優しい力を持った少年と現代入りした吹雪と金剛の奇妙な話し 作:剣崎 誠
星の名の付いた一族の波紋戦士
「……ッ」
俺は拳を強く握りしめ俯いた。そして彼女の、正規空母……一航戦、赤城の名前を叫んだ。
「赤城ぃーーーーーーーッ!!」
………。
「気づいてやれなかった…救ってやれなかった……傷つけたくもねぇ人を仲間を自分の意識と反して傷つけて…挙げ句仲間に、愛するものに殺されて、本当に救ってやれなくて…ごめんな赤城」
俺は赤城を救ってやれなかった悔しさと共にある信念が芽生えた。その信念とは……
「もし…映画でみた設定がこれに影響されんなら…全ての深海棲艦を俺が元の艦娘に戻してやる…必ずッ」
元の、人の心を持った艦娘に戻してやる。こうでも決心しねぇと……怒りと後悔で自分を保てなくなりそうだッ。
「なーにいってんのよ。誠一人に全部背負わせなんかしないわよ。そ、れ、に未来の彼女として協力しない訳にはいかないしね?」
「そうよ。クソ提督だけにそんなことさせられないわよ」
「誠くんにだけそんな辛いことさせませんよ!」
「誠さん、あなたは一人じゃないんですよ?」
「みんなはマコトの艦娘であり仲間デース!だから一人で背負わないで頼ってクダサーイ!」
「ちょっと金剛ちゃん私は誠の艦娘じゃないんだけど?」
こいつら………はぁ悲しいの俺だけじゃないししょげててもしゃあねぇ…か…。
「ああ、確かにな、俺は一人じゃねぇってことがよくわかったわ。ありがとな………」
このみんなとの決意は決して揺るぎはしない、そしてこの4人との絆が強まった気がした。エミリア?そうだな、ギャルゲで例えりゃ好感度が上がってとこだ。
「……」バシ!
「痛って!……エミリア?」
「いやなんかイラっと来てつい」
「………」
エスパーかよ……。とエミリアに殴られた場所をさすっていると光になった空母棲姫が倒れていた場所になにかの一部に見える石を発見した。
「なんだこれ……石、か?だがなにかの一部にも見えるな……なんかに使えるかもだし一様持っとくか」
~数時間後・自室~
「はぁ…」
あのあと適当に飯を買ってきて飯を食った。その後俺は5人に今日は一人で寝かせてくれとたのみ今俺は一人だ。
「………………幽波紋を使う深海棲艦…か」
決意を固めたもののただでさえ厄介な深海棲艦、その最高ランクに値する姫級がもしこれからそのなかに幽波紋を使うしかもオリジナルの幽波紋であるなら厄介なんてもんじゃない。どんなチーと能力を持った幽波紋が出るかが問題になってくる。まぁ今回はどうにか渡り合えたがこれからも上手くいくとは限らねえ。それに今回は幽波紋ってだけじゃねぇ、化け物、不死身に変身する可能性だってある。正直またあんなのが来たら勝てる自信がない。
「……ああは言ったものなぁまたあんなのが来たら勝てる保証はねぇしなぁ…………寝るか」
先ほどの戦闘での疲労もあり考えるのに疲れた俺はすぐに深い眠りに入り寝ることで考えるのをやめた。
~翌日~
「ん………」ムニュ
目覚めるとそこには服の上からでも分かる
「Whats!?」
「…んん……ふぅ……あ、おはようございます誠さん」
美乳おっぱいの正体は鳥海だった。
「いやおはようございますじゃねぇよ」バシ
「あ痛ッ!」
俺は軽く鳥海にチョップした。昨日一人にしてくれと言ったのに。全く困ったもんだぜ。
「昨日一人で寝かせてくれって頼んだろ?なんで来たんだよ」
「だって昨日デートの帰りに言ったじゃないですか」
「あー」
あーんなこと言ってたな。戦いの事とか赤城のこととかですっかり忘れてたわ。
「はぁまいいや。あいつらが起きる前にさっさと適当に朝食作るぞ」
「はい!」
~数十分後~
「よし出来た。んじゃ鳥海あいつら起こしてきてくれ」
「分かりました!」
~朝食~
「エミリア、飯食い終わったら準備して行くぞ」
「ええ」
俺とエミリアは飯食を食べ終えると吹雪達を置き昨日ニュースでやっていた場所へ向かった。当然そこは刑事ドラマなんかでよくみる黄色のテープが入るなと言わんばかりに貼られていた。
「来たか」
「おせーぞ」
「は?なにいってんだよまだ朝の10時だぞ?」
実は幽波紋使いである翔太と井上を呼んでいた。本当は会長も呼んだのだが残念ながら用事で来られないとのこと。というか翔太の隣にいるあのイケメン執事は誰だ?
「おい翔太、隣のイケメンの執事みたいなのは誰だ?」
「ん?ああ紹介する、執事のセバスだ」
ああそいや女子のグループで翔太がいいとこの坊ちゃんって話題になってたな。なんで知っているのかって?なんか男子代表で強制的に加入させられたからだ。たまにいろいろねほりはほり男子について聞かれるがな。
「どうも、皆様がた。私は坊ちゃまの執事を勤めています。セバスでございます。以後お見知りおきを」
おお、執事だ。めっちゃ礼儀正しけれどなにか遠藤や井上に繋がるなにをすげぇ感じるんだが。
「そしてこいつも君たちと同じ幽波紋使いだ」
ほう。なんとなく予想はしてたが一体どの幽波紋を使うんだ?ゴールドエクスペリエンスかな?それとD4Cかな?またまたそれともシルバーチャリオッツかな?とかなり気になったので聞いてみた。
「で幽波紋は?」
「キングクリムゾンでございます。能力はお察しの通り時間を飛ばしたり数秒先の未来を予知できる能力でございます。まぁ未来予知はもちろんエピタフでございますが」
そう言ってセバスはキングクリムゾンを出した。絶句である。セバス風で言うなら絶句の一言でございます、だ。
「あ、あなた方の紹介は結構です。皆様のことは坊ちゃまから聞いていますので」
「「は、はい」」
俺と井上は戸惑いながら言葉を返した。
「さてじゃあ調査、もとい深海棲艦探し始めるぞ」
「ああ、なにかあった場合は此処に来るように。ここが待ち合わせ場所だ」
そうして俺達5人は調査、深海棲艦の捜索を開始した。
~数時間後~
「なんかみっけたか?」
「いいえなにも」
俺達は2つのグループを作って行動していた。
・誠、エミリア、ジュン
・翔太、セバス
「なんもねーよ」
「だよなぁ」
5時間はたっただろうかまだ何も見つからないのだ(白目)。
「つかよー俺1ヶ月くらいまえに幽波紋発現したばっかだからさぁまだ戦いも幽波紋もなれてねぇんだよなぁ……」
「そいやそうだったな」
そうである。井上は1ヶ月前に発現したばかりでなれていない。だが幽波紋はザ・ハンドと第三部のヴァニラアイスの幽波紋、クリームと同じ位強力だ。だから戦艦クラスなら容易く倒せるだろうがレ級だったり姫級としっかり知能がある深海棲艦と戦うのは幽波紋にある程度なれなければ倒すのは極めて難しいだろう。
「までも俺達いるし大丈夫だろ」
「そんなもんか?」
「そんなもんだ」
にしても本当になにも見つからないな。そろそろ深海棲艦の一匹くらいでてきてもいいだろうに。
「ワタシノ、ホウゲキハ、ホンモノヨ」
「なッ!?」
突然俺の背後から深海棲艦、南方棲戦鬼が現れた。やつは既に俺に砲撃しておりクレイジーダイヤモンドを出して防いでも間に合わない距離に玉は接近していた。
まずいッ!!間に合わないッ!?
「ザ・ハンドッ!!」ブゥーン
目の前まで迫っていた玉は消えた。いや正確には空間ごと
「あ、あぶねぇサンキュ今日飯奢るわ井上」
「おう。にしても」
「メカメカしてるわね。キラークイーンッ!!」
俺を砲撃したやつ、南方棲戦鬼、その姿は空母棲姫やル級、レ級と同じように肌は色気を感じさせるほど白く美しいものだった。だがその反面目も眩むほどの砲塔を積んでおり美しい反面強さと恐怖を感じさせられた。そんな南方棲戦鬼に対しエミリアと俺は幽波紋を出し構える。
「クレイジーダイヤモンドッ!!」
俺が幽波紋を出し構えると、同時に南方棲戦鬼も
「あ?なんか様子がおかしいぞあいつ」
いやな予感がする、つうか嫌な予感しかしねぇ。俺の経験上まじで嫌な予感しかしねぇ。そして
「ワタシノ、ナンポウセイキリュウナントコシュウケンハ、ホンモノヨ」
嫌な予感はみごとに的中した。
「だろうと思ったよチクショウッ!!」
俺は鳥海連れてくれば良かったと真底思った。なんだ?南方だから南斗ってか?ざっけんな!!。
「「なぁ(ねぇ)誠」」
「言うな」
「「あ、はい」」
まじでこんな化け物と戦うのか?いやまてよ三体1だ。勝てるッ!!(確信)それにこっちにはキラークイーンをつかえるエミリアが居るしまける要素がない!!。
「シズメ!」
俺達が警戒(慢心)しているなか南方棲戦鬼は跳躍をし井上目掛けライダーキックした。
「ケ!!、馬鹿か?その足を空間ごと削り取ってやるぜッ!」
あの構え……まさか…!
「井上!!避けろ!!」
「削り取れ!ザ・ハンドッ!!」
「南斗獄屠拳ッ!!」
俺の忠告は虚しく既に事は終わっていた。というか南方棲戦鬼急に滑舌よくなったな。つかやっぱりかよ…南斗獄屠拳って…。
「ナニ!?」
「ぐッ!?」
二人は苦痛の声を挙げる。南方棲戦鬼は片方の足が膝までなくなっており血が吹き出している。一方井上は肘や膝が切り裂かれており南方棲戦鬼同様血が吹き出していた。
「「井上(くん)!!…クレイジー(キラー)…」」
「手を出すな!!」
「「!?」」
俺は井上を治そうと、エミリアは南方棲戦鬼を爆発しようとしたが井上は手を出すなと止めた。
「なにいってんだ!相手は南斗狐鷲拳つかえてなおかつ鬼級の南方棲戦鬼だぞ!!」
「だからこそだ!!だからこそこの戦いでうまくこの幽波紋、ザ・ハンドを使えるようになるためにこいつは俺ひとりで……くッ!!……倒す!!」
井上は膝が切り裂かれた状態でも立ち上がり
「クッ!!アシヲカタホウウシナッタトハイッテモキサマテイドコノナントコウシュウケンノマエデハアカゴモドウゼンダ!」
南方棲戦鬼もそういって片足の状態で立ち上がった。
「ハッ!!」
「くッ!てぇや!!」ブゥーン
「ッ!!」ズン!
南方棲戦鬼は井上の首目掛けて手刀を放つ。しかし手刀はザ・ハンドの左腕に防がれさらに防いでいないザ・ハンドの右手で南方棲戦鬼を削り取ろうとするが南方棲戦鬼はバックステップでそれを交わす。もちろん引き寄せられた南方棲戦鬼は殴られかけるが紙一重でそれを交わす。南方棲戦鬼は交わした瞬間地面に手を突入れた。
「ザ・ハンドッ!」
「南斗雷震掌ッ!!」
何かを察した井上はザ・ハンドの空間ごと削り取る能力を利用し背後の空間をザ・ハンドで削り取り後ろに瞬間移動した。そして瞬間移動したと同時物体ではない何かが地面から勢いよく出てきた。
「あ、あぶねぇ」
「ッチ…」
「ッへ瞬間移動って奴だッ!」ブゥーン
瞬間井上がザ・ハンドで南方棲戦鬼のまえまで瞬間移動し
「ナッ!!」
「オリャア!!」
「ッカハ!!」
一発殴りそのままラッシュを決める。
「食らえダボがッ!!」
「ウグ!?バカナッ!?ダガウケルダケデノワタシデハナイ!」
南方棲戦鬼は高速で貫手突きを連続で繰り出しザ・ハンドのラッシュと渡り合っていた。
「南斗千首竜撃ッ!!」
「なに!?幽波紋の、ザ・ハンドのラッシュについてこれるだと!?けどスピードとパワーはこのザ・ハンドの方が上のようだぜッ!!」
言いながら井上のザ・ハンドのラッシュの方が南方棲戦鬼の南斗千首竜撃よりスピードとパワーが勝っているため井上の言うとおり南方棲戦鬼は押されていた。
「うぉおああああああああッ!!」
「ハァアアアアアアアアアッ!!」
二人のラッシュが飛び交い辺りに風が吹き荒れた。そしてとうとう……
「オォオオオオオリャアアアアアアアッ!!」
「マケルカァアアアアアアアアアアアッ!!」
南方棲戦鬼が押し負けた。
「終わりだァアアアアッ!!」
「グハァァァァアアアッ!?」
南方棲戦鬼はザ・ハンドのラッシュを直にまともに喰らってしまったため後方へと吹き飛びそのまま後方の壁に叩きつけられた。
「ウグッ!…コノワタシガ…ニンゲンニ…マケタノ?」
そして壁に叩きつけられた南方棲戦鬼は突然光始めた。俺は恐らくこの光で死に絶えた深海棲艦はもとの世界、艦これの世界の海へと転送されるのではないかと。
「……ソンナ…コンナ…ハズジャ……デモフシギト…クヤシクナイノハ……ナンデダロウナ……」
南方棲戦鬼は言いながら笑みを浮かべ光となって消えた。
「勝った……」バタン
井上はそう言いながら前に倒れ意識を手放した。
すげぇ…南斗狐鷲拳つかう南方棲戦鬼つう明らかに化け物を一人で倒しやがったよこいつ。
「…すげぇなって言ってる場合じゃねぇな、クレイジーダイヤモンド」
「えぇすごいわね井上くん」カチ
俺はぶっ倒れた井上をお越しクレイジーダイヤモンドで直した。つかいびき立てて寝てた。おかげで俺が井上を担いで帰る羽目になった。もちろんクレイジーダイヤモンドを使って担いでるけどな。ちなみにエミリアは南方棲戦鬼の艤装を爆弾に変え爆発させた。辺りが吹き飛んじまったからまったクレイジーダイヤモンドで直したがな。
「さてとじゃあ待ち合わせ場所に行くか」
「誠私も寝てたいからおんぶして」
「アホか」
~黄色いテープの前~
「あー流石に疲れたぞ?いい加減井上のやつ起きねーかなー」
「ねぇまこt」
「無ー理」
~30分後~
「はぁもうそろそろで5時なんだが」
「私本当に眠くなってきたんだけど」
「俺もだわ」
と俺達がウトウトしていると翔太達が戻ってきた。
「おいおせぇぞ」
「ああすまないな。それよりそっちはなにかあったか?」
「ああ、南方棲戦鬼とあったぜ?ま井上が倒したが」
「そっちはどうだったのよ?」
「こっちはこっちで水鬼棲鬼にあってな」
「で水鬼棲鬼は倒したのか?」
うーんどうやら翔太も翔太で苦戦しt
「いやそれが……」
「ですね………」
セバスと翔太は苦笑いを浮かべて自分の後ろを指差した。すると後ろから白髪のログヘアー+滅茶苦茶馬鹿ゴツいブーツを履いたザお姉さんが登場した。あ、(察し)
「君が剣崎くんだね?」
「え、あ、はい」
本日二回目の嫌な予感だ。
「お、当たった当たった♪私、水鬼棲鬼っていうんだ。ってことでじゃあ今日からよろしくね♪」
「おうよろしく………ん?」
おいこいつ今なんつった?今日からっていったか?。
「おーしじゃあ帰ろうー♪」
「おい翔太耳貸せ」
「あ、ああ」
そして俺の嫌な予感は本日二回的中した。内容を聞き出すとこうだった。翔太達が俺達のようにひたすら数時間探し回っていると突然水鬼棲鬼があらわれ俺に会わせてくれと言ったそうだ。それで翔太が理由を水鬼棲鬼に聞いたところ「私その剣崎誠っていう人間と一緒に生活してみたいんだー♪」といったそうな。それでセバスがまぁ敵意もないみたいですし一様連れて行って見ましょうといって連れてきてしまったようだ。
「まとりあえず帰ろうぜ。おい井上お前はそろそろ起きろ」ペシペシ
「んあ?……あぁおはよ」
「おはよじゃねぇさっさと降りろ」
「あーわりぃな。よっと」
「ったく」
俺は背中でグースカいびき立てて寝てる井上の頬をペチペチ叩いておこして背中から下ろした。
「これはライバルが増えそうね…」ボソ
「ん、エミリアなんかいったか?」
「いいえなにも」
「そっか。じゃあ今日はもうおせぇし解散な」
てことで今日は全員解散した。そして帰宅。
~誠の家・居間~
「ってことでよろしくね艦娘の皆♪」
我が家に新しい家族が増えた。その後4人から質問攻めにあいようやく今収まった所だ。というかあのゴツいブーツ脱げんだな。
「なぁ水鬼はどこで俺を知ったんだ?」
ちなみに帰り道に水鬼に水鬼棲鬼じゃ長いから水鬼と呼ぶことにした。もちろん本人もOKしている為問題無し。
「ん?あぁ空母棲姫姉さんから聞いたんだ~」
「え?」
「あー私達深海棲艦ってね?大体面識ある人だとね?その深海棲艦が沈むとき遺言みたいなのが頭に響くんだ~それで君の事知ったんだ。でおもしそうな人間だと思ってさなら一緒に生活してみようと思ってね?今に至るわけなの」
「へーなるh」
「「「「ちょっと待った!!」」」」
突然艦娘ズが俺の事を遮った。まぁいきなり敵側の深海棲艦と一緒に生活するなんて無理やり過ぎるしなぁーでももし拒否ったら「もし断ったら君のこと死ぬまで犯すからね♪」なんてことを言われたんだ拒否れる訳がない。ちなみにその後「あ、ちなみあんなこと言ったけどまだ私処女だからね?」と言われた。これが処女ビッチってやつか、とこの時俺は思った。つか何故普通に殺すんじゃなくて犯すんだよと聞いたところ「私人や艦娘殺すことに抵抗あってさぁ~だからああいったの」と。まぁこれはありがたいな。あと今更だけど水鬼って日本語ペラペラだな。
「ちょっと待ったもなんもないからね?これ決まったことだからさぁ~。ね?誠」
「まぁな。つうことだから仲良くしろよお前ら」パタン
俺は部屋を出た。さてと俺はこの場が修羅場になる前にさっさとキッチンで飯つくろっと。
~キッチン~
「~♪」
俺はキッチンにてその血の運命を鼻歌で歌いながら冷蔵庫にちょうどオムライスの材料がそろっていたんで今はオムライスを作っている。て言うかよくよく考えると今日昼飯食ってネェな。通りでめちゃくちゃ腹減ってんのかなるほどなぁ。
「おし出来た………と!?」
「ヤッホー」ギュ
いきなり後ろから抱きつかれた。抱きついてきた正体は…
「あれー?やっぱ話に聞いた通り男の人って背中って大きいくてたくましいねぇ」
水鬼だった。あと水鬼、その言い方はやめろ。春心気真っ盛りの中3の俺にとってその言い方は下ネタにしか聞こえないからやめろ。
「今の大きくてたくましいってセリフが下ネタに聞こえたでしょ?」
「……」ギク
何故分かった!?エスパーかよ(本日二回)。
「おっ、赤面したわね………図星でしょう?ズバリ当たってしまったか………なぁーーーーッ!?」
こいつジョジョネタ知ってんのかよ……つかエシディシの声まね上手すぎ。っておいなーーーーッ!?って叫びながら自分の巨乳を俺の背中にこすらせってくんな。
「いいから離れろ。ほらオムライス運べ」
「ちぇーつまんないなぁ」
といいながらもちゃんとオムライスの乗った皿を手に取って運ぶ水鬼。可愛い……。
~居間~
「あの水鬼さんって誠くんの事好きなんですか?」
安心しろ。面白いってだけらしいからそれはねぇよ吹雪。
「うん一目惚れだったよ~」
「「「「ぶっ!?」」」」
は!?お、面白いってだけじゃないのかよ!?。つかオムライス口にはいってたやつ吹き出しちまったぞ水鬼と吹雪以外。そしてこの瞬間吹雪、金剛、鳥海、
「お、おい水鬼、面白いってだけでついて来たんじゃねぇのかよ?」
「いやぁ~なんだろうねぇ?なんか…ねぇ?」f^_^;
頭をぽりぽりかきながら苦笑いを浮かべる水鬼。この仕草もまた可愛いゾ。
「今の私の仕草を可愛いと思ったでしょう?」
エスパーだろこいつ、それともヘブンズドアでも使ったのか?。
「……」モグモグ
「つれないなぁ~」パクパク
そして時間は過ぎていき時刻は10時である。あとちなみ明日は学校だ。だりぃな。ま当然例の時刻と言うわけだ。つか布団たりなくね?まぁ大丈夫だろ。で勝ったのは予想通り
「ねぇ誠はさおっぱい大きいほうが好きなの?」
水鬼だった。もう誰だこいつは、俺の知ってる水鬼棲鬼じゃないぜこいつはよ。
「知らねぇよ俺明日学校だから早く寝ないとだから水鬼も早く寝ろ」
「うんそうだね。私も明日学校だし」
「おう。お休み……」
ん?今本日3回目の嫌な予感がしたぞ。
「…ってちょっと待って!?」バサ
「どうしたのよいきなり?。寝るんじゃなかったの?」
「お前今なんと言った?」
「私も明日学校だしって言ったのよ?」
的中だな。はぁもういいや。寝よう。
「そうか……お休み」
「え?あ、うん」
誠は考えるのを止めた。
~深夜1時~
「んあ?」
いろいろな疲れで熟睡していた俺は完全に寝ていたのだが唐突に聞こえた小さな爆発音のような音で起きた。
「爆発…音?いや砲撃のようにも聞こえたが…深海棲艦の仕業か…?」
エミリアがやったのかと思ったが外の方から聞こえた。しかも結構遠くからだ。
「……いやな予感しかしねぇな」
でも行くしかねぇんだよなぁ……。
~海岸付近~
「ここら辺だよな…?」
と海岸付近に俺が到着した瞬間…
「
一つの閃光が瞬いた。そして…
物語が、動き出し始まった。
「今の声、そして一瞬見えた光とともに見えたあの姿はまさか!?」
光が見えた方へ向かって行くとその光を発生させた人物がそこにはいた。
「ふぅ……一体なんだったんだ彼女は…ゾンビや吸血鬼には見えなかったがなにか似た物を…ん?石…なにかの一部にも見えるけど……誰か来るな」
近づいた俺は彼の姿を目にし言葉を失った。そう彼は……この人は!!
「ん?君は…子供かい?こんな暗い時間にであるちゃ駄目じゃあないか。さ早くお家へお帰り、ここは危険だからね」バーン
ジョジョの奇妙な冒険第一部、ファントムブラッドの主人公にして紳士の波紋戦士、ジョナサン・ジョースタだったッ!!
はい!と言うわけでジョナサンでましたーッ!!いやーまぁタイトルで察した方いるかもしれませんが登場です!!いやぁ書いてて胸が熱つくなりました!。続きがはやく書きたい!!。