SAOの映画よかった。
ただ文句を言うなら...クラインもっと出して欲しかった。
個人的にはキリトよりクラインの方が好き。何故かと言うとキリトモテすぎだから。嫉妬ですよ。羨ましいですね(血涙)
その点クライン大先生は凄い。
腹を何箇所も刺されてもキリトを助けに行くあの姿!
気軽に話せる兄貴分!
誰かクライン主人公の本を作って...
「ごめんジョニィ...私がもっと...」
「いや、レビィのせいじゃない」
「そうだ。俺が弱かったから...」
「いやいや、そんな謝らなくていいって」
なんとか動かせる右手を使って辛気くさそうな顔してる3人に手を横に振った。
現在俺がいるのは妖精の尻尾の二階にある医務室。よく漫画で見る包帯グルグル巻き状態だった。
「でも...」
「気にすんなって。ちょっとした怪我なんだからさ」
「怪我ってレベル越してるだろ...」
さて、急だがあの後の出来事を話そう。
と言ってもすぐ終わる。
俺が裏蓮華したがガジル動ける→気絶した俺をボッコボコにする→磔。
である。磔にされてから1時間後に目が覚めたけど取れなかったので朝まで待ってたら
「はぁ、そんな顔すんなよ。美人が台無しだぞ」
「なっ⁉︎」
「「チッ!」」
おいコラ聞こえてんぞ2人。
勿論レビィを狙ってるわけではない。
だってレビィは後にガジルとゴールインするからな!...チッ!リア充爆せろ。誰かキラークイーンで爆発させてやれ。
「ジョニィ...お前...」
「今だったら...」
「おい、止めろお前ら。冗だ...冗談?...冗談だ」
「何で言い直した!」
いやだって普通に美人だよね。
俺好きよレビィ。可愛いし。
「ごめんジョニィ...私今...」
「だから冗談だって!」
「「テメェ!」」
なにこの連鎖。
レビィ可愛いって言ったらジェットとドロイキレるし、冗談って言っても怒る。
詰んだわ。
「暇がなくて助かるよ...イテテ」
「大丈夫?」
話していると楽しいが傷が痛む。
第四門まで開いたせいか筋肉が切れてしまい超痛い。
「大丈夫...と思う。痛いだけだし」
「ジェット!痛み止め持ってきて!」
「分かった!」
「そこまでしなくていいよ!?」
神足使って痛み止め取ってきてくれるのはありがたいが風圧で埃が舞うのでやめてほしい。
「しかし今どうなってるかなぁ...」
「マスターが怒ってたからねぇ...向こうのギルド亡くなるんじゃない?」
「・・・」
そうはならないんだよなぁ、と思いながら窓から見える海を眺めた。
ギルド幽鬼の支配者の壁に突如穴が空いた。
その穴から入ってきたのは幽鬼の支配者の魔道士。
その顔を見ると気絶させられたのか完全に白目を向いている。
来たか、とガジルは笑う。
「妖精の尻尾じゃあぁぁ!!!」
妖精の尻尾のギルドマスターであるマカロフの声が幽鬼の支配者中に響いた。
それが試合開始の宣言だったかのようにマカロフの後ろにいた妖精の尻尾の魔道士達がなだれ込んだ。
剣戟が、破砕音が、雄叫びが一つの戦争のように響く。
「ガジル!出てこい!!」
「ギヒッ、呼ばれなくても出て行くぜ」
机を蹴り飛ばし、ナツに飛びかかる。
同じ滅竜魔法を使う者達の戦い。
「鉄竜槍!!」
「火竜の鉤爪!!」
互いの攻撃がぶつかり、一瞬の静寂。
次の瞬間、轟音と衝撃を撒き散らす。
もはやギルド内は原型を荒れ狂い、何が何だか分からない状態だった。
「お前のしたことは許されることじゃねェ...全力でぶちのめしてやるよ...!」
「やれるもんならやってみな火竜。お前もあいつと同じ磔にしてやるよ」
「いえ、なるのは貴方です」
ガジルは凛とした声に反応し、後ろを振り向いた時だった。
──修羅
そう。修羅が見えた。
刀を抜刀する女の後ろに修羅が見えた。
人間としての恐怖を思い出させる出来事としては充分だった。
「うおおぉぉぉぉ!!??」
体を鉄とさせ、防御を固める。
その時ようやく女の全貌が見えた。
薄めたピンクの髪を揺らし、片手には銀に輝く東洋の剣。
錯覚かなにか、目が爛々と赤く光っているかのように見えた。
その女の姿はガジルは昨日戦った3人組みを介助していた女そのものだ。
「──火ノ型
腕を振る速度が音を超え、刀自体に熱を帯び真っ赤に染まる。
空中に赤の斬撃を残し振るわれた一撃はガジルに正面衝突し斬るまでには至らずとも大きく吹き飛ばすことは成功した。
「あの女...!」
「──水ノ型
追撃。ガジルの目の前には刀を冗談に振り下ろす姿があった。
先ほどの攻撃よりかは遅い。
「調子乗ってんじゃねェよ女ァ!!」
腕を剣とさせ、真っ向から向き合う。
女と男。どっちが力が強いかなんて容易に想像出来る。
だがそんなもの覆せるほど想いというものは強い。
──水ノ型 水刄弐瑪
クラズ・アガートラムが使った4つの型の一つ。
水の激流を現した一太刀。
水は地を割り、全てを沈める剛の一撃。
その技が忠実に再現され、心意を乗せた一太刀は時を超え再現された。
「グハァ!」
あまりの重さに耐えきれず刀によって叩き潰され地面が放射状にひび割れが入った。
ガジルが目を上げるとそこには以前変わらぬ修羅の姿──
「弱ェやつをぶっ飛ばすのも面白いが...強いやつをぶっ飛ばして服従させるのも面白いよなァ!」
場所は変わって幽鬼の支配者の最上階。
ゴゴゴゴと音を立てながら進むのは妖精の尻尾のギルドマスターであるマカロフ。
感情が昂ぶったせいなのか、魔力が体から漏れ出し周りの彫刻や柱を傷つけていく。
マカロフの目の先には幽鬼の支配者のギルドマスターであるジョゼ。
マカロフとは真逆な顔をしており、楽しげにマカロフを見る...というより見下していた。
「ご年配でここまで来るとは中々元気ですな」
「下らんことを聞きに来たんじゃない...テメェがやったこと充分理解してるのか?」
「理解?えぇ、勿論してますとも」
「──なら分かっているな」
マカロフは齢80を越しているが聖十大魔道10人の内の1人である。
普段なら絶対に見れない激怒の顔。
魔道士なら分かる絶対的な恐怖を目の前にしてもジョゼは薄笑いを浮かべるだけだった。
「──貴様等は最も怒らせてはいけないギルドを怒らせた」
残像が残るのではないかというほどの速さで手が動いた。
一秒もせずに発動された魔法無属性のビーム。ギルドにどデカイ穴を開けた。
「怖い怖い。私よりよっぽど年上なのによく頑張る」
「けっ、舐められたもんじゃ」
「舐める?いいえ、舐めるどころか尊敬してますよ」
「──だからこそ策は練ってあるのです」
ぶぁ、と空気が裂けた。
マカロフが気づいて後ろを見ると丸い体型をし、目隠しをした男が自分に襲いかかろうとしていた。
(コイツ、気配がないのか⁉︎)
「ぉ、おぉぉぉぉぉ!!」
歌うように男は叫んだ。
「私は悲しいぃぃぃぃ!」
男の手から空気弾が放たれた。
回避は不可能と悟ったマカロフが手をクロスさせ防御を測ったが、それは悪手だった。
空気に触れた瞬間、体の力が抜ける感覚。
「ぬぉ⁉︎おぉぉぉぉぉ⁉︎」
空域・絶
空気弾に触れた相手の魔力を0にする魔法。
マカロフのみなぎっていた魔力はすでに消え、空気弾に押されて下に落ちて行った。
NEW SKILL
火ノ型
水ノ型
原作ねぇからヤベェ...誰か助けて...
口調が分からないでござる。
オマケ
「私は悲しいぃぃぃぃ!!」ポロローン