龍音がスノーホワイトを自宅に居り届けている頃並列世界で戦っていた男は友を救うために自らアンデッドという魔物となったことで世界と友を救って紅い血潮ではなくアンデッド化した証拠である緑色の血を流しバックルも緑色に変化しそのまま戦わないと言って青いバイクに跨ってどこかへ走り去った場所はなんと切り立った断崖だったのである。
そしてそのままバイクと一緒に海に飛び込んで行ってしまったのであった。
だが、
「此処はどこだ? オレは海に飛び込んだはず。こいつも無事って」
「おまえ誰だ? 茶熊学園生徒会副会長のゲオルグだ‼」
「ウェイΣ(゚Д゚)‼? オレは(どうする?一応名乗っておくか)剣崎一真だ‼」
「剣崎だとΣ(゚Д゚)‼ 待て‼ カグツチ‼」
どうやら四年の時間すら飛び越えて茶熊学園のグランドの真ん中に転移してしまったらしく周りを見渡すとピンクに腹に星マークのたぬきなどもと居た世界に存在しない生物がなぜかブレザー制服を着てたりと周りを囲んでいたがこの学園の副生徒会長のゲオルグがやってきたので男は素直に剣崎一真と名乗って相棒の青いバイク「ブルースペンイダー」に跨って校門目掛けて走り去っていったのでゲオルグは剣崎一真という男を捕まるべく相棒のドラゴン「カグツチ」を呼んで追いかけることにしたのであった。
「待て‼ そこのバイク‼」
「ウェイΣ(゚Д゚)‼ ドラゴンΣ(゚Д゚)‼」
「悪いが学長室まで付いて来てもらおうか?」
「はい・・・」
まさかドラゴンが存在している世界に自分が飛ばされるとは思ってなかった男、剣崎一真は驚いてバイクを止めてしまったところでゲオルグに捕まりそのまま事情聴取の為茶熊学園の学長室まで連れていかれたのであった。
「学長失礼します‼」
「ゲオルグさん。どうしたんですか?」
「熊がしゃべったぁっァッΣ(゚Д゚)‼」
「おや。お客さんですか? わたしはこの学園の学長のカムイと申します‼」
「ウソダドンドコドーン(嘘だ‼そんなこと‼)Σ(゚Д゚)‼」
仮面ライダー剣崎一真はゲオルグに捕まり茶熊学園理事長室に連れてこられて見たのは熊が椅子に座って黒いアカデミックドレスに黒い角帽を被っているのだから。
そして熊からまさかの自己紹介をされた剣崎一真はあまりの出来事に両手を床に付いて落ち込んでしまったのであった。
「熊がしゃべってるのは珍しいですから。お名前は?」
「剣崎一真だ‼」
「知り合いに剣崎勝美とは関係ないですか?」
「誰だ? 同じ名字なだけだな」
「そうですか。どのような経緯で此処へ来たのか話していただけませんか?」
「わかった‼」
カムイは衝撃で立ち直れない剣崎一真をお得意のジョークで笑いに変えて立ち上がって剣崎一真と名乗ったのでカムイは勝美との関係を尋ねたので剣崎一真は同じ名字なだけだと答えたのであった。