前線に復帰した天夏と弥生の共鳴秘奥義で銀の福音を機能停止して、グレイヴの分ける能力で搭乗者と機体を分けたのだが、銀の福音を海に落としてしまったのだが、龍姫が予めある人物に頼んでことが後に判明したのであった。
天夏達は旅館に帰還したのであった。
「弥生、アンタ、どうなってるのよ‼」
「そうね、わたしは弥生の優しい感情が生み出した人格でしかないの、けど、しばらく、休ませてあげて、「篠ノ之箒」を」
「わかった、それより取り敢えず、元の髪色に戻った方がいいわよ」
「これでいいかしら? ごめんなさい、どうやら、まだ本調子じゃなかったみたい」
「弥生‼ オレもか」
「天馬、弥生を、オレが天夏を運ぶ」
「こっちだ」
旅館に帰還した弥生を朱音が心配していたので話を聞くとまだ感情が不安定らしく、取り敢えず本来の優しい部分で人格を形成したとのことで、あくまで「朝宮弥生」ということらしく、本来の人格元である「篠ノ之箒」は今はしばらく休ませるということらしく、それで手を打った朱音達に、髪色は黒に戻した方がいいと言われて、ピンクから黒に戻したのであった。
瞳の色はまだ碧眼のままだったが、どうやらまだ調子が戻ってなかったのかその場で膝を付いてしまったのであった。
それに続くように天夏も倒れてしまったので、天馬と理輝がアゾートに案内された部屋に運んだのであった。
一方、
「ザッザ~ン‼ 誰ですか<`~´>‼ こんな物を海に捨てたのは<`~´>‼」
「済まない」
「今回は良いとして、ではごきげんよう‼」
「なるほど、ディーネさんに頼んだのね、無事にミレイユ達は拠点に帰って行ったみたいだけど」
「ルーちゃん、あーちゃんを褒めないとね」
「うん」
海に落としてしまった銀の福音を湖の精霊だが海も移動できるウンディーネと違いピンクの髪のディーネに持ってきてもらったところ、お説教を受けてしまったグレイヴ達は謝罪し、ディーネは海に帰って行ってしまったのである。
「これ、コアに闇が憑依していたのよね?」
「ああ、だが、分けたから問題ないはずだが」
「って、肝心のコアが無いでござる‼」
「ミレイユ達が持って行ったんじゃ?」
銀の福音を調べることにしたグレイヴ達だったが、肝心のコアが無くなっていたことに気が付いたのだが、そのコアは現在、
「なるほどね、このコア、やっぱり細工が施されてるのね」
「わかるの?」
「ええ、乗った瞬間に暴走っするようにされていたみたい、どうやらエピタフでも時空管理局上層部だった連中の物じゃない、別の、そう言うなれば魔術によるもの」
「サレ‼」
「ええ、今は確証がないけど」
ステルス機能が搭載された戦艦「攻龍」の解析室で解析されておりやはり時空管理局上層部だった人物の物とは別の術式で暴走するように仕組まれていた物だとわかったのであった。