Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

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第44話~神への依頼~

「相棒?」

「そう、僕たちは二人で探偵なんだ」

フィリップは自慢げにアスカへと説明する

「翔太郎、やっぱりロストドライバーを複製してもらって正解だったね」

「ま、それなりの代償はあったけどな」

 

 

――――――――――――――――――――

 

「おい、なんで部外者がここに居る」

CRに顔を出した飛彩は、その部屋にいた宝生永夢に言った

「実はこの人、CRに依頼があるらしいんですけど」

「CRに?」

「正確には・・・あんたに用があって来たんだ」

そこにいた男・左翔太郎はある方向を向く

「檀黎斗」

翔太郎が向いた方向にいたのは、自らを神と名乗るゲームマスター・檀黎斗の姿があった

「普段依頼を受ける探偵が、誰かに依頼をするのは変な感じだが」

黎斗は飲んでいたコーヒーを机に置いた

「聞くだけ聞こうか」

それを聞いた翔太郎は黎斗の前にロストドライバーを置いた

「これは?」

「俺が変身するときに使う、ロストドライバーだ」

「変身って、あなたも仮面ライダーなんですか?」

永夢が翔太郎に問う

「あぁ」

そして再び黎斗の方へ向き直る

「このロストドライバーを複製してほしいんだが」

「目的は?」

「本来、俺は相棒と一緒に変身するんだが

 最近は敵の数も増えてきてるし、二人で分散したほうがいいと思ってな」

「・・・」

黎斗は再びコーヒーを流し込み、カップを置いた

「それなりの代償はあるんだろうね」

「黎斗さん!」

「永夢、これはビジネスだ

 私にこのドライバーの複製をしてほしいなら、それ相応の代価が必要だ」

そして黎斗は翔太郎の方を向き

「それに探偵なら君も分かるだろ

 持ち込まれた依頼を果たす代わりに、それ相応の代価を貰う

 それがビジネスだ!」

「もちろん、タダでやってもらおうだなんて思ってないさ」

すると翔太郎は胸の内ポケットから2つのガイアメモリを取り出した

「これはなんだ?」

「ガイアメモリ、これには地球の記憶が入ってる

 ちなみにこの2つは、俺たちと一緒に戦って来たことも記憶されている

 このデータを、これからの戦いに活かしてほしい」

翔太郎は2つのガイアメモリを黎斗の前に置く

「さぁ、どうする?」

 

 

「いいだろう!!」

 

黎斗は突如立ち上がり、大きな声を上げた

「3日いや、2日後にまたここに来るといい!

 この私が完璧な仕事を成し遂げよう!」

黎斗の突然の行動に目を丸くする翔太郎

「あぁ、この人は常にこういう感じなんで気にしないでください」

見かねた永夢は翔太郎に話しかける

「お、おう分かった・・・」

「では直ぐに作業に取り掛かろう!」

そう言って黎斗はゲームの筐体の中へと入って行った

「うおっ、なんだそれ!」

初めて見た翔太郎はかなり驚いていた

「黎斗さんはこういう人なんで」

 

 

「檀黎斗ではない、檀黎斗s・・・」

 

 

 

――――――――――――――――――――

 

 

「ま、何かあったら周りが止めてくれるだろ」

「何が?」

「ああこっちの話だ、それより依頼の方だ

 フィリップもやるよな、人探し」

「あぁもちろんさ

 それに今回はただの人探しとは違うみたいだからね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告――――

 

《これ程とは・・・》

フリーズの前に再び倒れてしまう仮面ライダー

そこに現れたのは・・・!

「変身!」

「変身」

そして桃耶の決意とは

「マイ、俺・・・」

 

「僕はもう何からも逃げない」




ちょっとした次回予告を入れてみました
次回は自分的にいつも以上に力が入る話になりますので
自分を鼓舞する意味でも予告を入れてみました

エグゼイドを見て、そしてこの作品でもおまけで書いていて
パラド及びパラドクスが凄く気に入ってしまいましたので
本編の本筋に絡ませるかもしれません

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