「普通の人生」を歩んで逝った。ここまでは良かった。だが…… 作:SATO 1940
うぅ…マジで吐きそう。もう喉まできてるもん…。
「おぬしが転生志願者かの?」
突然後ろから声をかけられた。ビックリしたおかげで引っ込んだ。吐かずに済んだ。よかった…。
「聞こえておらぬか?もう一度言うぞ。おぬしが転生志願者か?」
「はいそうですよーっと。」
振り向きながら答えてやった。するとザ・神みたいな立派な髭を持ったお姉さんが居た。なんというか…うん。罰ゲーム執行中かな?
「そうか。どの世界に行くのか決めておるのか?」
へー自分で決めさせてもらえるんだー。じゃあ…。
「昔、物凄く気に入っていたあのゲーム…艦隊これくしょんの世界で。」
本当はHALOとかレジスタンスとかが良かったんだけどあいつが艦これの小説を書きたいって言うからな。
「そうか。特典は必要か?」
あ、やっぱり特典とか貰えるんだ…。うーん…特典かぁ…どうしようかなぁ…。
「いくつまで~とか決まってんの?」
「特に決まっておらぬぞ?なにせ転生志願者が少ないからの。おかげで税金泥棒だと言われ…」
ふーん…じゃあ。艦の世界ってことで…。
「〔艦の設計ができる〕と〔設計した艦の建造、艤装の装備ができる〕と〔知ってるゲームや映画の兵器、装備が建造、開発できそれらを運用することができる〕で。」
超兵器とか超時空戦艦とか宇宙戦艦とか建造したいしね。
「うむ、中々のチートっぷりじゃな。その、艤装の装備というのは艦娘になるでよいか?」
「そうじゃなくて。こう…設計して建造された艤装をだな装備するっていう。」
「よく分からんが分かった。とりあえず転生後にこちらに連絡がとれる端末をポケットに入れておくからその時に言えい。あとは…容姿も変えることができるがどうするかの?」
「慣れ親しんだこの顔でいいです。」
自分でいうのもなんだが自分の顔は結構整っていると思うぞ? はいそこ自画自賛とか言わない。
「そうか。そこに扉があるじゃろ?その横のレバーを下げると開くからそこから行くと良いぞ。もう会わないと思うがまたの。」
扉は何というか…マリオのボス部屋へ続く扉みたいだった。その横のレバーってこのバイオハザードで出てきそうなレバーでいいのかな?
「あ、ガコンっと。」
レバーを下げる効果音を自分で出しながらレバーを下げた。【扉が】じゃなくて【床が】開いた。パカって。バっ!と髭のついた姉さんを見たら、すんごいご満悦。そりゃもう物凄く満ち足りた顔してやがりますよ。
「絶対仕返ししてやるからなぁぁぁぁぁぁ…。」
俺は重力に引かれて落ちていった。
1017文字書けました。やったぜ。
次回予告とかしてみたり。 ついにこの世界へ降り立った俺!そこで見た者たちとは!?「隊長。仲間はずれは良くないぁ。オレも入れてくれないと。」「天龍!?貴様!何をする気だ!」「いやいや。ちょっとお手伝いをね!」 次回:[ここ、ホントに艦これ??] お楽しみに!!
はい。嘘です。すいません。