Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

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第18話~大地の戦士~

「よし!」

勝利したエックスを見て、笑みが零れる

「さすがウルトラマンだな!」

アスカ先生も今の戦闘を見て多少なりとも興奮したようだ

「さ、帰るぞ!」

アスカ先生がゼレットに乗ろうとした瞬間

《うわぁぁぁ》

突如、エックスがうめき声のようなものをあげた

「どうした、エックス!」

《分からない》

僕はエックスを見上げると、その先に巨大な塊を見つけた

「なんだあれ?」

僕の声を聞いてエックスとアスカ先生も見上げる

「あれはガゾート!」

「ガゾート?」

アスカ先生はピンと来ていないようだった

「ガゾートはウルトラマンティガに出てくる怪獣で、電子機器をダメにしてしまうんですよ」

「電子機器を?」

アスカ先生はゼレットの運転席の方に行き

「ナカジマ!聞こえるか、ナカジマ!」

通信機を使おうとするが

「本当だ、クソ!」

やはりダメだったようだ

(なんでエックスが、苦しんでるんだ?)

僕の頭にはその疑問が浮かんでいた

(そっか!)

「桃耶、デバイザーだ!

 ガゾートの能力でデバイザーが狂ってるんだ!」

《桃耶、このままではユナイトが解除される!》

「桃耶!僕とバトンタッチだ!!」

僕はそう言いながらギンガスパークを取り出し、スパークドールズを読み込ませる

 

ウルトライブ!

ウルトラマンティガ!

 

 

ティガに一発変身してエックスとバトンタッチする

「頼んだぜ、ミチル」

「任せてよ!」

ガゾートが空から降りて地面に立つ

「ハンドスラッシュ」

両手から光弾を二発連続で発射するが

「ダメか・・・」

ガゾートは光弾を吸収してしまった

「なら!」

両腕を左右に広げ、簡略化ポーズで腕をL字に組み

「ゼペリオン光線!」

光線がガゾートに直撃するとガゾートはそのまま倒れてしまう

「こんなんでいいのか・・・」

僕は倒れたガゾートに近づき、倒したのかどうか確認をすることにした

「ミチル!気をつけろ!!ガゾートは・・・」

目の前のガゾートは突然立ち上がった

「ヤバっ!」

ガゾートは両手のヒレを使って僕の体を反転させ、背後をとる

そのまま

 

ガブッ!

 

僕の首元に噛みついてきた

「っっ!」

かなりの激痛が走る

「ミチル!今助ける!」

アスカ先生が腰から銃を取り出し、構えるが

「こいつもダメなのかよ!」

何度もトリガーを引くが弾が発射されることはなかった

「ミチル!!」

桃耶の声が聞こえる

「こんなところで負けるわけにはいかない!」

痛みに耐えながらも、一体のスパークドールズを呼び出す

「ショウさん、ショウさんの力借りますよ!」

手にしたスパークドールズをギンガスパークにリードさせる

 

 

 

ウルトライブ!

 

前を向きながらガゾートの頭を掴み、前へ投げ飛ばす

 

ウルトラマンビクトリー!

 

「一気に畳みかける」

頭部にあるV字型のクリスタルを光らせ

「ビクトリウムバーン!」

光線をガゾートの胸部に当て、エネルギーを吸収できなくする

「これで決める」

両腕で宙にVの字を描き、そのエネルギーを右腕に集め両腕をL字に組む

そして右腕の甲に付いているVクリスタルを相手に向け、光線を放つ

 

 

「ビクトリウムシュート!!」

 

 

 

 

 

 

 


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