MAD111 世紀末総支配人伝説 怒りのヌカ・ワールド 作:溶けない氷
『口枷をつけた獣だぞ!』byレイダー
『ああ、そうだ!獣の超ヤバい血(遺伝子)だ!』by総支配人
まさかのクリボーが総支配人と子作りして征服王を産む。
後世に鉄血女王姉妹と呼ばれた武王『マホ』と覇王『ミホ』である(嘘、多分
ヌカコーラを売る、契約農場は弾丸と引き換えに農作物を献上する。
都市は作物納めてれば自治させて放置
後は知らん、力こそが正義!殺人も自由
この中世ファンタジー風世界と思ったらベルセルク風ダークファンタジーになる素敵仕様
ハーディ「あなたのせいで世界のバランスが崩れたわ!」
総支配人「じゃ、ニフォンの人間を俺のいた世界に送り込んでバランスとってよ」
ハーディ「OK」
結果として、日本人オリ主の転生先がキャピタルウェイストランドのどこかに一律設定されました
これでみんなトラック転生しても安心だね
主食はゴキブリな!
「ヒャッハー!この街も俺たちの物だ!ヒャハハハハッハ!」
イタリカの街からありったけの酒と食料と女にショタっ子を供出させ宴会を早速開くレイダー達であった。
総支配人にしても街を攻略するために彼らに犠牲を払わせているため代金を請求された場合に物納しなければならないのだ。
どこの世界でも回り回って弱者が強者のツケを全額払うことになるのは同じ。
「オラァ!酌しろやぁ!」
「は、はいぃ!」
今も雄レイダーの一人がイタリカの街の女性を慰み者にしたり、雌レイダーがショタっ子を性的に食っていたりとヒャッハー達の野蛮な狂宴を街の広場で繰り広げている。
「クッソォ!まだ殺り足りねぇぜ」
地元のレイダーの皆さんの新鮮な肉でキャピタルでも好評なヒャッハーレイダーアート展覧会を町の城壁をモチーフに開いていました。
ねじ切られたアヘェ頭がポールに刺さっていたりフックでマグロが軒先に吊り下げられたりという実に正当でクラシカルなアートです。
もちろん、我らが総支配人がアート展覧会で金賞を受賞致しました。
ほら、広場に展示された逆さに吊り下げられながら光る電球を口に加えた新鮮なお肉チャーンが第52回ヌカワールド芸術展覧会で金賞を受賞したアートです。
尻の穴からコードが伸びるという独創性には流石のレイダーもドン引き。
え、ピックマンのパクリ?ヒャッハー!君も新鮮なお肉になるといいよ。
『ひ、姫様・・・・申し訳・・うう、ありません』
『くっ殺せぇ・・・・この・・・ケダモノが・・・』
ハミルトンとピニャはフォルマル邸宅の大部屋のベッドで裸で二人仲良く力尽きていた。
過程の表現は避ける、どうせよくあるエロゲみたいな展開だったし。
結果としていうなら、二人の胎内では新しい生命が芽吹いていた。
『この世界の人間は生命の尊厳を軽くみすぎている・・・嘆かわしいから命の尊さを教えてやろう(ゲス顔』
なので通りがかった皇女とそのお付きの女騎士にとりあえず種付けという世紀末世界な倫理観を発揮してしまった。
別にどこの世界でもよくあることだし、無問題。
唯一の救いは総支配人は美形なので生まれてくる子も間違いなく美形だろう。
ヌカワールドのレイダーに限らず、なぜか中世のヴァイキングやクマンといい蛮族は美男美女が多かった。
理由はお察しください。
焼け落ちた町の建物がまだ熱い内に早くも世紀末の流儀で支配を始めたレイダー達であったが
肝心な事を忘れてはいないだろうか?
そう、第3偵察隊のことをスパッと忘れていたのだ。
実際のところは解放すると伊丹に約束したので武器は取り上げて後は好きに死なと総支配人が自衛隊の撤収を確認すると館から解放したのだ。
ほんとのところは捕虜の監視なんていう退屈な仕事をさせると
レイダーが反乱を起こさないかと心配した総支配人が追い出したと言うべきだろう。
街に戻ってきた伊丹は日が暮れるのを待って物陰の中を進み、フォルマル邸を目指していたがイタリカの街が圧倒的に悪い意味で変貌したのに目を見張った。
まず、門にはでっかいロボットが詰めるようになった。
セントリーボット 2077年まで生産されていたアメリカ陸軍の軍用ロボット
ガトリング砲や核ミサイルなど、重装甲と重火器で武装したこいつに普通の歩兵が正面から戦えば3秒とかからずにミンチの出来上がりだ。
アサルトロン
頭部に高出力ビーム砲を搭載し、接近戦に優れた機体。
ドミネーターにかかれば一瞬で人体の微塵切りからカリカリ炭焼きの出来上がり。
そしてMrガッツィー大佐
高度な人格AIを搭載した軍用のMrハンディが門に恐る恐る近づいてきた伊丹を尋問する
『このコミュニストのクソウスノロが!
ハジキなんざ怖かねぇ!野郎ぶっ殺してやらぁ!』
伊丹をセンサーに捉えるなり、実に荒っぽい性格とともに機関銃をぶっぱなしながら襲いかかってきた!
どうもコマンドーを人格AIを作る時に参照したのがまずかったようだ。
いきなり殺しにかかってきた!
近づく者を片っ端から殺そうとする奴を門番にするのはどうなんだろうか?
咄嗟に都合よく転がっていた蛆虫が早くも湧いている死体の山を盾にして銃撃を避けるが
『あら、駄目よ。あれってば殺しちゃ駄目な方の人間じゃないかしらぁん?』
『何だって?おーいお前は殺しちゃ駄目な奴か?』
総支配人の命令により一応、今の所は暫定的に殺してはいけない人間リストに加えられていたのには自衛隊員っぽいのも含まれているらしい。
『悪かったな兄ちゃん、てっきり赤のオフェラ豚と思っちまった。
名前を言え、一応入れそうな気がするゼェ』
門や壁からは死体が吊り下げられ首が城壁から掲げられた旗ざおに突き刺されている
ベルセルク風中世ファンタジー世界な街に好き好んで入りたがる人間が多いとは思えないのだが・・・