Muv-Luv〜wing of white steel〜   作:lancer008

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今回は、長いです
京都防衛戦ではなく、帝都防衛戦ですね
2話に分けるべきでした。すみません


第六話

1998年7月BETAが、朝鮮半島を越え北九州に上陸した。それまで黒鉄と伊藤が交代で戦線を維持してきたが1つの防衛戦が突破されると続けて全ての防衛戦が、瓦解していった。全ての国連機が離脱するのを確認し、黒鉄達も撤退した。

北九州に上陸したBETAは、予想を遥かに超える快進撃で帝都に近づきつつあった。そのため帝国軍、アメリカ軍、国連軍の3軍合同の防衛戦が築きられた。だがBETAの数が予想より遥かに多く、補給基地などには人を回せなかったため訓練生も戦場に出ることになった。

唯依達や黒鉄達は、嵐山補給基地防衛の任務にあたった。だかその中には、黒鉄の姿がなかった。

 

上総「伊藤、黒鉄は?」

 

伊藤「あいつ、別の補給基地防衛の任務についている。ただ、こっちが危なくなった場合は嵐山守備隊に合流するようだ」

 

黒鉄はその頃、FOBにて"n_i_t_r_o"の調整をしてた。従来の"n_i_t_r_o"は、普通の人間に対し擬似的にニュータイプに匹敵する力を与えるが、今回はONとOFFが出来るという事で"n_i_t_r_o"に改良を加え現在持っているニュータイプの能力を更に底上げする機能を加えていた。ただし、リミッターをつけて3分間しか使用出来なくなっている。

後は、EX-SガンダムのALICEを少し改良して2体のガンダムをフル装備に換装していた。ナイトメアと物資に関しては、唯依の叔父にナイトメアの解析と引き換えに東京に保管するという事で話がついた。唯依の叔父は、帝国での戦術機の開発などを手掛けていたからである。

 

伊藤は、自分用に運ばれて来た瑞鶴のOSを変更していた。それは許されられない行為だが、この世界のOSでは戦えないからだ。機体の装備に関して整備員と話していると

 

上総「大変でしてよ。BETAがもうすぐそこまできて……」

 

言いかけた時、上空を飛んできた2機の激震が光線級に撃ち落とされた。その瞬間、嵐山補給基地でアラームがなり守備隊に全機出撃命令が下された。唯依と伊藤は第2小隊、上総は第3小隊。

補給基地の約1kmに防衛戦を構築した。BETAの数は、約5000、中隊全機で15機いた。なんとかなるだろうと伊藤は思っていたがCPに確認するとその後方に約3万のBETAがいることがわかった。出撃する前に黒鉄にどのくらいで来れるか聞いていた。

 

伊藤「後どのくらいかかる?」

 

黒鉄「2機ともフル装備は、完了ている。今は、脳波の同調率を上げているところだ。もう10分、20分くらいだ」

 

伊藤「こちらはもう敵が接近中だ。第1陣はどうにかなるが第2陣は持たないかもしれない。出来るだけ早く来てくれ」

 

黒鉄「了解した」

 

通信を切った

 

前方3kmにてBETAを視認した。こちらとの間には、街があったが関係なく突き進んでくる。

 

中隊長「情報によれば先頭から突撃級、要撃級、最後尾に光線級だ」

 

BETAとの距離が1kmになった。

 

中隊長「全機、兵器使用自由!迎撃シフト、アローヘッドワン行くぞ‼︎」

 

全員「了解‼︎」

 

中隊長を先頭に全機が矢じりの形をして突撃していった。BETAに近くになるつれて第2小隊の1機が突撃砲を撃ち始めるが突撃級の殻に全て跳ね返られてしまう。

 

唯依「志摩子、突撃級は?」

 

志摩子は、我に返って撃つのを止め接触直前で上空に飛び上がる。他の機体も続けざまに飛ぶ。突撃級の無防備な部分に弾丸の雨を降らせる。突撃級の半分を減らしたとこでレーザー警報がなるその瞬間、志摩子の機体に直撃し爆散した。全員が悲痛の叫び声を上げる。

 

中隊長「怯むな‼︎」

 

中隊長が檄を飛ばす。

突撃級を片づけ地上に降りた。

第1、第2小隊は要撃級の殲滅にとりかかった。第3小隊は光線級の殲滅の任にあたった。

 

伊藤「中隊長!」

 

中隊長「なんだ⁉︎」

 

伊藤「第4小隊に復帰し、第3小隊の直掩に向かいます」

 

中隊長「了解した」

 

伊藤「唯依、俺は第4小隊に復帰し第3小隊の直掩に入る」

 

唯依「1人で大丈夫?」

 

伊藤「大丈夫だ」

 

唯依「わかったわ。気をつけて」

 

伊藤「おう!」

 

戦闘開始から8分が過ぎ、全員が死の8分を生き残る事ができた。そんな中、安芸が我を忘れたかのように笑い出し、死の8分を生き残ったと言った瞬間、突撃級が安芸の機体を吹き飛ばし爆散した。

時間が経つに連れて次々とやられていった。

 

別の戦場では、

 

帝国兵「隊長、BETAの数が多すぎます。このままでは突破されます。ここは一旦下がり防衛戦の再構築を」

 

隊長「馬鹿野郎‼︎ここを通したら帝都は、目と鼻の先だ。絶対にここを通すな」

 

帝国兵「了解‼︎」

 

隊長「(とは、言ったものの。このままでは。)

 

アラームがなる

 

帝国兵「隊長、後方より高熱原体多数接近‼︎」

 

隊長「なんだ⁉︎」

 

その瞬間、後方から飛んできた青白い数本の光が、突撃級に降り注ぎ周辺一帯が爆発した。突撃級がいたところを見ると跡形もなく消えていた。

 

黒鉄「こちら嵐山補給基地守備隊第4小隊隊長黒鉄 達海中尉であります。前方の突撃級を全て殲滅しました。光線級は片付けて置くので、要撃級と戦車級の殲滅をお願いします」

 

隊長「了解した。貴殿の援護に感謝する。全員聞こえたな!化物どもを殲滅するぞ‼︎」

 

帝国兵「おーー‼︎」

 

黒鉄「全光線級確認。エネルギー出力最低、目標を殲滅する」

 

1分も経たないうちに、光線級を殲滅し自分の部隊に合流するため急いだ。

 

黒鉄「全光線級を殲滅した。後は、頼む」

 

隊長「了解した」

 

嵐山守備隊

残弾数が少なくなるなかBETAの第2陣が戦闘区域に侵入してきた。

中隊長「増援だと⁉︎CP、CP応答しろ。く、繋がらない」

 

嵐山基地は、別ルートから進行していたBETAの攻撃を受け陥落していた。

 

中隊長「全機、残弾数を報告しろ」

 

「36mm残弾100」

「120mm残弾0」

「36mm、1マグ残弾300」

 

中隊長「(これ以上ここを守る意味はないか)全機後退する。第8防衛ラインまで引くぞ」

 

中隊長が跳躍をしようとした時、伊藤が止めに入った。

 

伊藤「中隊長、ここで跳躍は危険です」

 

中隊長「なんでだ⁉︎」

 

伊藤「ここは射角が開いています。10m上がっただけで光線級の餌食です」

 

中隊長「くそ‼︎全機、全力疾走しながら交代で撃ち続けながら交代しろ」

 

全機「了解‼︎」

 

伊藤「(黒鉄、何している‼︎さっさと来い)」

 

嵐山基地の方向で爆発が起きた。その方向から2つの白い塊のようならものが飛んで来た。それはデルタカイのフィン・ファンネルである。そのまま真っ直ぐ前方のBETA集団に向かって行き攻撃を開始した。

フィン・ファンネルの攻撃で前方にいたBETAは殲滅された。

 

中隊長「なんだ⁉︎」

 

唯依「何?」

 

また、青白い光が数本、上空を飛んで行き光線級がいる周辺に弾着し光線級を殲滅した。

中隊全機に通信が入った。

 

黒鉄「遅れました。第4小隊隊長黒鉄 達海中尉であります。これより原隊に復帰します」

 

上総「遅い、一体何人やられたと思ってんのよ‼︎」

 

黒鉄「すまない。いくつかの防衛戦が突破され掛かっていたから援護しながら来た。中隊長、殿は預かりしますので1度引いて補給を行って下さい。それから伊藤、お前の機体は5キロ後方においてあるビーコンを使って呼べ。ALICEは、起動しといた。」

 

中隊長「あの機体は?」

 

唯依「あの機体は、最重要機密になっているので余り話せませんが、前線の兵士からは、"白き鋼"と呼ばれています」

 

黒鉄がBETAにロングメガバスターをBETAに撃ちながら話す。

 

黒鉄「唯依、鋼の後に"翼"と付け加えといてくれ、俺たちはこの世界では、ウイングマンだ。翼を誇りに持って戦う。だから"白き鋼の翼"と記録してくれ」

 

唯依「わかったわ」

 

黒鉄「早く行け‼︎もう10分後に琵琶湖から艦砲射撃が開始される巻き込まれない内に早く!」

 

中隊長「わかった。全機後退するぞ」

 

全機「了解」

 

黒鉄以外は、後退していった。

 

黒鉄「さあて、ギリギリまで引きつけるか」

 

戦闘を開始した。

ギリギリまて戦闘をし、艦砲射撃に巻き込まれないよう後退した。この戦闘でレーザーヤークトをレーザー攻撃を回避しながら約3分で終わらし、伊藤達の後を追った。

 

一方、伊藤達は第2集積場に向けて帝都市内を突き進んでいた。第1集積場が見え第2集積場まで後少しだと思った瞬間、前方に要塞級が3体現れそれを避けようとした唯依と和泉が衝突を起こしその反動で和泉が上総とも衝突した。上総と和泉は、同じ方向へ唯依は、要塞級のいる方向へ飛んでしまったのでそちらに向かおうとしたその瞬間、2体の要塞級が機体の真後ろに現れた。

伊藤は、なんとかALICEを使用し避けたが中隊長や他の機体が要塞級の触覚にやられた。

 

伊藤「チッ!クソがーー‼︎」

 

左手にビームサーベルを構え2体の要塞級に対し突撃した。1体目は、なんなく倒し2体目とは刺し違いで左手をやられ傷を負わせるくらいにか出来なかった。他の要塞級とが1列になった瞬間を狙って、4体同時にビームスマートガンで撃ち倒した。

急な機動で射撃体勢に入っていたため、そのままの状態で地面に突っ込んだ。その衝撃で、モニターの左半分が見えなくなり、伊藤もモニターに激突した。モニターの破片が伊藤の左手に刺さり血が出ていた。直ぐに止血をし治療したが左手が動かせない状態だった。

ALICEに操縦を任せて、唯依を探すことにした。機体を見つけ近寄っていった。丁度、唯依が機体から出て来たところだった。

 

伊藤「唯依、大丈夫か?」

 

唯依「こっちは、大丈夫。伊藤は?」

 

伊藤「メインモニターの半分と左手をやられた。悪いが操縦を変わってくれ」

 

唯依「その機体は無理よ。1度も乗ったことが無いもの」

 

伊藤「大丈夫だ。何回かは、シミュレーターで使っている。ある程度の事はシステムがバックアップしてくれる。さあ早く上総達が心配だ」

 

唯依が操縦席に座りゆっくりと機体を動かし始めた。

 

唯依「中隊長は?」

 

伊藤「後方から現れた要塞級の触覚にやられた。即死だったよ」

 

唯依「そう」

 

京都駅から救難信号が発せられていた。上総達のだと思い京都駅へ向かった。

上総は、機体の中で目覚めた。墜落した衝撃で気絶していたのだろう。誰かに通信を取ろうとしたが繋がらなかった。ふと気づくと左手足から出血していた。脱出しようと

脱出レバーに手を掛けようとした時、機外に何かがいる音がした。そして機体の装甲を剥ぐ音がした。上総は恐怖に駆られた。自分が喰われるのでは無いかと。

 

黒鉄は、第2集積場に向けて進んでいた。京都市内に入った時、救難信号を受信した。京都駅から発信されているようだったため直ぐに急行した。

駅の直上に行き見渡して見ると天井に穴が開いていた。ライトを点け下に降りると夥しい数の戦車級がいた。その中に1機の戦術機がいた。通信を試みてみる。

 

黒鉄「そこの戦術機応答しろ繰り返す応答しろ!」

 

上総「く…ろ…が…ね?」

 

黒鉄「大丈夫か、上総?今行く。目標、戦車級」

 

黒鉄は、頭部バルカン砲を掃射した。正確に目標を貫き全て片付けた。上総の機体に近づいた。

 

黒鉄「上総、外の戦車級は倒した。ハッチを開けてくれ」

 

上総はハッチを開けた。怪我をしているようなので、黒鉄は救急キットを持ち上総の方へ向かった。

 

黒鉄「上総!怪我を見せて見ろ。出血が多いな早く治療しなければ。伊藤どこにいる⁉︎」

 

伊藤「今、駅にいる。和泉の機体はあったが和泉が居なくて血溜まりができてる。血痕の跡からして喰われた可能性が高い。そっちは?」

 

黒鉄「上総を見つけたところだ。怪我をしている早く治療しなければ間に合わん。上で合流しよう」

 

伊藤「わかった。俺も今怪我をしていて、唯依に操縦を変わってもらっている。機体のバーニアも少しやられて跳躍が少しくらいしかできない」

 

黒鉄「了解した。上で合流しよう。上総掴まれ」

 

上総を連れて、コクピット内に入った。もしもの為に付けといたサブチェアに上総を座らせて外に出た。

 

黒鉄「第2集積場に行くぞ。ついて来い」

 

唯依「わかったわ」

 

黒鉄「上総どうした?」

 

上総からの返事はない。

 

黒鉄「我慢してないで泣きたい時は、泣け」

 

黒鉄は、回線を切った。

上総は、少しづつ泣いた。黒鉄は、上総の頭を2、3回撫でて自分の体に引き寄せた。

 

軽めの跳躍で第2集積場に向かった。レーダーに反応があり前を見ると青い武御雷と黒い瑞鶴が数機こちらに向かって飛んで来た。IFFは、正常に作動していたため友軍機として扱われた。

 

武御雷「救難信号が発信されていたのだが?」

 

黒鉄「ああ大丈夫だ。助けたところだ。これから第2集積場に向かおうと思っているんだが」

 

武御雷「わかった。案内する」

 

その時、全機に通信が入った。約8万のBETAが帝都に向けて進軍中であると。

 

唯依「このままじゃ帝都が」

 

黒鉄「大丈夫だ。俺が行く」

 

唯依「1人で⁉︎」

 

黒鉄「ああ、伊藤、上総を頼む」

 

唯依「まさか本当に1人で行くき?」

 

黒鉄「上総立てるか?」

 

上総「ええ」

 

デルタカイの右手をコクピットの前に持ってきた。上総を右手に乗せ、EX-Sのコクピット前まで運んだ。上総がコクピットに乗り込んだのを確認し右手を戻す。

黒鉄がウェイブライダー形態で向かおうとした時、上総が

 

上総「黒鉄、帰って来るわよねえ⁉︎」

 

黒鉄「ああ、必ずお前に会いに生きて帰ってくる」

 

上総「約束ですわよ」

 

黒鉄「約束だ」

 

黒鉄は、戦場に向かった。

大地を埋め尽くすBETAの群れにロングメガバスターとメガマシンキャノンを打ちながら突撃して行った。着地部分周辺のBETAを殲滅し、着地した瞬間にチャージしといたハイメガキャノンで周辺のBETAを薙ぎ払っていった。この攻撃で約4割のBETAを葬った。

 

黒鉄「n_i_t_r_o機動‼︎」

 

3分間のカウントダウンが開始され、見たこともない速さで殲滅して行く。ロングメガバスターとフィン・ファンネルを使い訳ながら殲滅して行く。半分の時間が過ぎた。3割を葬り、残りの時間で全てを倒した。

これでまた上総に会えると思ったが、レーダーに反応があり前方を見た。先程より多い、約10万のBETAが進行してきた。

伊藤に秘匿回線を繋げだ。この時、伊藤は集積場に着いており唯依たちを降ろしていた。

 

黒鉄「伊藤、応答しろ」

 

伊藤「なんだ」

 

黒鉄「n_i_t_r_oのリミッターを解除する」

 

伊藤「どうした⁉︎」

 

黒鉄「新手だ。この数は、n_i_t_r_oを使わないと無理だ」

 

伊藤「待て!俺も行く」

 

黒鉄「来るな‼︎その機体で来ても邪魔になるだけだ。頼みがある。上総に戻れそうにないと伝えてくれ。後、人格が変貌した場合、宇宙にあるFOBに行くそこで一旦精神を落ち着かせたらまた戻ってくる。いつになるかわからないが」

 

伊藤「わかったと言いたいところだが、謝ることがあるならそれは、自分の口から話せ。その他は黙っとく」

 

黒鉄「すまない」

 

唯依「伊藤、黒鉄に上総は命に別状ないって伝えといて」

 

伊藤「今、話してる」

 

伊藤は、上総の所へ行った。上総に通信機を手渡した。

 

上総「黒鉄?」

 

黒鉄「上総、すまない戻れそうにない」

 

上総「なんで、必ず帰ってくるって言ったじゃん」

 

黒鉄「すまない。だがいつかは、帰ってくる。その時まで待っててくれ」

 

上総「わかったわ」

 

上総は、泣きながら答えた。

 

黒鉄「上総、すまない。通信終了」

 

唯依「伊藤、なんで黒鉄は帰って来れないの?」

 

回りには、上総や他の者たちもいたが伊藤は、話した。

 

伊藤「しょうがない。黒鉄の機体には"n_i_t_r_o"と呼ばれるシステムが着いている。その機能は、パイロットに対し、擬似的にニュータイプと同等の力を与える。あいつは少し改良を加えてな。

その代わり使い過ぎると人格が変貌してしまう。あいつの場合、何もかも破壊してしまうもう1つの人格が出てくる。だからあいつは、一旦宇宙に上がると言っていたよ。

それが理由だ」

 

唯依「ニュータイプって?」

 

伊藤「簡単に言うと進化した人類だ。特に宇宙にいたものが覚醒しやすい」

 

唯依「そんなことが」

 

伊藤「黒鉄またいつか会おう」

 

BETAと対峙していた黒鉄は、

 

「n_i_t_r_oリミッター解除‼︎起動‼︎」

 

デルタカイから青い炎が吹き上がり倍のスピードで動き始めた。

 

黒鉄「頼む、俺の身体持ってくれよ。行くぞ‼︎化け物ども‼︎」

 

次の日

BETAは撤退した。後に残されたのは、破壊の跡だった。帝国軍は、この戦いで全軍の6割を失った。

そして、伊藤と唯依、上総は、黒鉄が戦ったであろう場所にいた。地面は、クレーターだらけであった。戦闘の激しさを物語っていた。機体の破片などもなく結論で生きているという事になった。だが上層部は、この事を認めず殉職とし異例で3階級特進で少佐になっていた。

伊藤、唯依、上総はそのまま斯衛となり、同じ部隊に配属となった。

 

 

 

伊藤「黒鉄必ず戻って来い。お前が必要だ」

 




次からは、ユーコン基地編です

次の更新は、年末年始中か年末年始開けです

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