とある神様に転生させられた青年の物語   作:あさ霧

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前回のあらすじ

月読命に頼み事をされ、結果総隊長を手合わせするはめになった

どうも、あさ霧です

今回は前回と比べ大分短いです。
それと技名が出てきますがネーミングセンスのない自分じゃ今のアレが精一杯です泣

と、いうことで今回もお楽しみに〜


第6話 とても厳しい手合わせと新しい技

霧神視点

 

 

 

俺たちは今、総隊長の手合わせのためその場所に向かっているところです

 

霧神「それでさっきの続きお願いしたいんだけど?」

 

理事長「ええ、学園のことですね、いいですよ」

 

ただ歩いて行くのもつまんないので前回話に出てた学園のことについての続きを聞くことにした

 

理事長「私の学園は主に霊力を扱った教育をしています。もちろん人によっては霊力の量や操り方色々ありますし、才能がある人そうでない人がいます。しかし、たまに能力を持った生徒が入ってきたりするのです。」

 

霧神「能力?」

 

ここでも使える奴いるのか・・・そーいえばこの世界作ったのもあの神様だったな

 

理事長「はい、その能力を持っている者は霊力の量も他と比べとても多いです」

 

つまり能力がない人はある人に比べてすでに大きな力の差があるのか

 

霧神「その能力持ちは生まれながらの天才ってことですね」

 

霊力が多い+能力持ちは持ってない奴に比べ差が大きすぎる

 

理事長「そうですけど、要は使い方です。たとえ霊力が多くても扱えなければ宝の持ち腐れですよ。最近の生徒はそんな人が多くて、中には能力の有無で差別するような生徒も出てきて・・・」ブツブツ

 

途中からなんか愚痴みたくなったけど大まかなことはわかった

 

霧神「だとしたらその護衛する生徒も能力持ちなんですか?」

 

理事長「ええ、そうですよ。詳しく言うと次の入学で入ってくる生徒ですけど、重要な生徒ってことで月読命様から護衛の生徒をつけてくれと」

 

霧神「それで丁度フリーな奴が見つかったと」

 

理事長「そんな感じです」

 

 

 

 

霧神「別にそれはいいんですが、もし俺が悪いやつでその重要な生徒を誘拐したらどうするんですか?」

 

理事長「ふふっ、ああ見えて月読命様は人を見る目があるんですよ。月読命様は霧神さんがそんなことはしないと言う確信があったからじゃないですか?」

 

 

 

確信ねぇ、そもそも人は見かけじゃないって言葉があるんだけど月読命もある意味危なげないな

 

霧神「・・そう言うことにしておきます。話を逸らしてすいません、さっきの続きですが、その生徒は何かが重要なんですか?」

 

理事長「それは能力に関することなのですが、その能力がとても珍しいものでして・・・」

 

能力が珍しいってこともあるのか?そもそも、

 

霧神「珍しければ何かあるのか?」

 

理事長「その能力を妬む人、狙う人、そういう人が出てきたりするのです」

 

霧神(だからそいつらから守るための護衛か)

 

霧神「だから護衛を頼みたいってことだったのですか」

 

理事長「はい、ですから私からもお願いします」

 

これで話の全体がわかった

てか、ここまで聞いといて断るなんて言えるわけない、俺は無駄にお人好しのようだな

 

霧神「ここまで聞かされたらやるしかないじゃないですか」

 

理事長「やっぱり難し・・・え?今なんて」

 

霧神「やってやりますって言ったんですよ」

 

平穏な暮らしじゃなくなると思うけどちょっとした頼み事を聞くのもいいか

 

理事長「本当ですか!ありがとうございます!」

 

月読命「私からもお礼を言いますよ」

 

そーいえば月読命もいたのか、すっかり忘れてた

 

月読命「むっ、なんか失礼なことを考えてます?」

 

霧神「カンガエテマセン」

 

月読命「ジーーーーッ」

 

霧神「きっと気のせいですよ。それより今はあの総隊長の手合わせです」

 

そこから数分歩いてやっと手合わせの場所に着いた

 

 

 

この建物広すぎ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総隊長「お待ちしていましたよ、霧神殿」

 

霧神霧「ああ、また待たせてしまいました」

 

それなりの気迫を出してる総隊長は腰に刀を差したままその場に立っていた

 

総隊長「早速ですがやりますかな」

 

霧神「やりますか。理事長さん審判お願いします」

 

理事長「いいですよ。ルールは相手を殺さないでいいですか?」

 

霧神「それだけでいいのか?」

 

理事長「怪我したら私が治しますので」

 

霧神「なら大丈夫ですね」

 

理事長「それでは位置についてください」

 

そして俺は総隊長の正面からある程度離れた場所に立った

 

総隊長「霧神殿は何も武器を使わないのですか?」

 

霧神「ん?あぁ、そういえば何も使わないですね」

 

今まで霊力や妖力でなんとかしてたしな

 

理事長「ではいきます。よーい・・・始め!」

 

その瞬間総隊長の姿が消え、いつの間にか俺は横に吹っ飛ばされ壁に激突していた

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

霧神「いってー」

 

最初何が起きたかわからなかった。気づいたら壁に強く当たっていた

 

総隊長「この程度ですか?先ほどみたいなのはなんだったのですかな」

 

攻撃を食らったのは何十年振りか、そんなことを思いながら今はすぐに体制を戻した

 

霧神「まさか急にくるなんてな」

 

総隊長「手合わせと言っても霧神殿の力量を図るためですので、こちらは始めから全力で行きますぞ」

 

霧神(俺の力量ねぇ、どれまで力を出せばいいのか)

 

もし本当の全力でいけばたちまちこの世界のほとんどが大変なことになるだろう

人を壊さない程度の全力・・・1割くらいか

 

総隊長「ほう、ここまでの力を隠していたとは」

 

霧神(よし、違和感はないみたいだ)

 

霧神「俺も全力でやりますよ」

 

総隊長「もちろんです」

 

総隊長「飛斬『音速の斬撃』」

 

言った瞬間総隊長はさっきの斬撃を放った。俺は軽く避けた後相手の背後を取り蹴りを食らわした。

 

総隊長「くっ」

 

総隊長が怯んでる間、体に霊力で固めた拳で殴りかかった。しかし相手は刀でその拳を受け止め、かかと落としで俺を地面に落とした。その後背中めがけて斬りかかろうとしていた。すぐに横に避け相手と距離をとる

 

霧神(あまり隙がないな、どうする)

 

総隊長「飛斬『五月雨の舞』」

 

さっき距離をとったせいで総隊長はあの斬撃をいくつも俺に向かって放っていた。避けながら考えた

 

霧神(俺もああゆう遠距離攻撃があれば・・・やってみるか)

 

総隊長の斬撃が止んだ後、俺は手のひらに霊力を溜め相手に向かって放った。

 

霧神「霊弾『無の単弾』」

 

総隊長「なにっ」

 

威力は小石見たいな大きさでダイヤ並みの硬さの個体が猛スピードでぶつかる程度

総隊長はギリギリで避けたが、かすれた部分は切り傷がはいり血が垂れていた。

 

総隊長「まさかこんなことまでできるとは、面白いですな」

 

霧神「喜んでくれて嬉しいですよ」

 

霧神(やればできるもんだな)

 

でも、さっきのをみた総隊長はもう打たせまいと距離を詰めた。そのあとは近距離戦、斬りかかる所を避け隙に殴りかかるも受け止められ、そんな攻防を続けた。そして、

 

 

 

総隊長「はあはあ」

 

霧神「ぜえぜえ」

 

かれこれ1時間くらい続けていた

身体に制限つけてるとはいえそれについてくる総隊長は中々人間離れした身体能力があるな

 

霧神「もう・・・決着・・つけないですか?」

 

総隊長「いいだろう・・次の技がわしの最大の技・・・受け止められますかな?」

 

次で決着がつく。両者ともそれはわかっていた。だから互いに全力の一撃で決めようとしていた。

 

総隊長「か・覚悟はいいですか、霧神殿」

 

霧神「いつ・・でもいいですよ、総隊長」

 

これの一撃で終わる。だから今持てる力全てを相手に、

 

霧&総「「ウォォォォォーーーー!!」」

 

ぶつける!

 

 

 

総隊長「居合『獣王の一閃』」

 

 

 

霧神「霊砲『覇竜の咆哮』」

 

 

 

ズドォォォォーーーン!!!

 

互いの技がぶつかった瞬間、辺りに衝撃波が生じた

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

理事長視点

 

理事長「キャッ!」

 

私はさっきの衝撃波で吹き飛ばされそうになったけど、月読命様の結界でなんとか無事にすんだ

 

理事長「まさかこんな戦いになるなんて」

 

私はただの組手程度の戦いになると思っていたのに、想像以上に滅茶苦茶なものだった

 

月読命「どちらが勝ったのでしょう」

 

理事長「まだ確認できません」

 

数分後辺りにあった煙がようやく晴れてきた時、1人だけ姿が見えた

 

理事長「あっ、あれは・・・」

 

その時その場に立っていたのは...

 

 

 

理事長「総隊長!」

 

 

 

総隊長だった。

 

 

霧神「さ、さす・・が・ですね。総隊長」ガクッ

 

総隊長「わしも・・・もう・・げ、限界・・ですな」バタッ

 

 

理事長「霧神さん!総隊長!」

 

 

(総=-ω-)スヤー ( 霧-_-) zzZZ

 

 

理事長「もう、驚かせないでくださいよ」クスッ

 

急に倒れたので死んだのかと思ったら唯寝ただけみたいでした

 

月読命「さて、2人を安静な場所に運びましょうか」

 

理事長「わかりました」

 

こうして霧神さんと総隊長手合わせの時間は終わった。結果は最後まで立っていたということで総隊長の勝ちだった

でも、霧神さんの実力は確認できたし、きっと総隊長も認めてくれるでしょう

 

理事長(あとは学園の手続きを進めて、って今思えば霧神さん程の実力で学生とかズルにも程があるでしょう。そこも誤魔化さないと)

 

私はこれから始まる学園生活がとても楽しみでしょうがなかった

 

 

 

 

 

 

 




バトルシーンを書くのは結構難しいです。結果あんな風になってしまいました。あれが限界です
m(_ _)mスイマセン

まさか総隊長が勝つなんて主人公スキルは何処へやら

それと誰が何言ってるかわかるようにセリフの前に言ってる本人の名前を入れましたが、違和感があれば直すかもしれないです。

誤字や意見等あればよろしくお願いします


理事長「〜♪」

あさ霧「おっ、機嫌がいいですね。理事長さん」

理事長「ええ、これからのことを思うと楽しくて」

あさ霧「それは良かったですね、ということで少しお願いがあるのですがいいですか?」

理事長「何かの挨拶ですか?いいですよ」

あさ霧「ん?なぜわかったのですか?」

理事長「フフッ、なんとなくです」

あさ霧「そうですか、ではこれを一緒に言って下さい」

理事長「わかりました」

あさ霧「いきますよ、せーのっ」

「「次回もよろしく(です)」」

理事長「変なとこなかったですか?」

あさ霧「全然ないですよ、大丈夫です」
(次回から少し変えるかな?)


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手直し終了


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