Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

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今回、かなり短めです!


第33話~復活の秘密結社~

「ここは・・・」

目線の先には真っ白な天井

段々と意識が覚醒してきて、自分がベッドに寝ていることが分かる

「私・・・」

上半身を起こして、周りを見る

隣のベッドには愛する彼の姿があった

「ごめんね、ミチル君・・・」

レナの目から涙がこぼれる

「私の不注意でミチル君を巻き込んで・・・」

自分がもっとしっかりしていれば、こんなことにはならなかったんじゃないかと自分を責めるレナ

病室に近づく足音が聞こえ、涙を袖で拭う

 

「失礼します」

一人のナースが入ってくる

「あ、レナちゃん!もう起きても大丈夫なの?」

「はい私は何ともありません、けど・・・」

隣のミチルに目線を向ける

「彼のこと心配?」

「はい、私の所為でケガもしちゃったし、色々迷惑かけちゃったし・・・」

レナは自分の胸の内を少し漏らす

「きっと彼は迷惑だなんて思ってないんじゃい?」

「え?」

レナはナースの方を見る

「事情は聞いてるよ

 本っ当に迷惑だと思ってるなら、傷付いてでも助けに来ようとするかな?」

「そうだといいんですけど・・・」

するとナースは急に

「そうだ!レナちゃんが目を覚ましたことを永夢に伝えなきゃ!

 ごめん、私行くね!」

ナースは嵐のように去って行った

 

 

一人になったレナは再び横になる

横になって目を瞑ると、色々なことが頭に浮かんでくる

'本当に自分の存在はミチルにとって必要であるのか'

'実はミチルにとって重荷になっているんじゃないか'

考え出したらキリがない

考えるのを止め、隣で寝ている彼が目を覚ますのを待つことにした

彼の寝顔を見ながら・・・

 

 

 

 

 

 

 

翌日、レナは永夢と一緒に病院の外に出ていた

レナはケガも無く体の異状も見られないので、直ぐに退院となった

「先生、ミチル君は・・・」

「まだ目が覚める兆候はないんだ、、ミチル君が起きたらこっちから連絡入れようか?」

「・・・いえ、大丈夫です」

レナの声は沈んでいたが、ここからは本人の気持ちの問題だ

永夢もそれが分かっているから下手に口出しはしなかった

「そっか・・・わかった

 それじゃあ、帰り気を付けてね」

「はい、ありがとうございました!」

レナは永夢に深く頭を下げた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「礼堂ミチルはここか!」

どこからともなく声がする

声のする方を見ると灰色のカーテンと共に、一体のロボットと黒の全身タイツに身を包んだ人たちが現れる

永夢は咄嗟にレナの前に立った

「なんだ君たちは!」

永夢はロボットに問いかける

「私は怪魔ロボット・シュバリアン」

ロボットは自らの名を名乗る

「そして我々は偉大なるクロスショッカーである!」

 

 

 

「クロスショッカー?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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