Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

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第46話~追撃者はもう一度ダチの前に現れる~

DRIVE! Type SUPER DEADHEAT!!

 

ミチルの体に装甲が装着される

《これは!》

「あれは・・・」

「進兄さん、あれは・・・」

「あれは5年前に一度だけ変身したドライブの姿だ」

進ノ介は5年前の、ロイミュード108・パラドックスロイミュードが起こした事件のことを思い出していた

《成程、私を使うことによってより安定した超デッドヒートへと変身できるというわけか》

「ベルトさん、僕のひとっ走りにも付き合ってもらうよ」

 

 

「貴様はどこまでも私を楽しませてくれるというのか!!」

フリーズは新たな姿へと変身したミチルを見て、かなり興奮しているようだ

「楽しむ余裕があればいいけどね」

ドライブはフリーズに対して挑発的な態度をとる

「先日の私は不覚を取っただけだ、貴様如きに負ける筈がない!」

フリーズはドライブに向けて氷結弾を放つ

 

 

「・・・遅い」

ドライブはイグニッションキーを回し、ボタンを押す

 

SUPER DEADHEAT

 

ドライブはいつの間にかフリーズの目の前にいた

「なんだと!?」

ドライブは力強く拳を握り、フリーズへとパンチを喰らわす

「はぁっ!」

「ぐはぁっ!」

フリーズは、倒れはしなかったがかなり後方へと後退してしまう

「な、なんだこの威力は・・・!」

ドライブは体勢をもとに戻した

「この前の僕は不覚を取っただけだ・・・」

仮面の下のミチルは不敵な笑みを浮かべていた

「お前如きに、俺が負けるわけねぇだろ!」

フリーズは怒りで震えていた

「この私を、愚弄するのか・・・

 許さん!!」

フリーズの言葉を合図に複数のロイミュードがドライブを取り囲む

《ミチル、どうするつもりだ!》

ドライブは自分の周りのロイミュードを見渡す

「大丈夫、これくらいならどうってことない!」

ドライブが一歩を踏み出そうとしたその時

 

 

 

 

 

 

 

「トリプルチューン」

 

 

 

 

上空から声が聞こえ、上を見ると紫色の戦士が降って来た

《あれは・・・》

「はぁぁぁぁ!」

紫の戦士は右腕のデッドリベレーションを振り、ロイミュードを半数壊滅させる

「まさか・・・」

進ノ介が驚く中、ドライブは紫の戦士・魔進チェイサーに語り掛ける

「遅いですよ、チェイスさん」

「見せ場が欲しいと言ったのはお前だろう?」

《ミチル、彼は・・・》

チェイサーはベルトの方を向き

「久しぶりだなクリム、そして・・・」

進ノ介と剛の方を向いた

「久しぶりだな剛、進ノ介」

「チェイス・・・」

呆然としている進ノ介の横で、剛は声を荒げた

「チェイス!復活してたなら先ず俺らに挨拶に来いよ!」

チェイサーは顔だけドライブの方に向けた

「ミチル、あれが照れ隠しというものか?」

「まぁそんなところかな」

「おいミチル!変なこと言うなよ!」

「剛、俺のシグナルチェイサーは持ってるな?」

チェイサーの問いに、剛は先程までとは違い真面目な表情になる

「当たり前だろ、5年前から手放したことねぇよ!」

剛はポケットからシグナルチェイサーを取り出し、チェイサーに向けて投げる

チェイサーはそれをキャッチする

「ありがとう、剛」

そしてチェイサーは一度変身を解除する

「ミチル、こいつらは俺に任せてお前はフリーズを」

「分かってますよ」

背中越しに語る二人

 

「チェイス、貴様またしても我々を裏切るのか!」

フリーズはチェイスに向かって叫ぶ

「フリーズ、お前は何か勘違いをしているようだ」

「なんだと・・・」

「俺はお前たちの味方ではない・・・」

「チェイス!これ使え!!」

剛は自分が使っていたマッハドライバー炎をチェイスに向かって投げる

「・・・」

チェイスは無言でマッハドライバー炎を受け取る

「俺は、ダチの味方だ!」

チェイスは受け取ったマッハドライバー炎を腰に当てる

そしてベルトのパネルを上げ、シグナルチェイサーをセットする

 

シグナルバイク!

 

「変身!」

 

ライダー! チェイサー!

 

銀と紫のボディ、どこか魔進チェイサーを思わせる頭部

仮面ライダーチェイサーへと変身を遂げる

「行け!ミチル!」

「はい!」

ドライブとチェイサーは互いに背を向け、走り出す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ~episode of outlaw 第六部 予期せぬ反撃~

 

デュアルガシャット! キメワザ!

ノックアウト! クリティカルフィニッシュ!

 

「終わりだ」

パラドクスはパラブレイガンを振り下ろす

「な、め、る、な!」

ダークドライブはブレイドガンナーに加え忍者一番刀を持ち、刃をクロスさせてパラブレイガンを受け止める

「なに!?」

「誰がお前なんかにやられるかよ!」

ダークドライブは2本の剣を払い、パラドクスを押し出す

「この俺が圧し負けた?」

パラドクスはほんの少し隙を見せてしまった

「おら!休んでる暇なんてないぜ!」

ダークドライブは2本の剣を不規則に振り、パラドクスを圧倒していた

「まさか俺が圧されるなんて・・・」

その隙にダークドライブは五トン忍シュリケンを取り出しす

五トン忍シュリケンを'火'のところに合わせ、一番刀にセットしてシュリケンを回す

 

めらめらじゃー

 

炎を纏った忍者一番刀とブレイドガンナーを構える

「マズイ!」

パラドクスは焦ったように、エナジーアイテムを出現させる

「遅ぇよ!!」

ダークドライブは高速でパラドクスへと詰め寄り、斬りかかる

「おりゃ!」

斬られたパラドクスが体勢を立て直す前に、ダークドライブは背後に瞬時に移動しまた斬りつける

「ぐっ!」

「その変なアイテムなんか使わせるかよ!」

2本の剣を何度も振るわれたパラドクスは遂に膝をついてしまう

 

ダークドライブは少し離れたところで止まる

しかしダークドライブもこれまでの戦闘で疲弊していたのか、かなりフラフラな状態だった

「なぁパラド」

「なんだよM」

「お互い、そう何度も技を放てねぇよな」

「・・・そうだな」

「次の一撃で最後にしねぇか?」

ダークドライブはパラドクスに提案する

「・・・」

「どうだ?」

「・・・よし、その提案乗った」

「乗ったからには、残ってる力全部込めろよ」

「そんなこと分ってる」

パラドクスはゲーマドライバーのレバーを一旦閉じ、再びレバーを開く

 

ガッチョーン ウラワザ!

パーフェクトノックアウト クリティカルボンバー!

 

ダークドライブはイグニッションキーを回し、シフトブレスのボタンを押す

 

NEXT!

 

2人のライダーはお互いの方向へ向けて走り出した


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