オブジェクト・クロスロード 作:TeamOCR
この世界にも空港はあります。国内外共にあり、国外線は例の関ももちろんあります。今日はオブジェクト・セントラルの課外授業でそこの生徒達が旅行客のためにとある検査の体験をする事になっていました。「ボーラー、僕は別室担当になったんだ」ポルターハットのボーラーと・・・「一緒に頑張ろうね、BellMO!」BMOを模したBellMOも、一緒に体験します。「ちなみに今日はOBSの撮影班も来ているから、慎重に頑張ってね!」「はい!」・・・残念ながら本編をここでお見せする事はできないんです。これは大人の事情です。
「・・・ふぅ。」「リドルノートさん、お疲れ様です。」「ありがとう」休憩室のモブ関員とリドルノート。モブ関員はリドルノートを完璧に満足できませんが、満足させると存在ランクがモブから昇格して名前を手に入れます。そんな事もあってモブ関員は特定の姿をとれません。「・・・ナレーター、その情報どこで仕入れた」ああっ、ごめんなさいストローさん。
モブ関員が部屋を出ると、ObjectTubeをはじめとする動画サイトをおもむろに開くリドルノート、どうやらOBSの投稿状況チェックしているようです。「何度もローレンに先を越されはしたけど、タイトルサーチに引っかからない非公式の動画までは手が回らなくって・・・もちろん公式が上がっているかもチェックしてますよ。」・・・と引っかかったのは公式動画への誘導でした。「・・・公式への誘導?このパターンは初めてです・・・。」
食べ物を申告しなかったがために没収されたり、ラベルが無いせいで別の物と間違われたり。そんなOBSの収録が終わり撮影陣が帰る頃にはもう夕方でした。「・・・で、どうやって帰る?エアポート急行のある空港線はアルミ風船のせいで運転見合わせって情報をルームメイトのディクスがキャッチしたんだけど」「俺もまだ人を掴んで飛べないし」「いや、あるよ。モノレールに乗れば学園に帰れる。」「だがしかし、着く頃にはそっちから電車出てないと思うんだが」「そこで毛糸で臨時編成を作れる僕の出番ってわけ、そのためだけに部活に潜入して時間の経過速度を変える魔法習ってたんだ」
そして、モノレールで帰る途中。「あの時魔法でチートしてたのがばれなくてよかったけど」「まねっこだからという理由で中止になったのを思い出すからちょっと気にくわない言い方なんだよな」「でも、外はもう夜だね」「・・・そうだな」この後、生徒達は毛糸の臨時編成とはいえ無事寮に帰る事ができました。
ちなみに毛糸で臨時編成を編めると言ったのはEC寮の生徒です。