リップルとトップスピードという魔法少女と出会った龍音は女の感が働いたのかスノーホワイトと一緒にリップル達を追いかけることにしたのであった。
「カラミティ・メアリーが脱落したってことは」
「生きてるかも元の姿で」
「‼」
「大丈夫ですか?」
「おまえはさっきの(゚Д゚)ノ‼ ってそれ真剣?」
「また逃げられちゃった‼」
「ごめん。わたしが気を抜いちまった所為で」
「それ、本物の刀なんだね・・・」
案の定龍音の読み通りにトップスピードとリップルが隙を見せた瞬間を暗殺を謀ったスイムスイムの攻撃を抜刀した打刀で受け止めて間一髪トップスピードを助けた龍音だったがまたもや逃げられてしまったのであった。
龍音は慣れた様子で打刀を回転させて鞘に納刀したのだがまさか龍音が腰に差していたのが真剣だったとは思ってなかったスノーホワイトだったのである。
ラ・ピュセルが大剣を背負っていただろうにと心の中で思った龍音だったのである。
「トップスピードさんもしかして」
「おまえさんには敵わないな。そうだよ」
「アスナちゃん?」
「安心してトップスピードさんを安全な場所へ避難させるから」
「これがおまえの魔法少女としての能力?」
「そういうことにしておいてください」
龍音はこれまでの経験で培った能力でトップスピードが身籠っていることに気付いたのである。
流石にこのバトルロワイヤルを戦い抜くことは無理だと判断した龍音は転移魔術を発動し姉である龍美が暮らしている超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会へ転送したのである。
魔法少女としての能力だと誤魔化したが龍音は魔法少女ではなく次元武偵が本業なのである。
「わたしは一人でやらせてもらう」
「いいの?」
「わたしも人のこと言えないからなんとも」
リップルは持ち前のくノ一の能力で探ってみると言うので龍音とスノーホワイトと別れることになったのであった。
龍音も先ほどのことがあるので人のことが言えないのでそのままリップルを行かすことにして二人は時間を見ながらキャンディー集めに奔走するのであった。
「今日は結構キャンディー貯まったみたい。ありがとうアスナちゃん」
「どういたしまして。さてともうそろそろ帰らないと学校に遅刻するよ」
「うん‼」
「それじゃあ‼ 行くわよ‼」
流石に時間も時間なので龍音とスノーホワイトはキャンディー集めを中断して龍音がスノーホワイトを実家に送り届けることになったのであった。
「剣崎・・・アンデッドになっちまったのか?」
「最後の一体になるまで戦えか」
一方並列世界の地球に出現したアンデッドと呼ばれる魔物が封印していた仮面ライダーだった人物は流していたのはなんと赤ではなく緑色だったのであった。