Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

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明けましておめでとうございます!
ちょっと遅めですが

今年も本作をどうぞよろしくお願いいたします


第5話~なぜ小さな怪獣が現れたのか~

「そうか、そんなことが・・・」

俺は、泊さんに全てを話した

四年前、雫が丘で何が起こったのかを

「あの町で起きたことを解決したのは俺じゃなくて、ミチルですよ」

「礼堂ミチルか・・・」

《礼堂・・・?》

「どうした、ベルトさん?」

《いや、なんでもない》

「で、その礼堂ミチルは今どこに?」

「二年前から修行に出ていて、どこにいるかはさっぱりですよ」

「そうなのか・・・」

 

その時部屋の扉が勢いよく開き、一人の男性が入って来る

「進ノ介、やっぱここにいたか!」

「どうしたんだ、現さん」

「またロイミュードが町で暴れてるらしい」

「ベルトさん!」

《いや、重加速反応は検知されていないが・・・》

「でも行くしかない!」

そう言いながら泊さんはベルトさんを持って部屋を出て行こうとする

「泊さん!」

「どうした、片野君」

「俺も連れてってください!」

《何を言ってるんだ、一般市民を巻き込むわけには》

「この力を持ってる時点で一般市民じゃないですよ

 それにちゃんと見ておきたいんです、今起こっていることを」

 

 

沈黙が流れる

 

《進ノ介、どうするんだ?》

「・・・分かった、着いてこい」

「はい!!」

俺は泊さんと共に赤い車(トライドロンというらしい)に乗り現場へ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は泊さんと一緒にトライドロンから降りた

「あれはロイミュードか?」

泊さんの疑問は尤もだ

機械生命体とは程遠い体、ナンバープレートもない

《なんだこいつは!》

でも俺はその存在をよく知っている

長い尻尾、ゴツゴツとした黒い肌、頭に生えている一本角

「・・・アーストロン」

「えっ?」

「あれは、帰ってきたウルトラマンに出てくるアーストロンっていう怪獣ですよ!」

「怪獣、君がさっき戦った奴みたいなのか・・・」

《しかし、先程の怪獣に比べてサイズが随分と小さいな》

そう、目の前にいるアーストロンは人間とほぼ同じ大きさになっている

「けど、市民の脅威には違いない!」

そう言いながら泊さんはベルトさんを腰に巻き、キーを回す

 

Start your engine!

 

「泊さん、あいつはかなりの怪力です

 気を付けてください!」

「分かった、じゃあこれで行くか!」

泊さんは赤ではなく黒いミニカー(こちらはシフトカーというらしい)をシフトブレス

に装着する

「変身!!」

 

DRIVE! Type WILD!!

 

泊さんは仮面ライダードライブに変身した

今度は、全体的に黒色でかなりごつい見た目になり

赤色の時には襷のようにかけていたタイヤも右肩に縦に装着されている

「行くぞ!」

 

 

ドライブとアーストロンの力はかなり拮抗している

「なぁエックス」

《どうした、桃耶?》

「等身大にユナイトできないのか?」

《出来なくはないが、かなりのエネルギーを消耗してしまう

 ユナイトして仮面ライダーの助けに入っても、足手まといにしかならないだろうな》

「そっか・・・」

俺は黙って見てるしかないのか!

 

タイヤコウカーン! RumbleDump!

 

ドライブの肩のタイヤが黄色いタイヤに変わった

「一気に決めるぞ!」

 

ヒッサーツ! Fullthrottle! Dump!

 

黄色いタイヤに着いていたドリルを腕に装着する

アーストロンは口からマグマ光線をドライブに向けて吐く

「そんなの効くか!」

ドライブは肩のタイヤで防ぎながらアーストロンに向かって突進していく

「はぁぁぁぁぁぁぁ!」

腕のドリルでアーストロンを突く

「!!!!」

アーストロンは鳴き声を上げながら倒れた

 

「やったのか?」

《生命活動は停止したようだ》

「泊さん!」

俺はドライブに近づいていく

「やりましたね!」

「あぁ、しかし随分とあっけなかった気もするが・・・」

《二人とも、その怪獣から離れるんだ!!》

「どうした、ベルトさん?」

《その怪獣に膨大な量のエネルギー反応がある!》

「なんだって!」

すると倒れたアーストロンが黒い光に包まれた

黒い光は上空へ浮き、より強く光った

「まさか!」

 

 

光が収まるとそこには

「アーストロン!!」

元の巨大なサイズのアーストロンがいた

「なんでだ、さっき倒したろ!」

《理由は分からないが、ここから離れた方がいいのは確かなようだ》

ドライブは変身を解除してトライドロンに向かって走り出す

「片野君!!」

「あのサイズの怪獣なら俺の管轄ですよ!」

《そうか、あのウルトラマンの力で!》

俺はエクスデバイザーを取り出す

「さぁ、行こうぜエックス!

 今度は俺たちが守る番だぜ!!」

《さぁ桃耶、ユナイトだ!》

俺はエクスデバイザーを展開しようとした

 

 

 

 

その時

 

 

 

 

「デキサスビーム発射!」

「ラジャー!」

黄色いレーザービームがアーストロンに直撃した

「!!!!!」

アーストロンは倒れ爆散した

俺はレーザーが来た方向を見るとそこには

「ガッツウイング2号?」

黄色と黒の配色に、ザリガニのハサミをモチーフにしているといわれる

テレビの中でしか存在しない戦闘機、ガッツウイング2号機がそこにはあった

 

 

 




今かなり風呂敷を広げている状態ですが
ちゃんと回収しますので悪しからず

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