Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

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少し間が空いてしまって申し訳ありません


第9話~強敵、宇宙忍者あらわる~

「忍ぶどころか、暴れるぜ!!」

 

 

 

 

 

 

六人はバルタン星人に向かって一斉に走り出す

そして一斉に斬りかかる

「はぁぁっ!!」

しかしバルタン星人は両腕の大きなハサミで六人の斬撃をいなしていく

六人は一旦バルタン星人から距離をとる

「よくあんなデカい腕で、機敏に動けるもんだな」

八雲が呟く

「身体能力はかなり高いようですね」

「どうする、タカちゃん?」

「なんとかして隙を作るぞ

 そっからはゴリ押しでイケイケドンドンだ!」

「じゃあ、俺たちで奴の動きを封じる

 そしたらキンジが隙を作り、全員で攻撃する」

「よし!それでいきやしょう!」

 

五人はバルタン星人を取り囲み

「それではいきますよ!」

「「「「「シュリケン忍法 ツルツル蔦の術!」」」」」

 

もくもくじゃー!

 

五人は蔦をバルタン星人に巻き付け、身動きをとれなくした

「今だよ、キンジさん!」

風花の合図とともにスターソードガンに手裏剣をセットする

「シュリケン忍法 風の術」

 

ハリケーンじゃ!

 

竜巻を起こし、蔦ごとバルタン星人を空中に飛ばす

「さぁみんな、とどめだ!」

天晴は一番刀に手裏剣をセットし'技'ボタンを押した

 

ザ・技!

なんじゃなんじゃなんじゃなんじゃ?

 

「先輩の力を借りるぜ。超忍法・影の舞!」

そして手裏剣を回す

 

ハリケンジャー!

 

六人は飛び上がり、影となってバルタン星人を無数に斬る

「ふっ!」

「はぁぁっ!」

「はっ!」

「はぁっ!」

「イヤッハー!」

「うぉりゃ!」

 

六人は地面に着地し、バルタン星人も地面に墜ちた

「せい、バイバイ!」

天晴のセリフと共に、バルタン星人は爆破した

 

「よっしゃ!」

「どんなもんかと思ったが、意外にeasyだったな」

「私たちって、まだまだ強かったんだね!」

戦いが終わり、みんなで和気藹々としていると

 

 

 

「これで終わりではないぞ!」

ロイミュードのセリフと共に、爆破した時の炎が黒い光に収縮し空へと飛んでいく

「どういうことだ?」

すると光が輝き、その光が収まると巨大化したバルタン星人が現れた

「巨大化!?」

「驚いてる暇はなさそうだぞ!」

「みなさん、オトモ忍で応戦しましょう」

霞の一声で、みんなオトモ忍シュリケンを取り出し'呼'ボタンを押す

 

ザ・召喚!

 

「「「「「「シュリケン忍法 オトモ忍召喚の術!」」」」」」

それぞれ手裏剣を回転させる

 

だれじゃだれじゃ?だ~れだれじゃ?

Who are you?

 

そんな掛け声とともに六体のオトモ忍が集まってくる

 

シノビマル!

ドラゴマル!

ダンプマル!

ビュンマル!

ワンマル!

ロデオマル!

 

「よしみんな、合体だ!」

天晴は合体忍シュリケンを一番刀に装着し回転させる

「「「「「「キングシュリケン合体!」」」」」」

 

ワッショイ!イーハー!アッパレ!ニンジャー!

 

六体のオトモ忍が合体し、一体の巨大ロボになる

 

キングシュリケンジン!!

 

バルタン星人とキングシュリケンジンが対峙する

「こんな奴さっさと倒して、みんなでミチルの看病しようぜ!」

天晴の一言でみんなの心がより一つになった

近付いていくキングシュリケンジン、しかしバルタン星人は動かない

そしてバイソンドラゴソードを振りかざし、切りつける

しかし、バイソンドラゴソードは空を切っていた

「消えた?」

「どこに行ったんだ?」

辺りを見渡すキングシュリケンジン

すると突然、周りの地面から刃物のようなものが出現した

「なんだこりゃ!?」

驚く天晴をよそに、地面から生えた刃物がどんどん近づいてくる

「やばいよ、どうするタカちゃん!?」

「とにかく、全部斬るぞ!!」

近付いてくる刃物をバイソンドラゴソードで次々と斬っていくが

あまりにも多い刃物を捌ききれず、刃物はキングシュリケンジンに次々と当たっていく

「うわぁっ!」

「きゃぁっ!」

 

しかしなんとか踏みとどまり、転倒はしなかった

とその時、目の前に突然バルタン星人が現れた

「うわっ!」

バルタン星人はその巨大なハサミを振るい、キングシュリケンジンを地面に叩き付けた

「みんな諦めるな、また立ち上がるんだ!」

八雲の言葉を聞き、忍者一番刀を強く握り力を籠めようとしたその時

バルタン星人のハサミから光線が放たれた

するとキングシュリケンジンの両腕が凍り、地面と完全にくっついてしまい立てなくなってしまった

「どうしよう、お兄ちゃん!」

「くっそぉ!」

どんどん近づいてくるバルタン星人

「止めをさしてしまえ、バルタン星人!!」

ロイミュードの声を聴き、バルタン星人はハサミを振りかざす

するとバルタン星人の顔付近で小さな火花が散った

バルタンとニンニンジャーが地上を見ると、そこには

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ミチル!?」

 

 

 

 

ガマガマ銃を構えた礼堂ミチルの姿があった

 

 

「お前、何で来たんだよ!」

天晴が強く言う

「だって、師匠達が命懸けで戦っているのに黙って寝てられないですよ!」

「今のミチルにできることはありやせん!

 早く下がってくださいやし!」

キンジもミチルに強く言う

言葉こそ厳しいがこれは、弟子を心配しての言葉であることはミチルも分かっていた

しかし

「僕がこいつの注意を引きますから、みなさんは止めを刺してください」

ミチルの意思は固かった

そんな問答をしているさ中、ロイミュードは

 

「あれは、礼堂ミチルか・・・」

そして

「バルタン!目標変更だ

 先ずは、そこの男を殺せ!」

ロイミュードの言葉を聞いたバルタン星人はミチルを見据えている

ミチルはバルタン星人に向かってガマガマ銃を撃ちながら走っていく

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

銃撃は当たっているが、バルタン星人はびくともしていない

バルタン星人はミチルの目の前にハサミを振り下ろす

地面にぶつかったことによって生じた突風によってミチルは少し飛ばされてしまう

「ミチル君!!」

心配する霞が見たものは、うつ伏せに倒れているミチルだった

 

しかし、ミチルは顔を上げバルタン星人を睨みつける

「僕は・・まだやれる!!」

しかし顔を上げたミチルの目の前には巨大な足だった

「えっ?」

 

 

 

 

 

 

バルタン星人はミチルのいた場所を、その巨大な足で踏みつぶした

 

 

 

 

 

 




今回はニンニンジャー第3話のタイトルをもじりました


次回はいよいよ・・・・

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