オブジェクト・クロスロード 作：TeamOCR
【開始前】
～オブジェクト・セントラル～
「えっと今日は・・・まだ７月か。」彼らが作った逃走中ドラマの舞台時系列は彼らがこの世界でキーストーンとそのデバイスを入手した少し後・・・言っておくとまだマスタービルドの魔法を覚える前・・・強いて言えばフォーテル達の入学１年目の７月中旬。逃走中には乱入したが夏休みはまだ始まってない、そんな時である。「今日は逃走中の舞台になる日なんだよな。」『授業の時間割』を確かめたフォーテルは急いで授業で使う教科書と道具を揃え、ディクスを起こす。ディクスは教科書も道具も全部自身の中に入っているため、揃える必要がないといってもいい。
～クラン星のパステル社～
時はNS01のデータがなかった事にされた少し後に遡る。逃走中の時間と舞台の時間がずれる事が多いが、そもそもバラバラの時間軸から逃走者を連れてきているため何の問題もなかった。「当日の逃走スケジュール、建ててみたよ。」最初はホール・・・中で開始。授業時間との兼ね合いで9:35～9:40の5分で開始宣言を行い、9:40～10:30で50分。生徒の移動20分、ここはハンターを止めて逃走時間に加算しない。10:50～11:40の50分、この間に外に出すミッションをやって、逃走者を外へ。食堂目当てで外へ出た生徒たちが中に戻る頃合いを見計らって再開し、13:20～14:10の50分を分割して逃走と復活ゲーム。14:30～15:20でフィニッシュ、という流れ。「・・・でもこれ、パステル社単独のゲームにしては重くないですか？」「・・・それが、カナヘビ社の方から『時喰いに食べられる前に仲のいいライバルを演じたいから共同開催してくれ』って言われて・・・」「それって、合作？面白そうね。でも時喰いって？」「タイムパラドックスとは違う、新たな脅威ね・・・。」
【開始直後】
「なるほど、そっちも考えてきたのね」ゲームが始まったのを見たパステル社は、NS01のデータがクロノスとカナヘビには存在しない事をメールで察していた。「私の予測にすぎないけど、カナヘビはNOパステルのNS01で閣下が勝った時間軸を見ていた時に時喰いが現れて、何かが無かった事にされたから時喰いが現れた事を考えるとNS01が無かった事にされた事で多くの時間軸で現れるようになった、という感じかなと。クロノスにはどう見えてるかな。」甘月は葉月に時喰いの事を説明してあげると、逃走中を眺め始めた。
PS:カーソルの調子が悪いです。