龍美は母である剣心に諭されて愛刀「正宗」を少しだけ抜いて左親指を切りそこから流れ出た血をセリスティアに飲ませて即興で転生させてしまったのであった。
龍美の鈴鹿御前の血を飲み紫の髪の少女に勇気づけられたセリスティアはその少女と同じ姿になって神姫となったが性格が大人しかったのが嘘のように男気溢れる性格に変わってしまったのと髪型がツインテールになったのであった。
空に戻るには神装機竜に乗らないといけないがそのリンドヴルムの機攻殻剣が先ほどの元汚職時空管理局員の放った攻撃で粉々にされてしまい柄だけしか残ってなかったのである。
龍美は持っていた自作したインテリジェントデバイスを一か八かでセリスティアに渡したのであった。
龍美からインテリジェントデバイスを受け取ったセリスティアは何と説明なしでバリアジャケットを纏い自分を殺した汚職魔導士の元へ向かったのであった。
「みんな‼ 待たせた‼」
「おい‼誰だ‼」
「わたしはセリスティアだ‼」
「え~と・・・(゚Д゚)ノ」
「此処は頼んだで~‼」
何事もなかったかのように神姫として転生したセリスティアの豹変ぶりを見てクルルシファー達は固まってしまったのである。
流石に居た堪れなかったので大龍はクルルシファーを連れて退却していったのである。
「どういうことだ‼ 確かに心臓は撃ち抜いたはず‼」
「確かにおまえに心臓を撃ち抜かれたさ。そうの所為でこうしているのがやっとなんだがな。おまえをボコボコにするくらいには余裕があるんだ‼」
「ふざける・・・え?」
「お遊びはお終いだ。わたしの親友を殺した償いをしてもらう」
「まさか。おまえがあの素手で幾多の敵を血祭りにしてきた抜刀斎の娘(゚Д゚)ノ‼」
「ああ。そうだ‼」
「一つ、近くにいたことに気が付かなかった」
「二つ、仲間を悲しませた」
「三つ、それで多くを危険にさらした」
紅いバイザーで顔を隠している汚職時空管理職員は顔が青ざめており恐怖に怯えだしたのである。
殺した相手が生き返って目の前に参上したことには誰だって驚くのだからしょうがないのだが龍美達はこんなことは日常茶飯事なこともあって死をいずれ来る転生の時だと思っておりそれがセリスティアは早かったのだと受け入れて今に至るのである。
そして龍美とセリスティアはあの二人で一人の仮面ライダーのように語り出し、
たつみ&セリスティア「さぁ。おまえの罪を数えろ‼」
同時に汚職時空管理局員に向かって指を差し罪を数えろと決めたのであった。