Legend of Galaxy~表裏一体の光と影~   作:takanist

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記念すべき第1話です
展開がかなり速いと思いますので、しっかりと着いて来ていただきたいです


第1話~なぜ光の巨人が現れたのか~

あれから4年経った

あれからは、かなり平和な日常を送っていた

俺とヤナセは雫が丘大学に進学し、ミチルは高校卒業と同時に

「僕はもっと強くなりたい」

そう言って、修行の旅に出た

今は大学2年生、大学生活にも慣れた頃

俺はヤナセと構内を歩いていた

 

「ミチルから連絡は来たりしてるのか?」

「一月に一回は手紙が来るよ

 師匠たちにかなりしごかれてるんだって」

「あいつも頑張ってるんだなぁ」

あいつがこの町を出てから2年が経っている

いつも一緒にいた親友がこの町を離れて頑張っている

(俺も、頑張んなきゃな・・・)

「ねぇ、片野君」

「どした?」

「あれ・・・」

ヤナセが指さした先には、真っ赤な車とスーツに身を包んだ男

「なんだ、あれ・・・」

するとその男はこっちに近づいてくる

《桃耶、気を付けろ》

「分かってる」

 

「君は、片野桃耶だね」

よく見ると胸にバッジが付いている

(警察?)

「そうですけど・・・」

「じゃあ隣にいるのは、ヤナセ・レナだね」

「あなたは、誰ですか?」

「あぁごめんごめん」

そう言いながら、手帳を見せてきた

「警視庁の泊進ノ介だ」

「俺たちに何か用ですか?」

「君たちに聞きたいことがあってね

 実は・・・」

 

 

ドゴーーーーン!!

「なんだ!?」

爆発音のような音と共に地面から巨大な怪獣が現れた

「ヤナセ!お前は逃げなっ!」

「うん!!」

俺は怪獣の方に走っていく

「片野君!どこに行くんだ!?」

泊さんに呼び止められる

「泊さんも逃げなよ!」

俺は泊さんを無視して走っていく

 

 

怪獣を目の前にする

「さぁ行くぜ、エックス!」

(ミチルがいない今、俺がやるしかないんだ!)

《あぁ桃耶、ユナイトだ!》

俺はエクスデバイザーの上部を押し、パーツを展開する

出現したスパークドールズを、エクスデバイザーに当てる

 

ウルトラマンエックスとユナイトします

「エックスーーーーーー!」

エックス、ユナイテッド

 

「あれは、ガギだな」

《バリヤー怪獣、ガギか・・・》

「あの触手にさえ気を付ければ、難しい相手じゃねぇ!」

俺は一気にガギとの間合いを詰めて行く

そしてガギが腕を振るい触手が俺を捉える直前に、大きくジャンプして躱す

そして空中で身を翻してガギの後ろに着地する

俺はガギの両手の触手を持ち、背中に回し触手を結ぶ

「これで動けねぇだろ!」

そのまま結び目を掴みながらガギに蹴りを当てる

前のめりに倒れるガギ

《桃耶、今だ!》

「分かってるって!」

両腕を左後ろに持っていき、右足を軸にして左足を回す

ガギはなんとか立ち上がってこっちを向く

俺は胸の前でX字にクロスして

「《ザナディウム光線!》」

腕からX字の光線をガギに放ち、直撃する

「!!!」

ガギは鳴き声を上げながら後ろに倒れて爆発した

 

 

 

俺は元の大きさに戻り、エクスデバイザーをしまおうとすると

《桃耶!》

エックスの声が聞こえたと同時に足音が聞こえる

足音が聞こえた方向へと向くと

「泊さん・・・」

先程の警察官、泊さんがこっちに歩いてくる

「さっきの光の巨人、正体は君か」

「見てたんですか?」

「割りと近くでな・・・」

「逃げろって言ったじゃないですか」

「警察官が我先に逃げるわけにもいかなんでね」

「で、俺をどうするんですか?

 危険人物として捕まえておくんですか?」

「いや、俺は君から少し話を聞きたいだけだ

 この町で起こった、4年前のことを・・・」

(4年前といえばエクセラーの・・・)

「分かりました、お話ししますよ」

《桃耶、いいのか?》

「なんとなくこの人は信用できる気がする」

俺は頭の中でエックスと会話していた

 

「じゃぁこっちに来てくれ」

俺は泊さんの後を付いていく、そして赤い車の前で止まり

「さぁ、乗ってくれ」

(パトカーじゃないの?)

俺は少し戸惑いを感じながらも助手席に乗った

「ちゃんとシーベルトを付けてくれよ」

「分かってますよ、警察官の前でそんな違反を犯せるわけないじゃないですか」

「そうだよな」

泊さんとちょっとした談笑していた

「あっ」

俺はポケットから携帯を取り出し電話を掛けた

「ヤナセ、俺ちょっと警察のところに行ってるから

 ・・・いや、そんなんじゃねぇから安心しろ

 じゃぁな!」

俺は電話を切る

「ヤナセ・レナか?」

「えぇ、あいつに何も言わずに来ちゃったんで」

「付き合ってるのか?」

泊さんはニヤニヤしながら聞いてくる

「あいつにはちゃんと付き合ってる彼氏がいますよ」

「そうなのか」

「そういう泊さんは彼女はいるんですか?」

「奥さんと息子がいるよ」

「そうなんですか!?」

ちょっとビックリした

「結婚してどのくらいになるんですか?」

「もう5年になるかな、嫁には頭が上がらないけどね・・・」

そんな何気ない会話をしていると

「!!!」

車が急ブレーキをかけて止まる

「なに!?」

「あぁ悪い・・・」

泊さんは前方をじっと見ている

(なんだ?)

俺も前を見ると

 

 

人型の異形の姿をしたものが車の前に立っていた

「なんなんだ、あいつは?」

全体的にクモのような模様をしている、そして胸のプレートに数字が付いている

「097?」

「やっぱり復活してたんだな」

《以前から重加速反応はあったんだが、やっと姿を現したな》

「えっ!?

 泊さん、なんか今変な声が聞こえませんでした?」

《変な声とは失礼な!》

すると前に付いている機械がこっちを向いた

「なんだこれ!?」

「悪い、説明は後にするな!

 この車から出ないでくれよ」

泊さんはそう言うとその機械を取り外し、車から出た

そして怪物の前に飛び出した

俺は窓を開けて

「泊さん!危ないですよ!!」

「大丈夫!」

泊さんはこちらを見ずに答えた

 

泊さんは手に持っている機械を腰に巻いた

そして横についているキーを回した

 

Start your engine!

 

どこからか音声が聞こえてくる

すると泊さんは赤いミニカーを回転させてブレスレットに装着して

「変身!!!」

そう言いながらブレスレットに装着されている赤いミニカーを掴んで、起こして戻した

 

DRIVE! Type SPEED!!

 

すると泊さんの体に赤い装甲が付き、乗っている車からタイヤが飛んでいき胴体にたすき状に嵌る

「なんだ?」

その赤い戦士は腰を落とし、相手を見ながら

 

 

 

 

 

「ひとっ走り付き合えよ!!」

 

 

 

 




前作でも登場した泊進ノ介とベルトさんをしっかりと登場させました
ちゃんと泊感とクリム感が文字から伝わっていればいいなと思います

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