優しい力を持った少年と現代入りした吹雪と金剛の奇妙な話し   作:剣崎 誠

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UA10000記念外伝 ブラック鎮守府の艦娘達と艦これ入りした優しい力を持った少年の話し 2話

「そうか……今の今まで辛かったな……よく耐えた」

 

「うぅ…グスン……」

 

もう数時間だろうか。榛名は俺の胸に顔をうずめて泣いている。まぁそれだけ辛かったのだろう。にしてもだ。数時間だぞ?一体どれだけ涙出るんだよと言う疑問が俺の中で芽生えたぞ。

 

「な、なぁもういいか?」

 

「あ!す、すいません……」

 

榛名はようやく俺の胸から離れると頬を赤くそめ俺に謝る。

 

「いやいいって。それだけ辛かったんだろ?なら一人寂しくすすり泣くより誰の胸かりて思いっきり泣いた方がスッキリするだろうからな」

 

「はい!ありがとうございました!」

 

頬を赤くそめながらも榛名は笑顔でお礼を言う。やっぱり女子は笑顔が一番しっくりくるし可愛い。

 

「ああ。あ、ちょっと榛名手かしてくれ」

 

「え?あはい」

 

俺の要望に榛名は答え素直に右手を差し出す。差し出された右手を俺は掴み今まで受けた傷全てを治した。ついでにある部分も治した。これで全てだ。

 

「鏡はっと」

 

俺は机に置いてあった鏡を手にとり榛名に渡してやる。

 

「これで自分の顔を見ろ」

 

榛名は俺の言う通り自分の顔を鏡で見る。当然顔にあった痣や切り傷なんかの怪我は全て治してあるため榛名は驚いた。

 

「そんな……提督から受けた傷が……」

 

「どうだ?ひさしぶりに切り傷や痣が無い綺麗な自分の顔を見た感想は」

 

「あなたは一体……」

 

「あ、それと一回風呂にでも入ってこい。どうせまともに風呂なんて入ってなかったんだろ?」

 

そう。言っちゃ悪いが少しというかかなり匂う。そうこの執務室の生臭い香りを濃くしたような匂いが。そして俺はこの生臭い香りを思い出した。これは男の股関が気持ちよくなると出るあれの匂いだ。つまり俺がここに来る前に一発ヤったのだろう。可哀想に。

 

「ありがとうございます提督!では榛名入渠してきます!」

 

「ああ行ってこい…」

 

榛名は走って入渠施設へと向かった。

 

「…後少し早く俺が来ていれば…」

 

俺は無意識にそう呟いていた。もしこれが仮にエミリアや会長、吹雪や金剛だとしたら俺は奴を確実に殺していただろう。そう考えるとかなりぞっとする。

 

「おいこらゼウス出てきやがれ」

 

《君には一度神の裁きをあたえてあげようか?》

 

こんのクソ野郎……

 

「ドララすんぞ?」ピキピキ

 

《調子にのってすいません》

 

「わかりゃいんだよ。で俺はどうすりゃかえれんだよ」

 

《あれです。暁の水平線に勝利を刻まないと帰れません》

 

「おし今から大本営に行って今すぐてめぇをぶっ飛ばしてやるから覚悟しとけ」

 

《ひィィ!!ちょ、ちょっと待って下さい!!お願いですから!》

 

「さぁてまずどこからがいい?顔面か?腹か?胸か?腕か?足か?股関か?選べよこのすっとこどっこい」

 

《ほ、本当にお願いですから!!何でもしますから!!センセンシャル!!》

 

「ん?今なんでもするって言った?じゃあ今すぐここに来て大人しくドララされろ拒否権はねぇ」

 

《許してぇぇぇぇえ!!》

 

~数時間後~

 

「うし覚悟は出来たか?」

 

「女神そして一番偉い人である私を本当にドララする気なの?ねぇ?嘘よね?ね?」

 

俺はあれからクレイジーダイヤモンドの脚力を使って大本営に向かいこいつを引っ張り出してうちの鎮守府まで連れてきた。場所は榛名に教えてもらった。ちなみに友達と言って通してもらった。警備アホすぎやしないか?。

 

「あ、榛名はちょっとこの鎮守府のどっか広いところにここの艦娘全員を集めといてくれ」

 

「は、はい!分かりました提督!」

 

うーん提督って言われんのはなんかしっくり来ねぇな。あとで言うか。それよりだ…

 

「自業自得だろうが!!つかテメェはただの中3に人類の脅威と戦えって馬鹿か!!」

 

「それは元の世界でも同じようなもんだったでしょう!!というかただの中3って君スタンド使いでしょ!」

 

「そりゃあっちは少人数だったからだろ!!こっちは艦隊組んでんだよ!!十人以上いんだよ!!いくらクレイジーダイヤモンドでもきついわ!!というかそれより書類仕事とかが一番面倒くせえというか出来ねえよ!!」

 

「ちょ、書類仕事とかは秘書艦にやらせればいいでしょう!!」

 

「おま、一人寂しく書類仕事してる艦娘たちに対して俺が遊んでるとかそんな最悪なこと出来るか!!」

 

「じゃ学べよ!!」

 

「面倒くせえ!!」

 

~数十分後~

 

「もう無理だ我慢出来ねえ……神だろうが女神だろうが美少女だろが関係ねぇ…クレイジーダイヤモンド」

 

「あの剣崎君?なんでクレイジーダイヤモンド出してるのかな?私本当にドラッちゃうの?え?私今からドラッちゃうの?」

 

プッツン…

 

「加減するつもりはねぇし慈悲はねぇ…ドララララララララララララララララララッ!!」

 

「ギャアアアアアアアアアアアアア!!」

 

俺はとうとうプッツンして女神をドラった。殴りながら治したため顔は全く変形せず痛みだけが伝わった。

 

「そしてかぁからぁのぉ~……」

 

「え?なにちょ剣崎君なんで私今外に引きずり出されてるの?」

 

「たしか大本営はあっちだったよなぁ~」

 

「なんで本部の位置確認してるの?ねぇ剣崎k」

 

「ドラァ!!」

 

俺は大本営めがけクレイジーダイヤモンドでゼウスをぶん投げた。

 

「ひゃアアアアアアアアア!!」

キラン☆

 

ゼウスは変な悲鳴を上げながらまるでサ○シのピカ○ュウに10万○ルトされて吹っ飛ばされるロ○ット団のように大本営へと飛んでいった。

 

「暁の水平線に勝利を刻まない限り帰れねーだと?いいぜやってるよこんちきしょう!!」

 

俺は海に向かってそうさけんだ後鎮守府へもどった。

 

「とは言ったもののなぁ…榛名から連絡があるまで暇だし適等に鎮守府回るか」

 

と言うことで……

バン!!

さっそく撃たれますた。

 

「ドララッ!!」

 

「ッな!」

 

「ここがブラック鎮守だってこと忘れてたわ……」

 

もちろん撃たれた玉はクレイジーダイヤモンドで粉々にし直す。だって玉もったいねぇし。

 

「お前は……えっと……」

 

最近艦これやってなかったから忘れた……けどあとちょっとだ思い出せそうなんだよなぁ……

 

「貴様は一体何者だッ!!」

 

「俺か?通りすがりのスタンド使いだ。覚えておけ」

 

「スタンド使いだと?なんだそれはッ!」

 

俺は彼女の質問を無視して唸っていた。理由はもちろん

 

「うーんあとちょっとで思い出せそうなんだよなぁ~たしか入手のしかたがよくわかんなくて結局あきらめたやつ……うーん…たしか最初がビだったのは微かに覚e」

バン!バン!バン!!

 

「質問に答えr」

 

「やかましいッ鬱陶しいぞこのアマ!!今思い出してんでしょうがッ!!」

 

俺は再び飛んできた砲弾をクレイジーダイヤモンドで弾き飛ばす。あやべそとに飛んでちゃったよ…。つかいくらブラック鎮守の艦娘だからって待つってことを覚えないやつは許さんよ?。

 

「え?ちょアマって…」

 

「思い出した!お前ビス子か!」

 

「ビス子ってだれよ!!私はビスマルクよ!!と言うかあなたは本当に誰なの!」

 

あーやっぱビス子やな。胸デケぇし可愛いし俺よりちょっと身長高いな。までもブラック鎮守ってことがあったからか相当口調や喋り方が変わってんな。あ、俺は胸で(ry

 

「まあ通りすがりってのは半分嘘で半分本当。でスタンド使いってのはそのうちいうわ。で俺はただ今散歩中の今日ここに着任した提督。剣崎誠だよろしくな」

 

「え?着任にしたってあなたじゃあ今日からここの提督になるの!」

 

口調と喋り方が戻ったよ。おめめキラキラして嬉しそうな顔してるよ。あれ?予想と違う反応だな。せっかく言いセリフ考えてたのに。ってきり榛名みたいに信じられないだとかどうの言うのかと思ったのだがな。

 

「前の提督と同じ事されるとか思わないのか?」

 

「ええ……あなたはなんていうかその…信じられるって思えるの」

 

「なるほどな。そうだな……今まで受けた傷見せて見ろ」

 

「今の流れで何故そんな事を聞くのかしら!?」

 

ビス子は顔以外に付いてる傷の量が榛名を超え尋常じゃなかった。

 

「いいからいいから」

 

「わ、分かったわ…」ヌギヌギ

 

何故かビス子は頬を赤く染めながら了承した。何んで恥ずかしがってんだ?手とか足だけだしゃいいだろうに。あ、足か。

 

「あんまり見ないでよ……///」

 

「ちょっと待てぇぇぇぇえい!!」

 

ビス子は服を全部ぬぎ全裸になっていた。よく見ると傷の量はほぼ全身を覆っていた。何故ここまでの傷を受けて俺を何故か信用出来るという理由だけで信用出来るのか。彼女は今まで酷い虐待を受けたのだろう。傷を見れば考えなくても分かる。

 

「え?」

 

「いや誰も脱げって言ってないだろ。まあいいやじゃあ後ろ向け」

 

「え?あ、ええ」

 

ビス子は俺の言う通り後ろを向く。あ、言っとくが俺は見てないからな。背中ももちろん傷だらけだった。俺はそんなビス子の背中を優しくさすってやる。

 

「あ、ちょ何を…」

 

「今まで痛かったろ…よく耐えたな。ビスマルク。俺が来たからにはもうこんな傷は負わせねぇし与えねぇ…」

 

「提督……」

 

ん?こんな時で悪いがビス子って提督じゃなくてアドミラーだとかよんでなかったか?。

 

「クレイジーダイヤモンド」

 

「提督?今なんて…」

 

「うっし!じゃあ服着ろ。」

 

ビスマルクは服を床から拾い上げて着ようとする。すると何かに気づいたのか驚いた顔をし拾い上げた服を落とした。にしてもなげぇな。ここの艦娘ってそんな居なかったよな。榛名まだかなぁ~。

 

「おん?どうしたそんな顔をして」

 

俺はわざとらしく言った。

 

「そんな…体の傷が…無くなっている…!」

 

「あら本当。じゃあ案内よろしく」

 

「ちょっと提督!!説明してちょうだい」

 

「あーあと俺の事は提督じゃなくて誠と呼ぶように。ほらじゃ行くぞ」

 

とまぁこんな感じでビス子と合って仲良くなったとさ。チャンチャン

 

 

 

 

To Be Continued…


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