「普通の人生」を歩んで逝った。ここまでは良かった。だが……   作:SATO 1940

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ドーモ、ドクシャ=サン、オレです。


第五話:逃走→確保

 話をしよう、あれは今から36万・・・いや、1万4000年前だったか、まぁいい、私にとってはつい昨日の出来事だが、君たちにとっては多分明日の出来事だ。書き終わったのが昨日だからな。

 俺には2通りの名前があってな。親に付けられた名前と、この‘俺’という名前。まぁこれが小説だと知っているのは俺だけだから安心しな。親なんていない。オリジナルキャラクターだからな。俺の親に当たる人物の設定が無いと言うべきか。

 しいて俺の親する者がいるならば、作者だな。…おっと、ずいぶん話がメタい方向に行ったな。

 物語に戻ろう。

 

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「腹、減ったぁぁ……………………」

 

 はぁ…。ココナツ持って逃げればよかったなぁ。結局これの使い方も分かんねぇし…。

 とか思ってたら。…? モノリスが振動している?

 

「あーあー。聞こえておるかの?」

 

 あ、罰ゲームの姉さんが画面?に映った。 そうだな…スマホみたいな感じで。

 

「こいつの使い方の説明書くらい付けといてくれよ。」

 

「おぉそれはすまんの。他の転生者はすぐに連絡をよこすからの。」

 

「さて、おぬしは現在、飢餓状態じゃ。あぁ飢餓状態といっても重度なものじゃなく腹減ったなくらいの軽度なものじゃ。だが核融合炉や原子炉を主缶としているおぬしの艦は飢餓状態にならないハズなんじゃ。そんで設定がミスしているところが無いか調べてみたらの。何ヶ所かあったらしいから発見次第こちらで直しておくぞ。 ぶっちゃけ作者の思い付きじゃ。艦娘,深海棲艦は、ボイラー燃料の補給(食事)が必要で半永久機関の核融合炉や原子炉は燃料の補給がそんなに要らないんじゃないかっていうな。」

 

 前言撤回。第四の壁をぶち破っているのは俺だけじゃなかった。

 

「そんでその詫びと言っちゃあなんだが。数キロ先の島に‘あるもの’を用意しておいたぞ。」

 

「‘あるもの’?」

 

「じゃ、Goodrackじゃ。」

 

 あ、説明書渡されてない。 ま、いいや。 ‘あるもの’ってなんだろう?

 

「直接見るまで分からねぇけど…。」

 

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 ‘あるもの’ってあれかな? でも大きすぎじゃね? 鎮守府っぽい建物だぜ? とりあえず行ってみるか…。

 

「ごめんくださーい」

 

「オ帰リナサイ。アナタ…。」

 

「なんでお前がいるし?」

 

「それは、儂がおるからじゃ。」

 

「答えになってないしなんでお前までいるんだよ。」

 

「暇なんですよ。だから来たんです。」

 

「知るか。来んな。てかキャラ…。」

 

「もうめんどくさいんですよ。言葉を爺くさくするのが。」

 

「そうですか。」

 

「アナタ。ゴ飯ニスル?オ風呂ニスル?ソレトモ、プ・ロ・レ・ス?」

 

「アホか。そこは、わ・た・し?だろうが。」

 

「そんなことは、置いておいて。俺さんには今から深海提督をやってもらう。」

 

「は?」

 

「んで、初期艦が…。」

 

「私ヨォ。ヨロシクネ、司令官サン。」

 

「何か質問は?」

 

「拒否権は?」

 

「ない。 他には?」

 

「…………」

 

「ではこの施設を案内するぞ。」

 

 俺は深海提督になった。




次回予告:深海提督になった俺さん。なっちまったもんはしょうがない。建造、開発で二度目の人生を謳歌してやる!と息巻いたものの!?  次回:俺さん、死す。
 ※嘘です。

 最近、全然ネタが思いつかない~。

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