突如、クラス代表戦の行われているアリーナに、冷酷非情で、織斑千冬並みに、思い通りにならないいられない嵐のフォルスの能力者の騎士、サレと牛のガジュマと呼ばれる種族、リアム達の世界で言えば、獣人に含まれる磁のフォルスの能力者トーマが次元のを超えて姿を現したことで、トーマの磁のフォルスの力でアリーナ内のシャッター並びに電子機器が誤作動して、アリーナ内に閉じ込められたが、弥生達が居た場所の近くに、鉄製の非常ドアがあったので、鍵が掛かっていたが、弥生が日本刀状態の機攻殻剣「ドラゴニック・オーバーロード」で一刀両断にして、逃げ道を作った瞬間、我先と、生徒を守る立場の教員達が流れ込んできたのを、セドナの眼鏡型カメラにしっかりと映像として証拠に残ったので、そのままフラクシナスと天界を通じて、調査協力をしている異世界全土に生中継されてしまったが、そんなことは置いておいて、幾ら、聖地ディルムンの戦争で傭兵団を率いていたリアムとビスケに鍛えられた一刀の二人でも、サレとトーマの相手は骨が折れる、天夏は一人、二人の助太刀に向かうことにしたのだが、管制室にいた織斑千冬に教師部隊を突入させると言い出したが、言っておく、フォルスを使える相手に、ISという、自称最強兵器をぶつけた所で、赤子の手をひねるかのように、殺されるのは目に見えている。
天夏は織斑千冬との通信を切って、ルクスに睨みを利かせながら、助太刀に入ったのであった。
「この世界の最強のIS、この僕が潰してあげるよ‼」
「悪いな、さっき、IS特殊部隊逃げ散ったからよ‼ オレたち相手だ‼」
「口だけか、いいだろう、おまえ達の相手をしてやろう‼」
「推して参る‼」
サレは嵐のフォルスで、暴風を発生させて、当たりをまるで紙細工の如く斬り刻んで、トーマは地面に拳を叩きつけて巨大なクレーターを作っており、やりたい放題に暴れていたのである。
そこに、先ほど、クラス代表戦を行っていた、リアムと一刀が自身の得物を構えて、天夏も合流して、火蓋が切って落とされたのであった。
「魔神剣‼」
「ふん‼」
「IS IS IS・・・バカみたい‼」
「それ、織斑千冬に言ってやれ‼」
「織斑千冬? あ、あのIS馬鹿か、ISなしだと、弱い者いじめしかできない奴だっけ?」
「わかってるな、けど、このまま、ほかの人に被害は出したくないんでね‼ 魔王炎撃波‼」
「天夏‼ 蒼破刃‼ 避難は完了した、助太刀に来たぜ‼」
「なんだ、おまえはISを使わないのか?」
「分け合ってな、あの織斑千冬がうるさいんでな、あの日本版ヒトラー総統がいちゃもん付けてくるから、これで行かせてもらう‼」
「チッ‼ トーマ、今日はここまでだ‼ 楽しかったよ、天夏、織斑千冬によろしく言って置いてくれないか、ISの独裁者様って」
「ああ、言っておいてやる」
サレとトーマとの戦いはモンド・グロッソと比べ物にならないくらいに凄まじい光景になっていた。
魔術と刃と蹴りや拳が飛び交うだけでありながら、お互い会話をする余裕を見せる有様で、大体の会話内容は、織斑千冬とISについての事で、しばらくして、弥生が避難誘導をスミレ達が引き継いで、助太刀に駆けつけて早々に、疾風の斬撃を放って牽制して、サレも馬鹿ではないようで、しばらくして、レイピアを鞘に納めて、織斑千冬に伝言を頼んで、大笑いしながら姿を消して行ったのであった。
もちろん、この騒動で、クラス代表戦は中止になったのは言うまでもなかった。