優しい力を持った少年と現代入りした吹雪と金剛の奇妙な話し 作:剣崎 誠
俺はあれからエミリアと吹雪達に散々怒られた。晩飯中エミリアがサキュバスってことは誠レ○プされたの?といって口にあった飯を全部吹き出したのはいうまでもないだろう。そして今俺は風呂に浸かり戦いで負った疲れを鼻歌と共に癒やしている所だ。
「~~~~♪」
しかしここで再び事件は起きた。
ザバアーン!!
「よくもこの私をオオオオオ!!許さない!!許さないぞ!!」
「テメェまだ生きてたのか」
先ほど倒した空母棲姫だった。何故風呂場にいるかは知らんがとりあえずまたぶちのめす。
「まぁなんでもいい。とりあえずまだ生きてんなら…………ぶちのめす!!」
俺はクレイジーダイヤモンドで空母棲姫に殴りかかった。がしかしその拳は当たらなかった。何故なら…
「ッな!?テメェそれは……………幽波紋!?」
そこには先ほど空母棲姫が変身した姿と全く同じ格好をした幽波紋らしきやつがクレイジーダイヤモンドの拳を拳で止めていた。
「ふふふ……さっきは自分の力だけであなたを倒そうとしたけどそれは間違いだったわぁ…名前はサキュバスクイーンよ」
なるほど……どうして深海棲艦にサキュバスの力なんてもんがあるのか疑問だったがようやくはっきりしたぜ。
「なんにせよテメェはもうズタボロの筈だ。俺の幽波紋、クレイジーダイヤモンドとやりあっても勝ち目はねぇよ」
「そうかしら?」
空母棲姫はそういうと気絶している素っ裸の男をどからともなく出し股間に手をあてる。そこからは想像に任せる。想像通り吸い尽くした空母棲姫の傷はほぼ完全に治っていた。
「あぁ~美味しかったぁ」
「テメェッ!!」
空母棲姫は言いながらDIOに血を吸われたジョセフのようにカラカラに干からびた男を後ろに放り投げた。俺はそんな空母棲姫のこうどうに怒りを覚えながら駆け出しクレイジーダイヤモンドのラッシュを浴びせる。しかしそれは全てやつの幽波紋サキュバスクイーンによって防がれた。
「あなたは絞り殺さずこのままなぶり殺してあげるわ!!」
「やってみやがれ!!クレイジーダイヤモンド!!」
俺はやつの幽波紋ラッシュをクレイジーダイヤモンドでなんとか防ぎ切るがそれはアル意味誤算だった。何故なら俺の背後には白玉艦載機が何体もおり挙げ句本体である空母棲姫は艤装をこちらに構え砲撃してこようとしている。
まずいと言うかこれ死んだんじゃね?
「どうやら打つ手なしのよぉねぇ?うふふ~今からなら快楽で気持ちよく絞り殺してあげてもいいわよ?」
「嫌だね!断る!俺の童貞はマジで惚れた奴にしかあげないことにしてんだよ!」
「あらそう?ならお望み通りなぶり殺してやるわ!!」
俺は風呂の地面を叩き壊し薄いが自分をほぼ囲むように防御壁に直し替える。
このすきに何機か倒すか………いやそれとも…。
ドカン!!ドカン!!
「クッソ!!これじゃ考えてる内に防御壁が壊されてやられちまう!」
考えろ!!考えろ!!この状況の打開策を!!。俺は思考を必死に巡らせ打開策を考えた。そしてある事を思いついた。
「ま正直面倒くせぇがやるきゃねぇか」
俺はクレイジーダイヤモンドで床を破壊ししたへ潜った。そう俺が編み出した打開策は……
「潜って直す!!」
俺はひたすらクレイジーダイヤモンドで床を破壊し下へ潜り通った場所を直すを繰り返した。
「さぁもうお終い…………あら?いない?何処へ消えたのかしらぁ~?」
ちょうど真上から空母棲姫の声が聞こえた。恐らく完全に防御壁を破壊したのだろう。そして俺真上にクレイジーダイヤモンドのラッシュを叩き込んで破壊し地上に出た。もちろん真上には空母棲姫がいるから多分バレずに追撃出来るだろう。
「ドララララララララララララララァァ!!昇○拳ー!!」
「ぐぶッ!?」
おっと口が勝手に。恐らく休みの日ほぼスト○ァイやってたからだろう。俺はそのままル○ィがクロ○ダイルを倒した時のように上に殴り抜けた。だがしかしその程度でやられるはずがない空母棲姫はすぐさま立ち上がり幽波紋、サキュバスクイーンを出し構える。当然白玉艦載機の銃口はこちらに向き今にも撃ってきそうな威圧感を感じさせる。
「バカねぇ?大人しくそのまま土の中で隠れていればよかったものを……いいわぁ今すぐ楽にしてあげるッ!!」
「さてはて?バカはどっちだろうな?俺が何の策もなしにただ地面に潜って出てきたとでも思ってんのかよ?」
「どういうことかしら?強がりのつもりならただの悪あがきよりバカなことよ?」
空母棲姫はそういいながらニヤリと笑い
「ある人は言った。相手が勝利を確信した時、そいつはすでに敗北しているッ!てな………要するに………俺が地面に潜った時点で俺の
「何を言って………………!?」
そう俺はただ地面に潜って出てきたわけじゃなかった。俺はいくつかの白玉艦載機の残骸をクレイジーダイヤモンドで集めそこにかすった部分の血を残骸に塗ったのだ。殴り抜けた時にもその血を空母棲姫に塗ったがな。つまり……
「自動追尾弾だぜッ!!」
「何ッ!?」
地面から次々と白玉艦載機の残骸が出て来て空母棲姫にダメージを与えていく。もちろん空母棲姫は残骸の猛攻に耐えられる訳もなくただひたすらにその猛攻をくらい続けた。俺はその隙にもはや手足もでない無抵抗な空母棲姫に近づき。
「ドララララララララララ!!」
「ギャバアアアアアアアア!?」
クレイジーダイヤモンドのラッシュを放った。そして最後に俺はクレイジーダイヤモンドで思いっ切り殴った。
「ジャックポット!!」
空母棲姫はそのまま吹っ飛んだ。だがしかしボロボロになりながらも空母棲姫は立ち上がってサキュバスクイーンを出し殺意を絶やさず向ける。
「まだ……終わらない!」
「タフだな……!」
立ち上がった空母棲姫はそう言ってこちらに走ってくる。俺もそれに合わせ走る。そして…
「ドララララララララララァァアア!」
「沈め沈め沈め沈め沈め沈め沈めェ!!」
ラッシュ対決が始まっだ。クレイジーダイヤモンドはスピード、パワーはかなり高い。もちろんそれについてこれる空母棲姫の幽波紋、サキュバスクイーンも相当なものだろう。だがサキュバスクイーンはスピードが高いというだけでパワーは幽波紋で1位2位を争うクレイジーダイヤモンドには及ばなかった。
「クソ!!何故だ!!何故だ!!!何故なんだアアアア!!!!」
「しゃらくせぇぜコラア!!」
「べぶら!?」
「ドラララララララララララッ!!」
ラッシュには勝ったが空母棲姫は踏ん張り吹っ飛ぶのを防ぎ何とか耐える。
「タフ過ぎるだろッ!?」
「ヴァオオオ……」
空母棲姫の様子がおかしい。明らかに唸り自我が消えているのがよくわかる。さらに言うと空母棲姫の体から何か邪悪なオーラを放っている。そして次の瞬間
「ヴァアアアアアアアアア!!!!」
突如空母棲姫の体の部分が所々はじけ飛んだ。もはや空母棲姫は体の原型を留めていなかった。その姿はまるでバイ○ハザードのネ○シスやタイラントのように体から触手が生えたり巨大な爪を持った腕へと変わった。
「うっわグロ!?俺にはまだはやいってこれは!!つかあれとマジでやんのか!?」
浮いていた白玉艦載機もどんどん地面へ落ち、とうとう全ての艦載機が落ちて空母棲姫はよりいっそう化け物へと変わっていった。
「やるしかねぇよなこれ……」
そして変化を遂げた空母棲姫がその巨大な腕を振り上げた。クレイジーダイヤモンドで何とかガードするも吹き飛ばされ体の一部分がバキと嫌な音を立て血を吐いた。
「グハッ!!……やべーな………これ……勝てる気…全然しねぇわ…」
空母棲姫は両手を広げ唸るように雄叫びを上げた。
「グゥオオオオオオオオオオオオオ!!」
雄叫びを上げた空母棲姫は容赦なく巨大爪腕を再び振り上げた。
「強すぎ……るぜ……」
そして振り下ろされた。
「キラークイーン!!」
バーン!!
瞬間声が聞こえたと同時に振り下ろされた巨大爪腕は爆撒した。そうそこには幼い頃大事な約束をしたお嬢様、エミリアの姿があった。
「エミ……リア…!?」
「誠……あんたねぇ………!!」
「ハハ…悪いな」
「「「「誠くん(マコト)(誠)(誠さん)!?」」」」
しかしエミリアだけでは無かった。俺の大事な艦娘4人の姿もあった。
「金剛さん!」
「ハイ!分かってマスヨ!すぐに持ってきマース!。クロックアップ!!」
金剛と吹雪がなにやら話している。俺はその会話をかろうじて聞けた。持ってくる?何をだろう。つかなんで金剛クロックアップで戻ったんだ………。
「じゃああとは私達に任せて頂戴!」
「ああ……頼むわ」
戻った金剛を除き皆構える。エミリアはキラークイーンを出し、吹雪達は艤装を展開する。すると金剛突然戻ってきて俺に謎の緑の水をかけた。
「これで大丈夫ネー!」
「うわ!?なにすんだよ金剛!ってあれ?傷がねぇ!?。まさか…!?」
「そう今かけたのは高速修復材よ」
傷が治っていることに驚いた俺に鳥海がそういった。やはりか。でもなんでそんな代物が………あ(察し)。
「頼むつったばっかだけど全員でやるぞ!」
「「「「「了解!」」」」」
俺達はこのまま魔王にでも挑む勢いよいで原型を留めていない化け物、空母棲姫に戦いを挑んだ。
To Be Continued