Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

6 / 48
第6話~白いライダーはなぜ余裕なのか~

「ガッツウイング2号?」

俺の目線の先にはGUTSの戦闘機・ガッツウイング2号が飛行している

「なんだあれは・・・」

《・・・》

「ベルトさん?」

《進ノ介、すまないがこの場所に行ってくれないか?》

ベルトさんは空間ディスプレイを出した

「どうしたんだ急に」

《ここに行けば分かる》

「相変わらずの秘密主義か・・・」

《片野桃耶、君もだ》

「俺も?」

急に話を振られてびっくりしてしまった

《君も知っておくべきだ》

「・・・分かった」

俺と泊さんはトライドロンに乗り、目的地に移動した

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

「その(くだり)、いる?」

思わず僕は口にしてしまった

「気分上げるために必要なの!」

白い戦士・仮面ライダーは僕に言う

そして敵に向き直り

「さて、始めようか!」

そう言って、仮面ライダーは車輪の着いた銃を取り出した

 

「お前、また俺の邪魔をぉぉぉ!」

「邪魔なのはそっち、一回全滅したんだからもう復活するなって!」

互いに銃を撃ち合いながら、時には格闘をしながらそんな会話をしている

けどどうみても仮面ライダーの動きに余裕がある

(あの人、強い!)

「復活するならお前じゃなくて、あいつにしとけっての」

今度は銃の車輪部分を回転させた

 

ゼンリン!

 

回転している車輪部分で相手に攻撃を与えていく

「うわぁぁぁ!」

敵が後方へ飛んでいく

「あいつ、かなりの強さでございやすね」

僕の隣にいるキンジさんが呟いた

「キンジさん、その・・ニンジャって」

「その話は天晴坊ちゃんにしてもらいやす、今は・・・」

目線を仮面ライダーに移す

「ほらほらぁ!」

余裕を通り越して、遊んでいるようにも見える

「そろそろ終わりにしようぜ!」

仮面ライダーはバックルの右部分を上げ、ボタンを押して再び下した

 

ヒッサツ! フルスロットル! マッハ!

 

「はっ!」

仮面ライダーは飛び上がり、空中で高速回転した

「はぁぁぁ!」

高速回転しながらキックを相手に決める

「うわぁぁ!!!」

相手は爆発した

すると'017'の数字が爆発の中から出てきた

「何だあれ!?」

驚いている僕をよそに仮面ライダーはその数字を掴み

「お前らを蘇らせたのは誰だ?」

するとその数字は

「ふっ、決まってるだろ

 蛮野天十郎だよ!」

それを聞いて仮面ライダーは

「情報をあんがと、じゃあね」

そう言いながら数字を握りつぶした

 

 

「大丈夫?ケガはなかった?」

仮面ライダーは変身を解除し、僕の方に近づいてきた

「ちょっと口の中が切れちゃいましたけど、それ以外は大丈夫です」

「よかった。そこのあんた」

男はキンジさんに声を掛ける

「ちゃんとこの子の手当をしてあげなよ」

「もちろんでございやすよ!」

「頼んだぜ、伊ケ崎道場のキンジ・タキガワさん」

すると男はバイクに跨った

「あの!」

僕は男を呼び止めた

「なんだい?」

「お名前は・・・?」

「そう言えば言ってなかったな

 俺の名前は詩島剛だ、お前は?」

「ミチル、礼堂ミチルです」

「ミチルか、いい名前だな

 お前とはまた会いそうな気がするぜ、じゃあな!」

そしてバイクで颯爽と走り去っていった

 

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。