アンナの悪ふざけが度が過ぎたことで機嫌を損ねていたスミレは天夏達共に優雅に紅茶を飲んでいたのであった。
「ユーリ様にISで戦いを挑むとは、これに懲りて、独裁者体質が治ればいいのですが?」
「アンナちゃんわかってる(^_-)-☆」
「自分で言うのもなんですが、わたくしは武芸を嗜んでいる者ですので、織斑千冬如き、わたくしの相手にもなりませんわ‼」
元に戻ったアンナはIS学園襲撃事件のことを各地に言っている際に聞いていたこともあって話がスムーズに進んでいたのであった。
この世界ではルーンと言われる特殊な石で戦闘や日常生活などを送っているので、ISのコアなど簡単に作れてしまうのであった。
現にシャナオウやヨシナカやミオやユイといった自立型アンドロイドが存在しているこの世界なのだ、ISのコアが落ちていても不思議ではないのだ。
閑話休題
アンナもいろいろな冒険者達に触れあっているのか見た目に反して武芸達者なのか、織斑千冬に勝てると豪語したのであった。
「またいらしてくださいですわ、スミレ、気を付けて」
「お姉さま、またふざけないでくださいね」
「もう、スミレったら」
天夏達は明日が最終日なので、IS学園に戻ることにしたので、アンナに見送られて、IS学園に戻って行ったのであった。
「睦月さんはここから超神次元ゲイムギョウ界に戻るね」
「わかった、紅椿は、誰かに回してくれ」
「わかってる‼」
【弥生様には私がいますから】
フラクシナスに一旦よって、睦月が超神次元ゲイムギョウ界のヴェスタWSCのあるプラネテューヌへ送り出したのであった。
「簪、元気か?」
「うん、学校が臨時休校になったって、昨日龍姫さんが教えてくれた」
「で、生徒会長は?」
「簪ちゃん~(-_-)zzz」
「寝かしておこう、じゃあな」
「うん、IS学園で」
フラクシナスに来たので、ついでに医療機関で入院している簪のお見舞いをすることにした天夏達は患者衣を着用して、左腕をギプスで固定されて、右足も足先までギプスで固定されている簪の横で涎を垂らしながら寝ている楯無を起さないように部屋を後にしたのであった。
「さてと、臨海学校か、わたしはフローリア姐さんがくれた水着があるから、一応必要がある物はレゾナンスへ行くか?」
「ボクはゲイムギョウ界の方が良いかな?」
「睦月お姉ちゃんとまた一緒か、仕方ねぇな、レゾナンス言ったら女尊男卑の連中に絡まれるか」
「そうね、プラネテューヌはいいのありそう?」
「うん、ラステイションは電化製品とかは普通なんだけど、高級店が多いから」
「ルウィーは年がら年中冬と秋だから、水着はあまり売ってないし、かといってリーンボックスは神装機竜を展開しないといけないし」
「プラネテューヌへ行くか、まだ日があるし、今度の土日に」
天夏達は臨海学校の計画を練っていた所で、必要な物を買うためにはこの世界にはレゾナンスと言うショッピングモールがあるのだが、女尊男卑の連中に絡まれてくなかったので、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌへ買い出しに今度の土日に行くことになったのであった。
だがこの時、ある人物がIS学園に転入してくるとは今の天夏達は知る由もなかった。
次である人物が出てきます