遂に雷電と出会えた良晴は勝家と犬千代と合流して
清洲城下に行こうとしたが雷電が半泣きしながら「それは止めてくれ」と、懇願してきたから仕方なく先に帰る事にした。
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清洲城下
清洲城下に到着した頃既に夕方になっており
良晴は自分の家に泊まりなと言ったすると....
「まて!まて!まて!コォラア!!!!!!!!!!!勝手に帰るな~!!!!!!!!!!!」
「あーすまんすまん置いて行ってしまった・・・グハッ」
叫びながら走って来た女の子の勝家は振り向いた良晴の
顔面を右ストレートを叩き込んだ。
「なんでみんな俺の顔面を狙うんだ」、と良晴は顔をさすりながら涙目になっていた。
そんな事はほっといて体を揺らしながら
「何勝手に帰ってるんだ!姫様の命令を放棄して帰るなんて、その腐った根性この勝家が叩き直してやる!…というわけでおとなしく斬られろ!」
「て、オイ!!!!叩き直すんじゃないのか!?斬られたら俺居なくなるぞ!!!!!!!!!!!」
「知った事か!!!!!私はお前に裸を見られた上に胸を知らない男に揉まれたのだぞ!!!!」
「なんだと!!!こんにゃろー」
と、二人でイチャイチャ?している間
雷電は犬千代と共に犬を見ているうちに仲が良くなってしまった。
雷電が犬を見ている内に騒動は収まりつつあった
「はぁっ…はぁ…、だいたい命令を放棄ってなんだ。お前らがどこか行っているうちに目的は達成してるんだよ!ほら、そこにいる髪の白い男の人。その人が白い鬼だ」
「何っ!?そうならそうと早く言えサル!そうかお前が白い鬼か・・・ん?」
「ん?何の事かな?」と、少し動揺しながら答えた。
雷電を値踏みするかのようにジロジロ見ている
すると.....
「あ!!!!!!!!!!!あんたはあの時私の胸を揉んだ変態!!!!!お前が白い鬼なのか!!!」
「いや、だから事故で不可抗力なんだって(泣)」
もはや雷電は初対面の人に責められて困っているようで
半泣き状態だった。
勝家は困った素振りを見せ
「だああああ泣くなぁ!!!!!あんたそれでも男なのかあ!!!!!!!!!!!」と何がしたいのかよく分からない発言をしたが、そのおかげで泣き止んだのだった。
それを見た勝家は雷電の顔を見るなり
「ではいざ尋常に勝負!!!!!」
「オイ!!!!お前人の話をちゃんと聞けやぁ!!」
いきなり勝負なんて言われるから雷電は一瞬身構えたが、良晴の必死な説得のおかげで戦うことはなかった。
良晴は雷電に向き直り、すいませんちょっとコイツここがあれでして、と謝罪をした。
落ち着いた所で勝家と犬千代も加わえうごぎ長屋へと再び歩を進めた。
雷電たちと勝家、犬千代は簡単な自己紹介を歩きながら済ませたらしい。
因みにこの時雷電は犬千代と仲良くなってしまったらしい。
「私は姫様に今日のことと、明日の雷電殿を連れて行く旨を伝えてくる」
「あぁ、ご苦労さん。俺たちはこのまま長屋に戻る。また明日なぁ」
勝家は皆と別れ、信奈のいる清洲城へと向かい、良晴たちは長屋へと向かった。
次回は信奈と面会する話する。