インフィニット・ストラトス~龍神と白猫と自由   作:天龍神

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今回は模擬戦一回戦まで行きます


模擬戦開始‼

天夏達が所属している一年一組の学級委員長を決める模擬戦が決まった頃、朱音が所属している一年二組では、

 

「オレが、やってやる‼」

 

「流石、リアム‼」

 

「デザートフリーパスお願いね‼」

 

「おう‼」

 

「あたしは、ゆっくりしようかな」

 

傭兵団率いている漆黒の翼の二つの名を持つ、アメリカ支部ヴェスタWSC所属とういう名目でIS学園に潜入したリアムは自薦で名乗り出たことで、リアムが二組の学級委員長で、クラス対抗戦に出ることになったのであった。

 

ほかは、三組が、ザックになり、四組は、日本代表候補生で、生徒会長を姉に持つ、更識簪、五組がグレイヴ、六組はソウマと言う具合に完全に男性陣は、押し付けられた感丸出しで、意見すらできない女尊男卑派の教師にやられてしまったのであった。

 

「やっぱり、押し付けられたのね」

 

「いいよな、天夏達は、殴り合いで決めれるんだろ」

 

「ザック、ちょっと違うでござる」

 

「どんだけ、男を見下してんだ‼」

 

「ISか、あんな物で強くなってるって思ってる以上、やるしかないわ‼」

 

学級委員長が決まった夜、天夏達は、食堂で夕飯を食べていたのであった。

 

ザックは金銭感覚が壊滅的なので、所持金全部、ヴェスタWSCフランス支部所属という名目で潜入した、金髪碧眼のくノ一、フラン・ポワリエが管理しているのだ。

 

ほかの茶熊学園から留学生でIS学園に潜入した、元退魔士、メア・ミスニーハと、白魔術師のハルカ・グレイヘヴンが、他力本願な風潮を嫌ったのである。

 

「打鉄を借りないと」

 

「? 専用機は?」

 

「この学校は、搭乗者の能力より、ISの能力を優先する。専用機を使えば、ブリュンヒルデの地位を悪用するだろう」

 

「クラス対抗戦まで、お預けだな」

 

流石に神装機竜を使うわけにはいかないので、模擬戦は打鉄を借りてやることになったのであった。

 

こうして、天夏達は、模擬戦の日まで、修練を行ったのであった。

 

「さてと、天夏、おまえには専用機が」

 

「いりません。それ、リアム達にでも回してあげてください。模擬戦ごときで、専用機はいりませんから、では」

 

「チッ‼」

 

「それじゃあ、天河君、準備してください‼」

 

模擬戦当日、二つのカタパルトに別れた、天夏達は、ルクスと同じタイプの色違いのインナーウェアー型のISスーツを着用して、初戦が、天夏VSスミレだったので、天夏はピットの打鉄前に来ていたのであった。

 

ほかのメンバーは、控室で待機している。

 

織斑千冬が天夏に、白式を持ってきたが、天夏はもう白式より頼れる相棒を見つけたので、天夏は受け取りを拒否して、誰かに回してくれと、言い、織斑千冬が舌打ちして、山田真耶に準備するように言われたので、天夏は貸し出された、訓練機「打鉄」を装着し、カタパルトに乗って、発進したのであった。

 

「いいのか、剣での勝負になるぞ」

 

「いいわよ、あなたに剣で勝負を申し込むつもりだったから」

 

スミレは青い長袖と短パンの二つに分かれるタイプのISスーツを着用してるが、天夏達のISスーツは、天界の独自の技術で作られた品なので、地上では手に入らない代物なので、スタイル抜群な弥生達が着用しても、胸の膨らみが気にならないようになっているため、目のやり場に困らないのである。

 

お互い、準備万端と言ったところで、カウントがゼロを刻んで、試合開始のブザーが鳴ったのである。

 

二人「魔神剣‼」

 

「‼‼」

 

「剣で‼」

 

「おいおい、いきなりあの技かよ」

 

ブザーが鳴ったと同時に打鉄の標準装備の日本刀「葵」を抜刀した瞬間、二人同時に、斬撃を放って、ちょうど真ん中でぶつかって、相殺されて、物凄い土煙が上がって、管制室で見ていた、教師二人は目が点になって、控室で待機していた、弥生達は突っ込んだのであった。

 

「虎牙破斬‼」

 

「甘いわ‼」

 

「打鉄であそこまで‼」

 

「おまえ達、死んで何があった‼」

 

打鉄は二世代機なので、専用機に比べて、性能は良くない、それが、天夏達にかかれば、まるでモンド・グロッソさながらの攻防戦が繰り広げられているのである。

 

そして、

 

「ユーリさん直伝‼ 幻狼斬‼」

 

「幻龍斬‼」

 

「勝者、天河天夏‼」

 

「完敗ね、次は、勝って見せるわ‼」

 

「その意気だ」

 

相打ち覚悟の一撃は、天夏に軍配が上がって、スミレの乗っていた打鉄のSEが0になったことで、天夏の勝利が決まったのであった。

 

天夏は、スミレの手を引いて起こして、ピットに戻って行ったのであった。

 

 

 

 

 




アドリビトム組も転入予定です‼

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