Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~ 作:takanist
ミチル達が怪獣と戦っていた時
「片野君、大丈夫かな」
片野君から電話があってから数時間、片野君からの連絡は未だない
片野君もウルトラマンの力を持ってるから何かあっても大丈夫だと思うけど
「片野桃耶が心配か?」
私の背後から突如声がして
「ひゃっ!」
驚いて後ろを向くとそこには
「ミチル君?・・・違う」
顔はミチル君そのものだけど、髪の色やまとっている雰囲気が全然違う
「あなたは誰?」
「俺か?俺の名前はまだ教えるわけにはいかない
まぁMとでも呼んでくれよ」
「M?」
なんか怖い
「お前はヤナセ・レナであってるな?」
「そうだけど・・・」
「先程の質問の答えは?」
「答え?」
「片野桃耶が心配か?」
「そりゃ心配よ」
私の答えを聞いて、Mが返した返答に私は驚いた
「片野桃耶は今、礼堂ミチルと一緒にいる」
「え、ミチル君t・・・」
私の意識はそこで途切れた
――――――――――――――――――――――
「ミチルの名を聞いた途端、油断したな」
Mは気絶したレナに向かって言葉を続けた
「お前にはエサになってもらうぞ
お前がいればミチルは必ず来る」
そしてMはどこからともなく黒いシュリケンを取り出した
「ありがとうなミチル、これもお前のおかげだよ」
Mは黒いシュリケンを見ながら言った
クロニンジャーシュリケン
ザ・
クロジャー、ニンジャー
Mは黒いニンジャに変身し、気絶したレナを抱え消えた
「大変な場面を目撃してしまった!」
そんな瞬間を見ていた少女がいた
少女は自分のバッグから素早くW.I.T.を取り出した
「こちらミドリカワ・マイ、ヤズミ先輩聞こえますか?」
――――――――――――――――――――――
場所は変わり、エリアルベース司令室
一人の男が外を眺めていた
「ヒカル・・・」
ポツリと呟いた一言には、様々は感情が込められていた
すると扉が開き、一人の男が入ってくる
「藤宮」
「我夢か」
この場にいるのは
「今日本部に行ったら、ミチル君に会ったよ」
「ミチルって、ヒカルの息子のか?」
「ああ、大きくなってたよ」
「俺も会ったのは、ミチルが生まれてすぐの頃だったからな」
「・・・」
「・・・」
二人の間に沈黙が流れる
「後悔してる?」
我夢が藤宮に問いかける
「ああ
あの時ヒカルの意見を受け入れたばっかりにヒカルは・・・」
「藤宮、そうやって自分ばっかり責めるなよ
僕もヒカルを止められなかったんだ」
「すまんな、我夢」
――――――――――――――――――――――――
「次はどんな展開が待っているのかな、エクセラー」
「既に、手は打ってあります
あなたを退屈させるようなことはありませんよ、蛮野博士」
ミチルも桃耶も出てこない回になりました
こんな回は初めてじゃないかな?
とにかく珍しい回でした
もう少しスピードよく話を進めたいんですが、なかなか上手くいきませんね