オブジェクト・クロスロード   作:TeamOCR

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やっと授業回です。


人の姿になる魔法

 「気をつけ、礼!」魔法の授業を担当する教師の一人、ワンダー。「着席!」その見た目はGバスターズの銃の部分で、Gバスターズが杖でもないのにワンドと呼んでいた事から来ている。「というわけで1年目の皆には早すぎるかもしれないけど、今日は人型になる魔法よ。」そう言ってワンダー先生はいつも通り授業を始めた。

 この世界には擬人化度を変える道具があるが、それは魔法も例外ではない。この人型になる魔法や逆に顔と手足を見えなくする魔法がそれに入る・・・とは言っても。「ヴェータ、魔法開発も進んでるんだな。」「そうだな、親友。」そう、この2つの魔法は最近開発されたばかりであり、試験運用段階だったのである。

 「・・・ディクス、4月は基礎魔法だったのにどうして試験運用段階の魔法を中級魔法よりも前に出すんだろう。それにこの魔法の開発源の魔法もまだだし」「そういう事はストローに言った方がいいよ。それにこれは無言魔法と言って呪文を言う必要が無いからね」「ああ、そうか」

 使い手によって演出を変えるこの魔法、どうやらディクス達OJ寮が使うと某次元ワザの様に枠が現れてくるくると変化する。ペンナは血統の事もあって原型を留めているとはいえ、擬態を解いていてかつ悪魔化が原型以上に進行したような・・・角と尻尾と蛇腹が増えたような姿に。

 シャーベットとストローも調子に乗って魔法を使う。しかし、人の姿でもシャーベットの腕が無い(※「一応その気になれば腕を出せる」とは本人談)のとストローの足が無い代わりに何かの跡があったのはそのままだった。「こんな事いって言いのか分からないけどストロー、消す魔法でその跡が無くなればいいんだけどね・・・。」「・・・わかる。」シャーベットにも言える事とはいえ食べ物勢は人の姿になると食べ物では無くなっていた。「食べられる事は低くなったけど、非常食になれない所が残念で仕方ないよ。」

 ちなみに真っ先にこの魔法をキャッチしたのはワンダー先生が顧問の魔法開発部であり、ワンダー先生のご好意で授業に採用されるに至った、という訳である。この学園には魔法開発部以外にも様々な部があり、集まりたい時に集まる部もあれば試合などの決められたら時間で集まる部もあるといった感じになっている。

 ・・・次に話すとしたらこの部に関する話になるだろう。それかUnderTaleをこの生徒達で再現したらどうなるか、それはまだ分からない。その時は誰が何部かも書く事になるだろう。別の魔法は別の話で。




*ワンダー(Wander)
ゴーストバスターズがワンドと言っている部分を他の部分から切り離した物。魔法の授業担当の先生側。
しっかり者の女の先生。

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