神姫であることを明かした龍美達に第二茶熊学園理事長轡木十蔵以外が開いた口が塞がらないのであった。
「それじゃあこの前の仮面の侍は」
「はい。わたし達です」
「本当に龍姫なのね。なんか男気が無くなったからびっくりしたΣ(゚Д゚)」
「刀奈。わたしもこの姿になるのはまだなり立てだよ‼」
「さてと。これでわかったかな? ボク達が人間じゃないってこと」
「はい。つまりISではあなた方には勝てなかったという理由なんですね」
「その通りです。アテナさん」
「どうしてΣ(゚Д゚)‼」
「神姫には神姫同士特有のなんと言いますか、簡単に言えば魔力といえばいいですかね」
真耶はまさかあの時初めて魔物に襲われた際に魔物と戦う龍の仮面の集団がまさか学生だとは思いもよらなかったのだから驚くのは無理もないのだが十年ぶりに再会した龍姫の神姫としての姿を見た楯無は持っていた扇子を落としたのであった。
そして元の姿に戻った龍美達が生身でISを素手で破壊したことがわかったのでほっとしたところで龍姫は真耶に神姫としての名で呼んだのである。
神姫の特有の霊力を感じることは龍姫にとっては容易に簡単である。
「山田先生も神姫Σ(゚Д゚)‼ どういうことΣ(゚Д゚)‼」
「実はわたしの血を飲んでしまったからです。簪さんと一緒に」
「そんな簪ちゃんまでΣ(゚Д゚)‼」
「わたしもこういうことだから‼」
「簪ちゃんΣ(゚Д゚)‼」
「では。ボク達はこれで」
第二茶熊学園生徒会長である楯無もまさか自分の妹と教師である真耶までも神姫であることに驚いていたのである。
簪は金髪碧眼の長身のスタイル抜群で性格が冷静沈着なスミレに似た姿になり髪型はポニーテールに束ねられてた女騎士の姿になったのである。
元の姿に戻った龍美達は理事長室を後にしたのである。
「待って‼」
「刀奈・・・」
「もう代表選手降りる‼」
「え‼」
「カプッ‼」
「刀奈。なんで‼」
「これで簪ちゃんと一緒にいられる」
龍美達は元の世界に変えるために第二茶熊学園を出ようとしていたところに楯無が息を切らしながらやって来て龍姫が振り返った瞬間抱きつく感じで楯無が龍姫の首筋にかみついたのであった。
そう楯無は当主とはいえ一人の少女でしかなのだそして自らも神姫になる覚悟は龍姫と再会した時に決めていたのだから。
そして龍姫の血を飲んでしまった楯無も
「熱くなって来ちゃったわよ・・・」
「お嬢様Σ(゚Д゚)‼」
「また神姫が誕生したんだね」
「は~い(*^▽^*)‼ 簪ちゃん‼ お姉ちゃんがお世話しちゃうんだから(^_-)-☆‼」
「お嬢様Σ(゚Д゚)‼」
「キクリヒメと言ったところじゃな」
「ディアボロスさん」
「初めての者もおることだし、わしはディアボロスじゃ」
「使用人のアモンです 悪魔ですが神姫と呼ばれる地位にいる者ですお見知りおきよ」
高熱を出しながらそしてピンクの長い髪を短い三つ編みに束ねてツキノユズリハの水色に染め上げた物を着こなしスタイルも元からいい方だったので一回り成長し性格も妹思いのお姉さん思考に変わって手には薙刀を持っていたのであった。
そこに幻獣ディアボロスと侍女の悪魔アモンがやってきたのであった。