Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

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第27話~憧れを胸に~

フレイム プリーズ

ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー!

 

3人の目の前には、黒い衣装を身にまとい赤い宝石のような顔をした

魔法使いが現れる

「伝説の魔法使い、ウィザード!」

「「ウィザード?」」

「俺のこと知ってんのか」

「知ってるも何も、魔法界ではもの凄い有名人ですよ!

 というより、俺のこと知ってるんですか?」

「知ってるよ、魔法使いのニンジャって君しかいないからね」

「なんかやっくん、キャラ崩壊してない?」

「それ程までに会えて嬉しい人ということでしょうか」

ウィザードは一体のレイビーク星人を指さし

「あいつがボスか?」

指をさしたレイビーク星人は他の個体より体が大きく、目の色が違っていた

「恐らく」

アオニンジャーはウィザードに答える

「ボスを倒せば指揮系統が鈍る

 八雲、手伝ってくれるか?」

「はい!」

「お嬢さん方、ザコの方を頼めるかな?」

「はい!任せてください!」

ウィザードはハンドオーサーを操作し、右手の指輪をタッチする

 

コネクト プリーズ

 

ウィザードの隣に小さな魔法陣が現れ、ウィザードはそこに手を入れ銀色の剣を取り出した

「凄い・・・」

アオニンジャーが小さく呟く

 

ウィザードとアオニンジャーが並びそれぞれ剣を構える

「・・・」

「・・・」

「おい」

「はい?」

「いつもの言わないのか?」

「いいんですか?」

「じゃあ一緒に言うか」

 

「魔法使いなれども」

「暴れるぞ!!」

 

 

 

 

 

 

忍者一番刀とウィザーソードガンによる攻撃でレイビーク星人(ボス)はかなり怯んでいた

そんな中、シロニンジャーとモモニンジャーは部下の方を相手していた

「あの魔法使いさんはすごいですね」

「なんかカッコいい!」

そこでふと気付く

「あれ、凪が吸い込まれた銃は?」

「この中の誰かが持ってると思いますけど・・・」

見渡してみても、銃を持っている個体はいなかった

「まさか!」

モモニンジャーがボスの方を見ると、いつの間にか銃はボスの手に渡っていた

「八雲君、魔法使いさん、ボスの持っている銃に気を付けてください!」

ボスはすぐさま銃口をウィザードへと向ける

「危ない!」

「大丈夫」

ウィザードはハンドオーサーを2回操作し、右手の指輪をタッチする

 

ディフェンド プリーズ

 

光線が発射されると同時に、ウィザードとアオニンジャーの前に炎の壁が出現した

「その銃、もらうよ」

 

コネクト プリーズ

 

魔法陣を通し、ボスから銃を奪うウィザード

そして再び魔法陣に手を入れる

戦っているシロニンジャーの側に魔法陣が現れ、銃を持ったウィザードの腕が伸びてくる

「きゃぁぁ!」

驚いているシロニンジャーをよそに

「ほら、早く」

急かすウィザード

「あ、ありがとうございます」

シロニンジャーが銃を受け取ると腕は引っ込み、魔法陣は消えた

「霞ちゃん、私これ持ってるから

 とどめお願いしてもいい?」

「分かりました。風ちゃん、その銃落とさないようにお願いしますよ?」

「大丈夫!」

モモニンジャーはカラクリヘンゲンを取り出し、弓状態にする

そしてカラクリヘンゲン弓に忍シュリケンをセットする

 

ザ・カラクリ!

 

モモニンジャーはカラクリヘンゲン弓を上に向ける

そして'爪'と書いてある部分を引き、そして放す

 

弓変幻、射!

 

「はっ!」

光の矢は高く上がり、そこで無数に拡散し部下たちに当たる

「!!!」

部下たちは全員爆発した

 

 

「こいつすばしっこいな・・・」

ボスはかなり機敏に動いて、自分の致命傷にならないようにしていた

「なら動きを止めるまでだ」

再びウィザードは指輪をタッチさせる

 

バインド プリーズ

 

ボスの周りに小さな魔法陣が現れ、そこから鎖が伸びていきボスを拘束する

「さ、止めだ!」

アオニンジャーは忍者一番刀の'技'のボタンを押す

 

ザ・技!

なんじゃなんじゃ、なんじゃなんじゃ?

 

ウィザードはウィザーソードガンに付いているハンドオーサーを起動させる

 

キャモナ・スラッシュ・シェイクハンズ!

 

それぞれの剣から待機音声が鳴る

そしてアオニンジャーはシュリケンを回転させ、ウィザードは左手の指輪をタッチさせる

 

アオジャー!、ニンジャー!

フレイム スラッシュストライク

ヒー・ヒー・ヒー

 

2人同時に走り出し同時に縦に斬る

「はぁ!」

「はっ!」

そして剣を横に構える

 

忍者一閃!

 

横一文字に回転斬りをする

「はぁぁ!!」

「はっ!!」

斬られたボスは鳴き声をあげながら爆発した

 

 

「ふぃ~」

 

 

 

 

 

ビッグ プリーズ

 

「やっと元に戻れたよ!

 魔法使いさん、ありがとうございました!」

元の大きさに戻れたキニンジャーはウィザードに深くお辞儀をしていた

「いや別にいいよ」

「けど、あんなテンション上がってる八雲君は初めて見た気がしますよ」

「そ、そうか?」

「そうだよやっくんいつも、クールぶってるからさ」

「'ぶってる'とはなんだ'ぶってる'とは!」

そんな会話を聞きながらウィザードはある場所を見ていた

 

「あんたも絶望するなよ、光の巨人」

 

 

 

 

 

 




随分長くミチルが出ていませんが、ミチルにはもう少し休んでもらう予定です(笑)
やっぱり口調を真似て書くのは難しいですね

最近、撮り溜めていたエグゼイドを一気に見ましたが
すごく驚きました
ま、何がとは言いませんが

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