「おふろー…せつなー、おふろ~!」
「……大人しくしていろ、セレネ」
エクシアのガンダムマイスター、刹那・F・セイエイは頭を抱えたい気分だった。熱で頭がボケているのか、アイシスのマイスターである少女、セレネ・ヘイズが見た目相応……見た目以下の言動になってしまったのである。
先ほど晩御飯を食べさせたのだが、今度は風呂に入りたいと駄々をこね始めた。
「ぃやぁー……あせ、きもちわるいのー……」
「……!? 服を脱ぐな…!」
先ほどまでベッドで大人しくしていたのだが、何が気に食わないのかセレネはパジャマのボタンを外し始め、思わず顔を背けた刹那の頭の上にぽすっと何かが乗った。
「……ん?」
思わず手に取った。
白い布だった。小さな赤いリボンの付いた。……俗に言うパンツである。
「……セ、セレネ・ヘイズ!?」
「ふぁぃ……なんれすかー……せつな?」
流石の刹那も、ここで振り返ったりしてはいけないという常識は持ち合わせていたし、なおかつガンダムマイスターとして鉄壁の意志を持っていた。その上元々無口で無愛想な性格だ。しかし、性質の悪い事にセレネは幼い顔立ちとはいえ刹那がロリコンだったら一撃で粉砕されるくらいは可愛かった。
「……服を、着てくれ」
ちょっと懇願する感じになってしまった。
しかしセレネが首を傾げる雰囲気が伝わってくる。
「おふろは、ハダカじゃないとおぼれちゃうのですよぉ~?」
「熱がある人間は風呂に入ら―――っ!?」
「……えへへ、いってくるのです~」
油断していた刹那の目の前を服を脱ぎ捨てたセレネが通り、しかも笑顔で手を振ってから部屋を出て行った。
新雪のように白い肌は熱のせいで紅潮して危うい魅力を放ち、無防備にさらけ出されたしなやかな四肢と慎ましい膨らみ。刹那はしばし沈黙。顔が熱くなっていることを自覚しつつ呟いた。
「……お、俺がガンダムだ……」
ピピピ、とその瞬間に鳴り響いた携帯端末の呼び出しに思わず飛び上がってしまった刹那を誰が責められようか。……恐らく、他の誰かに知られたら揃って責められるだろう。
しかしそんな悲しい現実はさておいて、携帯端末に知らされた情報は一刻を争うものだった。
「軌道エレベーターで事故……!? ロックオンの狙撃を支援し、不要な重力ブロックをパージ…」
すぐに出撃し、重力ブロックを押しているというアレルヤ、キュリオスを支援するためにロックオンに協力する必要があった。即座に家を飛び出そうとした刹那は、しかし一応セレネに声を掛けることにした。風呂場の前、脱衣所から声をかける。
「……セレネ、緊急ミッションが入った。お前は大人しく寝ていろ。………セレネ?」
……返事が無い。嫌な予感のした刹那は「開けるぞ」と断ってから風呂の扉を開け――――ぶくぶくと沈んでいるセレネを見て慌てて風呂に飛びこんだ。
………………
「…………はぁ」
幸いにも沈んですぐに救出したお陰でセレネは大したことはなかったのだが、刹那は精神的に疲労困憊だった。幾つ下なのか知らないが年下の裸とはいえ、一応は可愛らしい異性の裸である。身体を拭いてベッドまで運ぶのがどれだけの苦行だったのかは刹那にしか分からないだろう。
「……ヴェーダへの報告…か」
何て送ればいいのか。咄嗟にセレネが危険なのでミッションに遅れると送ったところ、スメラギ・李・ノリエガからは『問題ないのでセレネについているように』とのメッセージが送られてきたのだが……。風呂で溺れたセレネを助けた、と素直に送っていいものなのだろうか? それはつまり、裸を見たと暴露するようなものだ。
「……んぅ……せつなぁ……」
枕を抱きしめ、あどけない寝顔をさらしながら呟くセレネは何か夢でも見ているのか……。しばらくして、自分が寝顔を見入っていることに気づいてしまった刹那は気まずい思いでセレネの部屋を出た。
思うに、不慮の事態とはいえミッションに従わなかったのは相応の理由がなければティエリア・アーデが納得しないだろう。刹那は、スメラギ・李・ノリエガにだけ真実を送っておくことを決めた。
―――――――――――――――――――――――――
「………ぁれ…?」
目が覚めた。………なんだか、へんなかんじ…です?
と、そこで何気なく身体を起こしたセレネは、自分が服を着ていないことに気づいて声にならない悲鳴をあげた。
「~~~っ!?」
慌てて布団を被りなおし、頭だけ布団から出して服を探すと、ベッドの傍に下着とお気に入りの白いワンピースが置いてあった。
「………な、なにがあったのです…っ!?」
というわけで朝食。
刹那が焼いてくれたパンとベーコン、目玉焼きを食べていた。……空気が重いです。
ぼんやりと、駄々をこねて服を脱ぎ捨てたような記憶があった。
顔から火が出そうなくらいに恥ずかしくて刹那を直視できない、ニュースが速報を流したのはそんな時だった。
――――新ヨーロッパ連合、AEUが動いた。
軌道エレベーター建設の遅延の影響もあり、ここ数十年はユニオンや人革連の後塵を拝していた彼らは、現状に一石を投じるべく南ヨーロッパの小国であるモラリア共和国との軍事協力を取り付けたのである。
モラリアは人口が十八万、特産品もないような国だったが、それを補って余りある特色があった。それこそが軍事産業。人口の400万人以上の外国人労働者がおり、約四千社ある民間企業の約二割がPMCと呼ばれる民間軍事会社であり、モラリアは戦争で経済を成り立たせている国だった。
しかし最近はソレスタルビーイングの活動でモラリア経済は破綻寸前。そこにAEUが手を差し伸べ、合同軍事演習が行われることになった――――。
「これは、私たちに対する挑戦……」
「……ならば、受けて立つまでだ」
ガンダムマイスターとして思考を切り替えた私と刹那は先ほどまでの気まずさは一時的に捨て去り、届いた情報を整理する。
敵モビルスーツは150機以上、スメラギさん、フェルト、クリスさんも地上に降りてバックアップしてくれるらしく、アレルヤとティエリアも合流してガンダム5機の総動員となる。そして、やはり孤島でガンダムは合流することになっていた。
…………………
太平洋上に位置する孤島。レーダーに見つからないようにGN粒子を散布しながら、エクシアとアイシスが降り立つ。着陸したアイシスからコクピットハッチを開け、降機用のウィンチロープで地面に降りた。
もうデュナメスは到着していて、輸送用コンテナも見えた。そして、すぐに二人の人物が駆け寄ってくる。一人はハロを抱えたロックオン。もう一人はソレスタルビーイングの総合整備士であるイアン・ヴァスティさん。イアンさんは髪を短く刈り込んだ中年の男性で、眼鏡をかけている。と、そのイアンさんが手を挙げます。
「よぉ、刹那にセレネ。お前さんたちに届け物を持ってきてやったぞ」
「「届け物?」」
「見てのお楽しみってヤツ」
『プレゼント、プレゼント』
二人同時に首を傾げる私たちにロックオンが茶目っ気たっぷりに言い、ハロも続く。
「デュナメスには、少し遅れたがGNフルシールドが遂に実装だ」
まるで外套のような緑の装甲。……ロックオンが装甲が厚いとは言えないガンナーアイシスに先に付けさせてくれたのと同じGNフルシールドだ。
「それで刹那、お前さんにはこれだ」
イアンさんが専用の端末を操作すると、輸送用コンテナのハッチから大小二本の実体剣が姿を現した。
「……これは……」
「エクシア専用、GNブレイドだ。GNソードと同じく高圧縮した粒子を放出、厚さ3メートルのEカーボンを難なく切断できる。どうだ、感動したか?」
「GNブレイド……」
GNブレイドを見上げて呟く刹那に、待ち遠しくて堪らなくなった私はイアンさんに声を掛けます。
「イアンさん、私のは…っ!?」
「っと、急かすな。……こっちがアイシス専用――――」
急かされても悪い気分ではないのか、どこか自慢げにイアンさんは端末を操作し、もう一つのコンテナが開きます。
「――――ウィングパックだ!」
――――そこに入っていたのは、蒼い翼だった。
第4のGNパック、『ウィングパック』。
その正体はアイシスのためだけにつくられた超高機動パックであり、翼のように見えるのは高濃度圧縮した粒子を全て加速力に変換する特殊機関。そのコンセプトは単純明快、とにかくスピードを出してできるだけ多くの敵を無力化すること。
翼だけでなく腕と脚に追加スラスターと追加武装はつけられ、燃費はソードやガンナーに比べて劣るものの、戦闘力は間違いなくこれまで以上になるはずだった。……それに、いくつかの隠し玉もある。
「ありがとうございます、イアンさん! ……早速つけましょう!」
「喜んでもらえたようで何よりだ」
上空からは、ガンダムが大気圏を突入して降りてくる甲高い音が聞える。ガンダムキュリオスとガンダムヴァーチェ……戦いが、刻一刻と近づいていた。
(………戦いを終わらせるために、私は戦う……)
もう、巻き込まれる人を出さないために……。
私たちの武力介入で人は死ぬ。けれどそれは、兵士であったりと戦う覚悟がある……なければいけない人たち。そして、戦いを起こしている人たち。……ひどい考えだとは思う。けれど本当に酷いのは、テロであったり、戦いに巻き込まれる人たち。
(……お父さん、お母さん……)
……きっと、怒るだろうな。
翼を纏ったアイシスを見上げて、そっと涙を拭った。
――――――――――――――――――――――――――
「――――予定通り、00時を持ってミッション開始……ですか」
暗号通信によって届いたスメラギさんからの指示をアイシスのコクピットで確認しながら、ウィングパックの稼働状況を表示する。
「ウィングスラスター動作良好、腕部、脚部ブースター問題なし……」
病み上がりの身体はやや気だるさが残るものの、無茶をしなければ問題はない。そう判断して最終チェックを完了させると、並んで飛行しているエクシアから通信が入った。
『……無理はするな、セレネ』
「ありがとうです、刹那―――…あれ?」
『…どうした?』
「……セレネって、名前で……?」
『……セレネ・ヘイズ』
「言い直さなくていいのです…っ!?」
と、そこでやや呆れ気味のロックオンが通信に割り込んだ。
『仲睦まじいとこ悪いが、敵さんが気づいたみたいだ。各機、暗号通信は常時開けておけよ。ミス・スメラギからの変更プランが来る』
「りょ、了解です!」
『『『了解』』』
小さく深呼吸をして敵機―――AEUヘリオンの編隊を見据え、テストも兼ねてペダルを全力で踏み込みつつ呟く。
「―――ウィングアイシス、セレネ・ヘイズ……目標を無力化します!」
ウィングパック、高機動モード……後ろに向けて展開される翼から一斉にGN粒子の輝きが放たれ、ガンダムの対Gシステムでも軽減しきれない強烈な加速に歯を食いしばる。
――――速い…っ!
予想以上の強烈な加速に驚きつつも、僅かに笑みが浮かぶ。
自分とアイシス以外の全てがゆっくりと動いているような、そんな錯覚すら感じる。
「――――…いける…っ!」
凄まじい速度でリニアライフルの弾丸が通り過ぎていくが、当たらない。当たるはずがない。動揺したように動きの乱れる地上の編隊に急速接近しつつ両手で構えたビームライフルを向けた。
「――――狙い、撃ちます!」
威力を抑えて速射モードにした2丁のビームライフルが連続して火を噴き、全てがヘリオンのライフルや脚部を打ち抜く。更に、ビームライフルのモードを変更。銃口からビームサーベルを展開してすれ違いざまに斬り捨てる。
「――――まだ、です…っ!」
腕部のブースターを作動。急速に軌道を変えたビームサーベルが更に1機切り裂き、その影響で機体が反転したことを利用してウィングスラスターを全開。急制動をかけて残っていたヘリオンに襲い掛かかり、3機纏めて両脚を切り落とした。
「――――く、ぁぁ…っ!」
急停止によるGが頭を揺さぶる。ウィングパックのテストを兼ねているとはいえ、無茶をしすぎかもしれない―――そんな想いが頭を掠めた瞬間、言いようのない気持ち悪さがお腹からせり上がってきた。
「………ぅぇ」
―――――――――――――――――――――――――
クリスティナのハッキングによりリアルタイムで表示されているガンダム各機とモラリアとAEU、PMCトラスト軍の配備状況。そしてモラリアにある王留美の別荘からそれを見てリアルタイムで指示を出すスメラギ、クリスティナ、フェルト。
5つあるガンダムを示す赤い点のなかでも、特に尋常ではない動きを見せていたアイシスの光点の動きが急激に鈍る。慌ててセレネと連絡しようとしたフェルトの元にそのセレネから暗号通信が届いた。
「……スメラギさん、セレネがはしゃぎすぎて吐いたようです…!」
「治りきってないのに無茶するから…! アイシスはポイントT554へ移動、エクシアを射撃で援護させて!」
確かにウィングアイシスの戦闘力が驚異的なのは実証されたものの、セレネがダウンしてしまうのでは意味が無い。出撃前に念を押したのに……。
スメラギは頭を抱えつつ、なんとかセレネの負担を減らす方法を模索し―――そこで信じられない情報が入った。
「―――エクシアが、コクピットハッチを開けたですって!?」
――――――――――――――――――――――――――
数分前。新装備であるGNブレイドの凄まじい切れ味を実感しつつ敵機を次々と殲滅していた刹那は問題なくファーストフェイズを終了しようとしていた。
「エクシア、フェイズ1終了。フェイズ2に―――」
その言葉は、鳴り響く警告音によって遮られる。素早くその場を退避するエクシアの足元を着弾の土煙が走っていく。……上空からの射撃。
上を見上げた刹那は濃紺のAEUイナクトがモビルスーツ形態でリニアライフルを構えながら接近しているのを確認し、巧みな操縦で立て続けに放たれる弾丸を避ける。
「新型か」
AEUの演習、最初の介入で打ち倒したものと同型のようだ。
刹那は弾を回避しつつ隙を窺い、チャンスがあれば一撃で切り落とそうと考え―――しかし、異変が起きた。ライフル弾は正確にエクシアを捉え始め、巧みに揺さぶりを掛けても追従してくる。
「なに…っ!?」
まぐれか偶然だろうと思い更に動きを激しくするが、敵の弾はエクシア動く先に弾を放ち、次々と機体に着弾させる。
(動きが読まれている…っ!?)
着弾の衝撃で揺れるコクピットには、やかましいほどにアラームが鳴り響く。ガンダムの装甲性能のおかげで損傷はほとんど無いが、このまま浴び続ければいくらガンダムといえど無傷では済まない。しかし、どう避けようとしても敵の射撃から逃れられない。
なぜ、こうも読まれる…っ!?
その焦りをも見切ったかのように、イナクトの体当たりがエクシアに直撃。大きく揺れたコクピットで、刹那は焦燥を募らせていた。
「くっ!」
その時、舞い上がって上空からエクシアを見下ろすイナクトから外部スピーカーで声が発せられた。
『ハッハッハッ、機体はよくてもパイロットはいまいちのようだなぁ! ぇえっ、ガンダムさんよぉ!』
「この…声!?」
聞いたことが、あった。
『商売の邪魔ばっかしやがって!』
「ま、まさか……!?」
刹那の記憶の奥底、彼がまだゲリラの少年兵のころ―――。
“この戦いは―――神の御前に捧げられる聖戦である――――”
赤髪をたなびかせる、粗野ともいえる精悍な顔つき。飢えた野獣のような目つき。
刹那たちを従え、刹那たちを育て上げた男……。
その声が、重なる。
『こちとらボーナスがかかってんだ!』
無我夢中で操縦桿を動かし、剣を振るう。
しかしやはり動きが読まれているかのようにイナクトは回避し、蹴りを組み込んだ変則的な格闘術でエクシアのビームサーベルを弾き飛ばす。
『―――いただくぜ、ガンダム! 別に無傷で手に入れようなんざ思っちゃいねぇ。リニアが効かねぇなら……切り刻むまでよっ!』
繰り出されるソニックブレイドを、エクシアはGNブレイドで受け止める。鍔迫り合いが両者の間にスパークを起こす。
『……動きが見えんだよ』
同じだ……侮蔑の笑みを含んだ声色も、口調も。
―――俺は殺した。
あの男の命ずるままに。父と母を。
それが正しいと思っていた。あの男の言うとおり、神の戦士として聖戦に参加するために必要なのだと……俺も、仲間たちも。
“―――これで君達は神に認められ、聖戦に参加することを許された――――”
……何故だ。
なぜ、俺はあんな真似をした……!?
なぜ……信じた!?
神は信じている。しかし、神の言葉を語る男の声を、なぜ―――…っ!?
今なら分かる。利用されたのだ、自分の中にある信仰を。
今なら分かる。神を信じても、神はいない。……いないんだ…っ!
「うあああああぁぁぁぁぁっっ!!」
エクシアの胸部ジェネレーターが強い輝きを放つ。
GNドライヴに貯蔵されていた高濃度圧縮粒子が解放され、GNブレイドの出力が最大限まで引き上げられる。まるで、刹那の想いに応えるように。
エクシアが、GNブレイドを横薙ぎに振りぬいた。
一瞬早く距離を取ったイナクトが手放したソニックブレイドが、半ばから断ち切られた状態で音を立てて地面に落ちる。
『なんて切れ味だ……これがガンダムの性能ってわけか』
確かめたいことがあった。なんとしても。
刹那は光通信で『コクピットから出て来い』と呼びかけつつ、コクピットハッチを開けた。
『ハハハッ、面白ぇ、面白ぇぞ、ソレスタルなんたら!』
イナクトのコクピットハッチが開き、赤いパイロットスーツの男が立ち上がった。
ゆっくりとヘルメットを脱ぎ、その顔が見える。
多少印象が変わっていても、見間違いであるはずがなかった。
―――アリー・アル・サーシェス…ッ!
「素手でやりあう気か? ええっ、ガンダムのパイロットさんよぉ!?」
なぜお前がここにいる…!?
お前の神は、どこにいる…っ!?
刹那は銃を構え、サーシェスも即座に銃を向ける。
「何だよ、わざわざ呼び出しておいてこれかよ! ヘルメット脱いで、ツラくらいおがませろよ! ぇえ、おい!?」
刹那は引き金にかけた指に力を込める。あとほんの僅かで弾が発射される。
この距離なら外すことはないだろう―――。
『――――刹那、コクピットに戻って…っ!』
その時、エクシアのコンソールから悲痛な叫びが響き、GN粒子の光がエクシアとイナクトの間を切り裂いた。
おまけ
諸々の、カットされてる部分などの言い訳(にもなってませんが)です。
若干キャラ崩壊+アレルヤが愛されて(弄られて)ます。
苦手な方はお気をつけください。
限界離脱領域は?
ロックオン「おい、オレとアレルヤの見せ場はどうした…!? 成層圏まで狙い撃ってねぇぞ!?」
アレルヤ 「世界の悪意が見えるようだよ……」
ティエリア「キミの愚かな振る舞いは、諸般の事情でカットしておいた」
ラッセ 「ま、あそこじゃセレネの出番が無いしな」
セレネ 「……え、えっと……ドン・マイ☆」
ハレルヤ 「悲しいよなぁ、アレルヤァァァッ!」
第3のパックは?
アレルヤ 「…そういえば、ウィングパックが第4のGNパックなのは何故なんだい?」
セレネ 「第3のパック――ヴァーチェを基にしたものは既に完成済みです。……あれは火力が高すぎるのでまだ使わないのです」
ティエリア「……別に構わないが」
ロックオン「そういえば、ウィングパックってキュリオスが基だよな? 一体どのあたりがキュリオスなんだ?」
刹那 「……名前か?」
ティエリア「少なくとも、見た目は似ていない」
イアン 「…ま、まぁアレだ。キュリオスの可変機構は再現できなかったからな」
ロックオン「となると、残ってるのは………えーと、スマン。アレルヤ」
セレネ 「…………ど……どん・まい☆ …です?」
アレルヤ 「うわあぁぁぁあぁぁっ!」