Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

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第29話~S-GUTSの戰い~

「デキサスビーム発射!」

ガッツウイング2号からデキサスビームが放たれ、ドビシを倒していく

「くらえ!」

ガッツウイング1号は、2号のような大型のビーム兵器は装備していないものの

持ち前の機動力でドビシを撃退していく

「ハイパーメルトガン発射!」

ガッツウイングEX-Jはαとβに分離し、それぞれドビシと応戦していた

「くそっ、こんなに多いなんて・・・」

ガッツイーグルのγ号に乗っているカリヤが呟く

「カリヤ!」

γ号にα号のアスカからの通信が入る

「隊長!」

「怖気づいたんだったら基地で、指咥えて見ててもいいんだぞ?」

「すいません!」

アスカは隊長として、隊員を鼓舞していた

 

ガッツウイング2号はレーザービームを放ちながらドビシを撃退していた

ドビシの大群は急に方向転換し、2号機に背後から近づいていく

「2号機!!」

それを見たアスカはすぐさま2号機へと通信を飛ばす

通信を受けた2号機は機体を斜めにしてドビシを避けようとするが

2号機の機動力を上回るドビシのスピードに対応できず、機体後方部分に当たってしまう

「うわぁぁ」

2号機は煙をあげながら、高度をどんどん落としていく

「シンジョウ!リョウ!」

アスカの叫びも空しく2号機は市街地に向かって落ちていく

アスカは自分の隊員服からリーフラッシャーを取り出す

(あいつらを助けなきゃ、だけどダイナに変身できるのは後一回・・・)

その時、2号機の前に光が現れ2号機を受け止める

光が収まるとそこには

 

「ウルトラマンコスモス・・・」

シンジョウは呟いた

目の前にはウルトラマンコスモスの姿があったのだ

「EYESの春野隊長だ」

「ウルトラマン・・・」

他の隊員からの呟きが聞こえるなか

「悪いなムサシ」

アスカもまた呟いていた

コスモスが目線を向ける先にはテックサンダー2号があった

テックサンダー2号はガッツウイング2号をレーザーネットで包んだ

「S-GUTS基地までお願いね」

コスモスがそう告げると、テックサンダー2号は目的地に向けて飛んで行った

 

コスモスはドビシの大群を向き、右腕を天高く突き上げた

そして青いルナモードから赤いコロナモードへと姿を変える

「総員、コスモスと怪獣の直線上から撤退!!」

アスカは出撃しているS-GUTS隊員全員に通信をした

コスモスは腕を頭上に揚げ、胸の前で回転させる

ガッツウイングやイーグルは全て撤退し、ドビシがコスモスに向かって飛んでくる

「ブレイジングウェーブ!」

両手を前に突き出し、ブレイジングウェーブを放ちドビシを全滅させる

上空にいたカイザードビシは、一気にドビシが消滅した現状に動揺している

その間にコスモスは腕をL字に組み

「ネイバスター光線!」

ネイバスター光線を放ち、カイザードビシを撃退する

 

 

――――――――――――――――――――――

 

 

アスカは隊員たちに基地への帰還命令を出し、自分はα号からギンガの様子を見ていた

「ミチル・・・」

ギンガは一向に、動くことも光が灯ることもなくそこに倒れていた

「アスカ」

すると意外な人物から通信が入った

「ダイゴ・・・」

TPCの総監、マドカ・ダイゴだった

「なんだ?」

「アスカ、リーフラッシャーを」

「待て、俺たちが変身できるのは後一回なんだぞ」

「違う、僕たちが変身するんじゃない」

「じゃあ、どうするんだ?」

 

 

「僕たちに残された光を、ミチル君に託すんだ」

 

 

 

 

 




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ありがとうございます

できれば、次話で区切りをつけたいと思っています(区切りをつけるとは言ってない)

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