ナイトハルトは仮面ライダーと戦ってみたかったのか剣崎一真を模擬戦の相手に指名し模擬戦が行われた結果はブレイドジョーカーに変身した剣崎一真の圧勝で幕を下ろしたのであった。
「なるほど。オレにもその魔法が出来るようになるのか‼」
「一真様の居た世界ではおとぎ話のような物ですから」
「武醒魔導器と仮面ライダーのツールを組み合わせるなんて考えたことなかったな」
科学が有れど魔法は想像またはおとぎ話の世界と考えられていたが以前に龍美達が並行世界の地球で指輪の魔法使いと呼ばれる仮面ライダーの存在を知りいつかはその世界に派遣任務でも行くことを決めていたのであった。
現在は魔術の実技訓練真っ最中で特にやることのないユーリは別組で剣道場での剣術の授業を行っているのであった。
剣崎一真は目の前で魔術で火や水や風などを操っている龍美達に感化されたらしく自らも魔術の習得に励むことになったのであった。
それと並行するように魔神剣なども修得に余念がなかったのは言うまでもなかった。
『マスター‼』
『どうしたのバゼル?』
『カテゴリーKのアンデッドです。場所は剣崎一真さんの出身世界で詳しい場所は』
『そこまでわかればこっちで把握できる』
『くれぐれも無茶はしないでくださいね』
「龍美ちゃんその様子だと」
「うん。アンデッドが出現したらしい。それもカテゴリーKだって。出現場所は並列世界の地球の東京」
「行こう‼」
今日のすべての授業が終わった龍美達はいつも通り茶熊学園の制服を着て女子寮に帰ろうとしたところで龍美のインテリジェントデバイス「バゼル」がアンデッドカテゴリーKの反応を見つけてその場所が剣崎一真の出身世界の地球のであった。
龍美達は急いでその世界へ向かうためにフラクシナスを経由していくのであった。
「そこの君」
「来たね。仮面ライダー・・・違う‼」
「仮面ライダー・・・いい加減に正体明かした方が身のためだよ。キング‼」
「チッ‼ 自分が最強なんだ‼」
「これがアンデッドカテゴリーK。コーカサスオオカブトアンデッド。確かに強いけどしかし」
「カチッ‼」
「え・・・・」
「間違った強さだね」
「ギャァァぁァァ嘘だろ・・・不死身の体が・・・消えてく・・・」
「さてと、帰ろう」
龍美達はついにカテゴリーKのアンデッドであるコーカサスビートルアンデッドが擬態した少年を発見したのであった。
まさか仮面ライダーが来るとばかり思っていたコーカサスビートルアンデッドは得物のカブトムシのような角の形をした剣「オールオーバー」と盾「ソリッドシールド」を出現させた瞬間、もう既に龍美に愛刀で一刀両断されたことすら気づかずそして本来ならば腰のベルトのバックルが開いている間にラウズカードを投げて封印するのだが龍美に斬られたコーカサスビートルアンデッドはもう既に二度と再生が出来ない粒子になって消えて逝ったのを見届けた龍美は鞘に愛刀を納めて第一茶熊学園の女子寮へと帰って行ったのであった。