Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

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これは全ての戦いが終わった後の話です



未来編・第1話~VSクロスショッカー~

あの戦いから2年経った

そう全て終わったのだ

あれから色々なことがあった

エックスは元の世界に戻り、クリムさんは再び眠りにつき、TPCは組織解体された

僕は師匠たちの元を離れ、レナと一緒に暮らしていた

 

 

 

 

 

『ミチル君、見えますか?』

「あぁ、見えるよ」

ミチルの目線の先には、工場地帯が広がっていた

「あの中に?」

『はい、クロスショッカーの研究所があります』

ミチルは通信を切る

《ミチル、やれるか?》

突如、ミチルの脇腹辺りから声が聞こえる

「君と一緒ならできるさ」

ミチルはその声に答え、暗闇の中へ落ちて行った

 

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

「ミチル君との通信切れました」

さっきまでミチルと通信していた男が言う

「いつものことだ、ミチルは仕事中は相棒としか会話しないぜ」

大きな円卓に座っている男は答える

「お前は新入りだから、知らなかったか」

赤い衣装を身にまとった男は呟いた

 

すると巨大なモニターが点灯し、男性のバストアップの映像が映った

『やぁ君たち、仕事の方はどうかね?』

モニターの男性はバストアップの映像の為、顔や表情を窺うことはできない

「今、ミチルが仕事中だ」

『それは迅速に事が終わりそうだ』

「それは、俺たちが仕事が遅いってことか?」

『そうは言っていないよ、ただ、ミチルは君たちの中でもかなり仕事が早い方だと思ってるんだ』

「それはそうだが・・・」

『君たちには期待しているんだ』

モニターへ全員が目線を向ける

『我々はこの国を離れるわけにはいかない

 日本は君たちに任せるしかないんだ』

どうやら男は日本人ではないらしい

 

「これは!」

急に通信士が大声を出す

「どうした?」

「ミチル君のいる場所の上空に、巨大な生命反応が!」

「どういうことだ、森下!」

「分かりません、ですがこのままでは・・・」

『どうやら敵さんもタダでは転ばないようだな』

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

「はぁっ!」

そこには巨大な剣を振るう青いスーツに白い装甲を付けた戦士の姿が

「貴様ら何をしている、早くそいつを殺せ!」

戦闘員に指示を出しているのは、クロスショッカーの怪人・ガニコウモルだ

《ミチル、雑魚に構っている暇はない》

「分かってるって」

どうやら戦いを繰り広げていた戦士はミチルのようだ

戦士は一つの鍵を取り出した

「サンダーキー、発動!」

取り出した鍵を剣に差し込んだ

 

チェンジ・サンダーリュウケンドー

 

「雷電武装!」

黄色い龍が戦士を覆い、戦士はその姿を変える

「ファイナルキー、発動!」

先程とは違う鍵を剣に差し込む

 

ファイナルブレイク

 

剣に雷を纏わせていく

「ゲキリュウケン雷鳴斬り!」

剣を振るい雷の斬撃を飛ばし、戦闘員たちを一撃で殲滅する

「あ・・ああ・・」

「後はお前だけだ」

「くそっ!」

そんなセリフを吐いて、ガニコウモルは空を飛び逃げようとする

『M、逃げられちゃう急いで!』

リュウケンドーはガニコウモルを目で追いながら、一つの鍵を取り出す

「この俺が逃がすわけねぇだろ

 イーグルキー、召喚!」

 

サンダーイーグル

 

「来い、サンダーイーグル!」

魔法陣から雷の力を持つワシの獣王、サンダーイーグルが出現する

「はっ!」

リュウケンドーは高くジャンプし、サンダーイーグルと合体する

「サンダーウィングリュウケンドー!」

翼を手に入れたリュウケンドーは、ガニコウモルを追う

「マダンキー、召喚!」

 

マダンダガー

 

「来い、マダンダガー!」

魔法陣から短剣が出現し、その短剣をゲキリュウケンと合体させる

「ファイナルキー、発動!」

 

ファイナルクラッシュ

 

再びファイナルキーをゲキリュウケンにセットする

「ツインエッジゲキリュウケン超雷鳴斬り!」

ガニコウモルの後ろから技を極める

 

ガニコウモルを撃破したリュウケンドーは地面に着地し、変身を解除する

『M、ありがとう』

「じゃあ俺は引っ込むぜ・・・」

 

「これで終わりかな?」

《あぁ・・・いやまだだ》

「えっ?」

《上だ!!》

ミチルが上を見ると、空には巨大な鳥が

「なに・・・」

その巨大な鳥は、翼を大きく動かしながら着地する

「リドリアス?いや違う・・・」

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

工場地帯に降り立った巨大な鳥を見ている男がいた

「風の魔王獣・マガバッサー、お前の力見せてもらうぞ」

その手には赤いリングが付いたダークリングが握られていた

 

 

 

 




急に始まりました未来編

ちょっと箸休め程度に2話くらいで終わらせる予定です
こういうテイストで次回作は進む予定です
ミチルの新しい力や、新しい人間関係などを少しでも楽しんでもらえたらと思います

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