Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

10 / 48
なんかだいぶ駆け足になってしまいました
読みにくくかったらごめんなさい


第10話~復活の巨人~

懐かしい

そんな感覚が僕の中に溢れていた

目を開けるとそこは真っ白い、何もない空間

辺りを見渡し、再び目を閉じる

(感じる・・・)

僕は目を閉じながら、口を開く

 

「久しぶり・・・・ギンガ」

 

するとどこからか声が聞こえてくる

《君の勇気にはつくづく驚かされる》

さっきのことを見ていたのだろうか

《私は君の中に、力を残した

 しかし敵は私の想像以上の力をつけて襲ってきた

 だから、我々ウルトラ10勇士は再び君に力を貸すことを決めた》

「ありがとう、ギンガ」

《というより我々10勇士は、君に力を使って欲しいと思っているんだ》

「本当?」

《あぁ。ミチル、もう一度ウルトラマンの力で

 君の守りたいものを全力で守ってくれ!》

 

すると僕の手には、四年前に手にしていたあの銀の短剣・ギンガスパークが現れた

 

《最後に、ヒカルから伝言がある》

「父さんから?」

 

 

 

 

 

どんなことがあっても諦めるな

 

 

 

必ず前を見ろ

 

 

 

そして、お前の中の限界を超えろ!

 

 

 

 

 

 

僕を光が包んでいく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウルトライブ!

ウルトラマンギンガ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――

 

 

バルタン星人が踏みつけた地面が光りはじめ、何かに押し出されるように後ろに倒れる

 

「・・・・・・」

全員が言葉を失っていた

「なんだよ、これ・・・」

彼らの目の前には、光の巨人が立っていたのだから

 

その巨人は赤と銀の配色に加え、体の至る所にクリスタルが付いている

「もしかして、ミチル君ですか?」

霞の問いに光の巨人はバルタン星人を見据えながら

「僕があいつを倒しますから、そこで見ててください!」

すると巨人・ウルトラマンギンガはバルタン星人に向かって駆け出した

 

 

 

 

 

 

バルタン星人は両腕のハサミを地面に刺し込むと

ギンガの周りから刃物のようなものが出現した

「ミチル!!」

天晴の声が響く、しかしミチルは

「大丈夫!」

クリスタルを赤く発光させて右腕を上に揚げる

「ギンガファイヤーボール!!」

そう言いながら揚げていた腕を勢いよく下に下ろす

すると空から無数の火炎弾が降ってきて、刃物を次々と破壊していく

「すごい・・・」

凪が感動していると、バルタン星人に動きがあった

右腕のハサミの間から鋭い鎌が出現し、左腕もハサミが変形し

全身がまるで甲冑のように変化をしていき、目つきも先程よりかなり鋭くなっている

戦闘形態・ネオバルタンに変身したのだ

 

ネオバルタンは間髪入れず、肩の装甲を無数の棘にして飛ばしてきた

しかしギンガは避ける動作もせず、今度はクリスタルを黄色く発光させ

「ギンガサンダーボルト!」

ギンガは電撃を放ち、その全てを撃ち落としていく

「!!!」

肩の装甲がなくなったネオバルタンは高速移動をしてギンガを取り囲む

しかし、ミチルは怯むことなく姿を変える

 

ウルトライブ!

ウルトラマンマックス!

 

ギンガはその姿を最強・最速のウルトラ戦士、ウルトラマンマックスに変化させる

「姿が完全に変わっただと・・・」

八雲が驚く中、マックス(ギンガ)は頭部の角飾りに手を添え

「マクシウムソード!」

分離した角飾りを飛ばし、取り囲んでいる全てのネオバルタンにぶつける

するとマクシウムソードは本体に当たり、残像が消える

その隙をつきギンガは再び姿を変える

 

ウルトライブ!

ウルトラマンネクサス!

 

今度は姿を、銀色の甲冑のような意匠をした戦士・ウルトラマンネクサスに変化させる

「また姿が変わったよ!」

風花が少し興奮している中、ネクサス(ギンガ)は走り出しネオバルタンに飛び蹴りを喰らわす

着地してすぐにネクサスは両手の間にエネルギーを貯める

そして振り向きざまに腕を十字型にし

「クロスレイ・シュトローム!」

光線を放ち、ネオバルタンに直撃させる

しかし大したダメージにはならなかったようで、ネオバルタンは左腕から光の鞭を出しネクサスの首に巻き付ける

「う、ううう・・・」

ミチルの苦しそうな声が聞こえる

「天晴坊ちゃん、どうにかなりやせんか!」

キンジが聞くが

「くっそぅ、全っ然動かねぇ!!」

キングシュリケンジンはびくともしなかった

 

そんな中

「ならこれだ!!」

ミチルの声と共に

 

ウルトライブ!

ウルトラマンメビウス!

 

再び姿を変化させた

今度は。M78星雲の若き戦士・ウルトラマンメビウスへと変化する

すかさずメビウスは

「メビュームブレード!」

左腕のムビウスブレスから光の剣を出現させ、ネオバルタンから伸びる光の鞭を斬る

「はぁぁ!」

ネオバルタンがよろけている隙に、メビウスブレスに右手をかざし両腕を上に揚げる

そして勢いよく腕を十字型に組み

「メビュームシュート!」

腕から光線を放ち、ネオバルタンの左腕に直撃させる

直撃し損傷した腕は、鉤爪に変化した

 

 

今度は右腕の鎌から無数の光の剣を放つネオバルタン

「まだやるか!」

ミチルはその言葉と共に姿を変える

 

ウルトライブ!

ウルトラマンコスモス!

 

優しき慈愛の戦士・ウルトラマンコスモスに変化し光の剣を次々と防いでゆく

「はっ!はっ!」

光の剣を出し切った巨大な鎌は、左腕と同じように鉤爪に変化した

ネオバルタンはコスモスに向かって走ってくる

するとコスモスは右腕を上に揚げ、姿を赤く変化させコロナモードになる

「姿がどんどん変わっていく・・・」

 

 

「これで決める!」

コスモスは両腕を頭上に揚げ、回転させながら胸の前で両手を突き出し

「ブレージングウェーブ!!」

両手から超高熱の圧殺波動を撃ち出す

直撃したネオバルタンはどんどん後方に下がっていく

 

 

 

動きが止まったネオバルタンはそのまま爆散した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




なんとただのバルタン星人ではなく、ネオバルタンでした!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。