマカオ(?)のクエストからまだ2日しか経ってねぇだろ!早いわ!!
と言うのが俺の文句である。
しかしここはジェントル↑マァン↓な俺はそんな事は言わないのだ。
「と言う事なんだけど...」
「妖精女王がいるんだろ?俺絶対いらねぇだろ...あと俺サクラの修行見なきゃいけないし」
「見てるだけじゃない」
まぁその通りではあるが...
「いやいや、俺には酸素を取り入れ、二酸化炭素を排出する作業があってだな...」
「ただの呼吸じゃない!」
チッ、バレたか。
しかし何て言って乗り切ろうか...だって俺いなくてもバーサーカーみたいな3人でララバイぶっ飛ばしてたじゃないか。
俺が行ったところで市販の魔法弾を撃つのと、近所の店で買った少し頑丈の刀を振り回すしか能がないのだ。
「ルーシィ、考えてみろ。ナツ、グレイ、エルザ...無敵じゃないか」
「確かにそう見えるけどさ...あ、そうだ。これ預かり物」
はい、と手渡されて反射的に受け取ってしまう。
このような展開を俺は知っているぞ。
あれだ、中にめっちゃ怖い事書かれてるやつだよな。
「誰から?」
「エルザから」
「返す」
「見なさいよ!」
エルザってだけで凄く嫌。
テストの返却より嫌だ。
しかし現実と言うのは非情である。
俺は仕方なく開けた。
「・・・」
「・・・・・」
「・・・・・・・・行きます」
「何があったの⁉︎」
その日の晩、俺はサクラと飯を食っていた。
勘違いされないように言っておくが同居ではない。俺の部屋の真正面の部屋に住んでいる。
サクラの家賃も俺が払っている。ヤバい。俺優しい。
サクラは同居でいいと言ったが絶対嫌だった。
いや可愛いんだよ?可愛いけど家にいたら俺絶対ルパンダイブする自信があるもん。
何?主人公だろって言いだけな顔だな。
残念ながら俺はモブ役だ。
故に漫画の主人公のように純粋ではない。というか汚れまくっている。
とまぁ俺の痴態はこれまでとして話に戻ろう。
「サクラ、俺は明日クエストに行くから大人しくしとけよ」
「犬ですか私は...」
ハムッと自然なのかそれともわざとなのか知らないが可愛い食い方をするサクラ。
ちなみに今日の夕食はシチューである。
メルも少量ではあるが食べている。
「一日で終わるクエストですか?」
「どうだったかな...確か...」
脳内でララバイ編のクエストを思い出す。
ナツが上昇気流でパワーアップしたり、ララバイとの戦いで見開き1ページ使ってたような記憶はある。
「多分一日だな...あぁでも帰りは遅くなる」
今思い出したが確かララバイ倒した時周囲の被害が凄かった筈である。
くそっ、ちゃんと原作見とけばよかったな。
「それじゃあ明日は私も休みですね」
「そうだな...出来れば毎日やって貰ったほうがいいけどな...」
流石に一日継続する竜巻を作り出すことは出来ない。
いや、出来ないことはない。
とっておきを使えば簡単に出来るのだが、それは使わざるを得ない時にだけ使用すると決めた。流石に修行で使うのは勿体なさすぎる。
「代わりに逆立ちで街300周でもしてたらどうだ?」
「私を殺すつもりですか」
おいおい、かの有名なロッ○・リーだってやってたことじゃないか。
「私も付いて行ったらダメですかね?」
「ダメだ。今回は特にダメ」
何せララバイが関わってくるのだ。
失敗することはないだろうが死が関わってくる。
サクラはまだ未熟。ポケモンで例えるならムックルぐらいなのだ。
「大人しくメルと留守番しとけ」
「プーン」
「・・・」
終始口を膨らませたままのサクラ。
それを無視して俺はシチューを食べるのであった。
ララバイ編全然覚えてなくて結構ピンチだったりする。
ヘルプ。
あとお気に入り50を超えました。
のんびりですがこれからもお願いします。