Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

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今回予約投稿にて
2017年7月7日の7時7分に投稿させていただきました
こんなに7を揃えても、あんまり意味ないですかね・・・


第40話~互いの思い~

「コスモスっ!」

自身の放った技からグビラを守ったのは、ウルトラマンコスモスだった

「なんでそいつを守るんだよ!」

コスモスは右手をエックスに突き出し、光線を放つ

光線はエックスを網状に包んだ

「くっ!ネットトラック・ボックスか・・・」

コスモスはグビラの方を向き、両手を斜めに揚げ右手を突き出す

「はぁぁぁぁぁぁ」

フルムーンレクト

コスモスを象徴するこの興奮抑制光線を放つ

フルムーンレクトを浴びたグビラは徐々に大人しくなっていった

コスモスはグビラに近づき、今度はコスモフォースを浴びせグビラの傷を癒す

すると遠くからテックサンダー2号が近づいてくる

「一旦トレジャーベースまで連れて行ってね」

『了解』

コスモスの指示を聞き、テックサンダーはレーザーネットでグビラを包み、搬送する

 

テックサンダーが遠ざかっていくのを見送ると、コスモスは再びエックスの方を向く

「だあぁ!」

エックスはネットトラック・ボックスを強引に破る

「ムサシさん、あんた何してんだよ」

「'何してるの'はこっちの台詞だよ、グビラは誰かに操られて無理矢理狂暴になっていた

 そんな怪獣を傷つけるどころか、倒そうとするなんて」

「あいつは、マイを傷つけたんだ!」

「・・・」

「下手をすれば死んでいたかもしれないんだ

 そんな相手を助ける方がどうかしてる」

「もちろん僕だって悪意で動いている怪獣には容赦はしない

 でも、今回のグビラのように不本意で動いている怪獣だって・・・」

「そんな事情知ったことか!!」

桃耶の叫びが辺りに響く

「結果として何かを壊したり、誰かを傷つけてるんだ

 俺はそんな存在は許せねえ

 怪獣を保護したりするのはあんたらの組織のやることだ、俺は違う

 俺は俺のやり方で、やらせてもらうぜ」

 

あろうことかエックスはコスモスに向けて構えをとる

《おい、桃耶!》

「俺の邪魔をするっていうんなら、まずあんたからだ!」

ムサシは桃耶を見据えながら

「君はもう少し大人な人間だと思ってたよ」

コスモスも構えをとる

《二人とも、やめてくれ!》

エックスの叫びも空しく、両ウルトラマンは一気に駆け出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ~episode of outlaw 第三部 赤い拳~

 

 

KNOCK OUT FIGHTER

The strongest fist! “Round 1” Rock & Fire!

 

パラドクスはガシャットのボタンを押した

「大変身!」

 

Dual up!

Explosion Hit! KNOCK OUT FIGHTER!

 

変身音と共に、パラドクスの頭部が180度回転し別形状の頭部になり

全身が青色から赤色へと変化し

肩のアーマーが拳に付き、パンチンググローブのようになる

「今度はなんだ?」

「ファイターゲーマー、レベル50(フィフティー)

「姿は違うが、さっきと同じレベルか・・・」

「同じレベルだからって油断しない方がいいんじゃない?」

 

パラドクスの拳を一番刀で受け止めるクロニンジャー

「ファイターゲーマーは肉弾戦に特化した姿だ

 さっきのパズルゲーマーの時のような、特殊な術はない

 己の体の強さがモノをいう、そういうゲームだ」

「ゲーム?」

「だからさっきから言ってるだろ?

 もっと'遊ぼう'って」

 

クロニンジャーはパラドクスと少し距離をとる

「カラクリヘンゲン爪!」

クロニンジャーはカラクリヘンゲンでパラドクスに応戦する

「ぐっ!なんだよそんな隠しだねがあったのかよ」

「あんたに言われたくはないね」

クロニンジャーはカラクリヘンゲンにシュリケンをセットする

 

ザ・カラクリ!

爪変幻、裂!

 

カラクリヘンゲンに黒いエネルギーを溜めていくクロニンジャー

「じゃ、こっちも極めますか」

パラドクスはギアホルダーからガシャットを取り出し、ダイヤルを90度回転させ再び元に戻す

 

KIMEWAZA!

 

パラドクスはガシャットを再びギアホルダーにセットする

 

Dualガシャット

KNOCK OUT CRITICAL SMASH!

 

カラクリヘンゲンをパラドクスに突き刺そうとするクロニンジャー

「ダメ、遅いよ」

しかしパラドクスはカウンターで技を極める

目の前で爆発が起きる

「なんだよ、こんなもんかよ

 シラケるな!」

しかしそこにあったのはクロニンジャーではなく、黒い衣装を纏ったただの藁だった

「なんだこれ!?」

 

ザ・技!

 

上から音がしてパラドクスが上を見ると

「姿が変わったくらいで、余裕ぶっこいてんじゃねぇよ!」

クロニンジャーの強烈な斬撃がパラドクスに直撃する

「くはぁっ!」

パラドクスは変身が解除されてしまう

 

 

 

 




ナンバリングで40話に到達しまして、気付けば前作の話数を超えているんですね
これからも数少ない読者様が面白いと思っていただける展開になっていると思いますので
ご愛読のほどをよろしくお願いいたします!

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