【完結】ToLOVEる  ~守護天使~   作:ウルハーツ

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第92話 再会、ドジッ子眼鏡教師。ネメシスと言う名

 その日、彩南高校の2年A組では1つの話題で持ちきりになっていた。担任の骨川が腰痛を感じ始めており、そのサポートとして今日から新しく共に過ごす先生。里紗や未央を中心にどんな先生なのか気にする生徒達の中、教室で席に座っていた真白とヤミは何も話そうとしなかった。

 

「真白はどんな先生だと思う?」

 

 話の輪に入っていたララが真白に声を掛けるが、彼女は一切それに答える事無く黙り続ける。どうにも様子が可笑しい事にララを初めとして複数人が首を傾げる中、リトはそんな真白の姿を見て微かに気が付いた。真白は今、『何かを思い詰めている』と。隣に居るヤミも様子が同じな事から同様であり、聞こうと席から立ち上がった途端に鳴り響いたチャイムがそれを止める。心配に感じ乍らも席に戻るララ達を前によろよろと担任の骨川が教室の中へ入ると、彼の後を追う様に1人の女性が姿を見せた。

 

 スーツを押し上げる大きな胸元。入り込む太陽の光が微かに反射する眼鏡の奥には、緑色の目が優しく生徒達を見渡す。長い金髪がゆらゆらと揺れ、リトを初めとした複数人が一斉に同じ事を思った。彼女はヤミに似ている。と。

 

「きょふから、副担任になるせぇんせぇいを紹介しまふ」

 

「ティアーユ・ルナティークです。よろしくお願いしますね」

 

 そう名乗った彼女の姿を真白とヤミはジッと見つめ続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 昨夜。真白とヤミは珍しく御門に呼ばれて彼女の家を訪れた。既に結城家での家事を済ませた後であり、お風呂に入る前だった2人は当然呼ばれた事に疑問を抱いた。だが彼女が無駄な事で、どうでも良い事で呼び出す事は無い。故にリト達へ一声掛けて訪れた彼女の家で、2人を出迎えたのは御門とお静。……そしてティアーユであった。

 

「……ぇ」

 

「……ティ、ア……」

 

「ぁ……あぁ……シンシア! イブ!」

 

 その姿を見た途端、微かに声を漏らしたヤミと震えた声で名前を呼んだ真白。同じ様に入って来た2人の姿を見た時、ティアーユの目は見開かれると同時にその瞳から涙が零れ始める。やがて嘗ての名前を呼びながら駆け出したティアーユは2人の頭を両腕で抱きしめて身体を寄せた。

 

「良かった、2人とも無事で……良かった!」

 

 ティアーユ・ルナティーク。ヤミを生み出した科学者であり、2人に取って失った家族である。

 

 感動の再会故に3人の心が落ち着くまで優しく見守り続けていた御門。その傍らでは3人の姿に涙を流すお静も居り、やがて何とか落ち着いた3人はリビングの席へ移動する。真白とヤミが隣に座り、その向かいにティアーユと御門が座る。お静は飲み物を用意する為に立っており、静寂が支配する部屋の中で最初に声を出したのは御門であった。お静に用意された珈琲を一口飲んだ後、業とらしく溜息を吐いて。

 

「ようやく会えたのに、何も話さない訳?」

 

「その、何を話せば良いか……」

 

 御門の言葉に少しだけ困惑した様子でチラチラと2人に視線を向けながらもティアーユは答える。御門との会話で上手く話し合いが出来る様に繋げたかった彼女だが、一向に口を開かない2人に御門はもう1度溜息を吐いた。

 

「明日からティアには彩南高校の先生になって貰うわ。もう手続きも済んでいる」

 

「!」

 

「今すぐにとは行かなくても、早めに素直になりなさい。互いに、ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 朝のHRが終わると同時に猿山を筆頭にティアーユは2年A組の男子生徒達から質問攻めにあう。独身なのか? 恋人は居るのか? スリーサイズ等も聞かれ、戸惑うティアーユの姿を見兼ねて唯が止めに入る。だが男子達は止まらず、何とか落ち着かせようと動いたティアーユは足を教卓にぶつけて蹲った。痛そうにしゃがみ込む彼女を心配する声があり、彼女は安心させる為に笑顔で頭を上げた。が、今度は黒板の下にその頭を強打する。……結果、『金髪巨乳眼鏡ドジッ子教師』と言う肩書きが彼女についてしまう。

 

 涙目になる彼女の姿に萌えなるものを感じ、再び熱くなった男子達。唯たちもどう納めて良いのか分からず困る中、頭を抑えて蹲るティアーユの目の前に手が差し出された。それに気付いてティアーユが顔を上げた時、無表情に手を差し伸べる真白と「今の内です」と彼女へ告げるヤミの姿がそこにはあった。

 

「いい加減にしなさい!」

 

「年上美人に興味を持って何が悪い! 健全な男子高校生なら当たり前だ!」

 

「だからってセクハラは駄目じゃない?」

 

「そうそう、ティアーユ先生も嫌がって……あれ? 先生は?」

 

 唯の怒声を物ともせずに反論する猿山。彼の言葉にジト目で里紗が告げた時、頷きながらティアーユに視線を向けた未央の言葉で教室にいた生徒達全員が教卓へ視線を向ける。そこに彼女の姿は無く、蹲って隠れている訳でも無い。何処かへ行ってしまった事実に落胆する男子達と安心する唯の姿を見ながら、リトは真白とヤミが居ない事に気が付いた。……朝の時から様子が可笑しく、気にしていたリトはティアーユが教室に入って来てから2人が一様に彼女を見つめていた事にも気付いていた。

 

「まさか……な」

 

「結城君?」

 

「い、いや! 何でもないよ西連寺!」

 

 2人が共通して気にする相手。まだ会えていない家族の話はリトも聞いており、その可能性を考える。そして思わず呟いた言葉に聞こえていた春菜が声を掛け、リトは一気に緊張して両手を大きく左右に動かしながら誤魔化した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 真白とヤミがティアーユを連れて逃げた先は屋上であった。昼休みなら人が居る事もある屋上だが、HRと授業の間にある短い時間に来る者は殆どいない。真白に手を繋がれたまま息を切らすティアーユは自分の体力の無さを後悔しながら顔を上げた。

 

「た、助かったわ。シンシア」

 

「……違う」

 

「あ……そうね。今は、真白。で良いのかしら?」

 

 ティアの言葉に首を横に振って真白は否定する。ナナやモモから『シア』と呼ばれている真白だが、実は過去数回訂正した事実がある。しかしその名前が染みついてしまっていた2人は中々直せず、結果的に諦めたのだ。が、ティアーユの場合はまた違う。理由を既に御門から聞いていた彼女は真白の言葉に名前を言い直し、静かに彼女は頷いた。

 

「イブも、ありがとう」

 

「私もその名前は捨てました。今は金色の闇……ヤミちゃんでも可です」

 

「そう……ね。……」

 

 今度は真白の隣に居たヤミへお礼を言ったティアーユ。だが同じ様に訂正されてしまい、その理由を考えてしまった故に彼女の表情は暗くなる。彼女の記憶の中に存在するイブは何時も笑顔で子供らしい子供であった。だが今現在目の前に居るのは笑顔を見せない無表情なヤミ。……その現実は彼女の心を苦しめた。

 

「ごめんなさい。私が貴女達を置いてしまったばっかりに……」

 

「……気にしていません。貴女が何をしようとしていたのか、私は知っていますから」

 

 ヤミの言葉でティアーユは顔を上げる。隣に居る真白はそんな彼女に頷いて答えた。嘗て、イブを生体兵器として使おうとしていた組織から彼女と真白を連れて逃げようとしたティアーユ。だが全てに気付かれていた彼女は組織から命を狙われる事となってしまう。一緒にいた真白も同じ様に狙われ、途中で彼女と分断されたティアーユは1人で逃げる他に選択肢が無かった。その後、ティアーユの知らぬ場所でイブと合流できた真白も彼女から引き離されて宇宙船で宇宙の海に。……だが今、この場に嘗ての家族は名を変えて、成長した姿でティアーユの前に立っている。昨夜の様に、再びティアーユの目には涙が浮かんだ。

 

「あれからずっと、貴女達を探した。何年も見つからなくて、数年経って裏の世界に名の知れた金色の闇を知ってすぐに貴女だと分かった。でも、信じたく無かった」

 

「……」

 

「明るくて優しかった貴女が、どれだけ絶望したらあんな生き方になるのかって。そしてシン……真白と一緒に居る事が出来なかったんだって」

 

 ティアーユにとってイブであったヤミが金色の闇として生きる道を選んだ事はつまり、自分と同じ様に真白と離れ離れになってしまった事を意味する。2人の大切な家族がどれだけ辛い目にあったのかを考え、始末されてしまった可能性も考えたティアーユは守れなかった自分に絶望。銀河の外れにある星で目立たず唯人形の様に暮らしていた。……だが、そんな彼女に転機が訪れた。

 

「ある日、裏の世界から金色の闇が消えたと聞いた時。何かあったと思った。消されてしまったかも知れないって、そんな事も考えてしまった。だけど私はもう1つの可能性も考えた」

 

「私が真白を見つけた。ですね」

 

 ヤミの言葉に頷いた後、ティアーユは言葉を続ける。

 

「最後に貴女が向かった場所を探して、行こうとして、でも私は怖気づいてしまった。もしそうじゃ無かったらって。最悪の可能性が頭から離れなくて、それが現実だったら私は……耐えられる自信が無かった」

 

 最悪な結末。それはつまりイブであったヤミが殺され、シンシアも既に死んでいた場合の可能性。殺し屋として生きていたヤミが命を狙われる事は日常茶飯事であり、自分と同じ様に抹殺され掛けたシンシアが生きている可能性も低い。何かが違えば、何方かが。或は2人とも死んでいて可笑しく無かったのだ。だが、やがて2人の生存を知らせる声が彼女に届く。それは真白とヤミが家族と再会する為に御門へ頼んだティアーユの捜索。彼女にも生活がある為出来る範囲は限られるが、色々な宇宙人の患者と接触する彼女だからこそ頼む事の出来る事であった。

 

「突然私が隠れていた星にミカドがやって来て、言ったわ。『貴女の家族が待ってるわ』って。私は居ても立っても居られなくなって、彼女と一緒に地球へやって来た」

 

「? ……昨日、じゃ……無い?」

 

「えぇ。ミカドは私の検査や今後の身の振り方に動いてくれて、終わったのが昨日だったの」

 

 ティアーユの言葉で真白とヤミは目を合わせる。日曜日に御門の家を訪れていた2人は特に何かを言われた覚えが無かった。現在は平日のど真ん中であり、ティアーユがやって来たのは数日前。平日には保健室にいる御門と顔を合わせる時もある為、彼女はティアーユを見つけて数日黙っていた事になる。ティアーユの為に行動していた事は明らかな為、そこに2人が怒りなどを感じる事は無い。だが再会させた時を想像して期待する彼女の姿が2人には想像出来た。

 

 突如響き渡るチャイムの音。短い時間故に話せた量はまだ少ないが、昨夜に比べれば少しだけ打ち解けたと言って良いだろう。再び家族の様に過ごす未来を願うティアーユと、再会を喜ぶ真白とヤミ。3人は授業に向かうため、頷き合って屋上を後にした。

 

「きゃ! ぁう……」

 

「……気を付けてください」

 

「……」

 

 途中、屋上から屋内に入る扉の足元にある段差で転んだティアーユへヤミが静かに注意する。形は違えど失った者が戻った事を実感した真白はそんな光景に僅か乍ら微笑むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 放課後。今日は結城家では無く御門の家に行くと美柑にメールで伝えていた真白はティアーユと共に帰る為、教室で残っていた。徐々に生徒達が居なくなる中、唯や春菜とも別れてララ達をも見送った真白。隣には当然ヤミが同じ様に待って居り、やがてティアーユを残して教室の中は3人だけとなる。

 

「ふぅ、教師って思っていた以上に疲れるのね」

 

「……お疲れ」

 

「お疲れ様です」

 

「ふふ、ありがとう。まだ職員室で整理したりしないといけないから、先に帰ってても大丈夫よ」

 

「……待ってる」

 

 学生が部活をする様に、教師も放課後になってすぐに帰宅をする訳では無い。部活の時間よりも長く学校に残る事も当然あり、だが真白とヤミは今日がティアーユの初勤務故に早くあがれる事を御門から聞いていた。彼女の言葉に首を横に振って答えれば、ヤミも同じ意思を示す様に頷いて返す。2人の姿に少しだけ嬉しくなったティアーユは微笑み、「ありがとう」と告げて廊下へ。だが教室から出た時、彼女は何かに驚いた様に目を見開いて立ち止まる。

 

「……ティア?」

 

「! この気配は……!」

 

 様子が変わった彼女に真白が首を傾げた時、ヤミが何かに気付いた様子で彼女の前へ移動。真白も後を追う様に廊下へ出た。そこには廊下で窓の外を眺める長いおさげの少女……芽亜が立って居り、やがて彼女は3人の姿を見てニッコリと笑顔を浮かべる。

 

「こんにちは、博士。真白先輩にヤミお姉ちゃんも。……ゆっくり話したかったんだ」

 

 少女らしい笑顔で挨拶をしてお辞儀をする芽亜だが、顔を上げた彼女が次に見せた笑みは裏を感じさせるものであった。ティアーユがヤミを生み出した者であるならば、芽亜が生まれた事もまたティアーユが関係している。ヤミと真白が守る様に立つが、ティアーユは2人の肩に手を乗せると1歩前へ足を踏み出した。

 

「私も貴女と話したかったの。メアさん」

 

「へぇ、意外。一体どんな話をするつもりなのかな?」

 

 少しだけ驚いた様に目を開け、薄く笑みを浮かべながら気にした様子で芽亜が聞き返す。既に黒咲 芽亜について御門から話を聞いていたティアーユは彼女の事を知っていた。ヤミと同じ様に生まれ、ヤミを真白と再会する前に戻そうとしている事。それと同時にヤミの傍に居る真白を同じ世界へ引きずり込もうとして居る事。だがティアーユは彼女に敵意を向け様とはしない。優しい笑みを浮かべて静かにその手を差し出した。

 

「貴女が自分の事をどう思っていようと、私は貴女を兵器とは思わない」

 

「は?」

 

「貴女がヤミちゃんの妹なら、私にとっても妹だもの」

 

「……(マスター)の言う通り、愚か者だね。私は、私とヤミお姉ちゃんは兵器だよ。他の何物でも無い」

 

「いいえ、例え生まれた理由がそうだとしても。生き方次第で変わる事が出来る。別の生き方がある。貴女達は人に成れる」

 

 ヤミの似た容姿でヤミと同じ様な事を言うティアーユの姿に芽亜は目を見開いた。彼女へ感じていた冷たい感情が何かを感じ始め、だがそれを振り払う様に芽亜は首を横に振って声を上げる。

 

「他の生き方なんて要らない! 私は主が教えてくれた様に生きて、主の望み通りにヤミお姉ちゃんを。三夢音 真白を闇に誘うだけ!」

 

「プロジェクト・ネメシス」

 

「!」

 

 芽亜の言葉を聞いて静かにその言葉をティアーユが告げれば、再び驚いた様子を芽亜は見せる。真白とヤミは分からずにティアーユへ視線を送り、彼女は言葉を続けた。

 

「貴女を事を調べる内、見えて来た事があるわ。ヤミちゃんを生み出した『プロジェクト・イブ』と並行して進められた全く別の変身(トランス)兵器開発計画」

 

「へぇ、知ってるんだ」

 

「えぇ。でも開発は失敗して計画は凍結。彼女(・・)が生まれる事は無かった……筈だった。でも、そうじゃ無かったのね」

 

「流石天才科学者。色々分かるんだ……そうだよ。私の主はマスター・ネメシス。『プロジェクト・N(ネメシス)』から生まれた私やヤミお姉ちゃんと同じ変身兵器」

 

 彼女は語る。培養カプセルから出て最初に見た物が崩壊した研究所であった事を。そこで出会った存在が今現在彼女が主と慕う者……ネメシスである事を。生まれたばかりで何も知らない芽亜は彼女の言葉を聞いて兵器として生きる意味を知り、自分と同じ能力()を持つ姉が居る事を知らされ、戦う術を教えられた事を。姉の傍には1人の少女が居る事も聞かされ、地球に入って最後金色の闇として殺しの世界に生きる事を止めた姉を少女共々自分達の元へ引きずり込むべきべきだと言われた事を。

 

「貴女がどう思おうと、私達は兵器でしか無い」

 

「それでも、心があれば変わる事が出来る。私は貴女を兵器とは思わないわ」

 

「っ! 勝手にすれば! 私は主の教わった考えを曲げないから。必ずヤミお姉ちゃんも、真白先輩も彩南(ここ)から連れ出して見せる」

 

 自分を兵器として考える芽亜と人間として彼女を見るティアーユの思いは互いに相容れない。ティアーユの優しさの様なものを感じた芽亜は苦しそうな表情を浮かべながら強い声音で告げた後、自分の硬い意思を確かめる様に言って窓から外へ去ってしまう。芽亜が居なくなったと同時に緊張が解けたのか、座り込みそうになったティアーユ。ヤミと真白はそれに気付くと、彼女を後ろから支えた。

 

「……お疲れ」

 

「マスター・ネメシス。それが黒咲 芽亜の主ですか……」

 

「えぇ。私も忘れていた計画よ。合ってるか分からなかったけど、どうやら間違いないみたいね」

 

 労う真白と芽亜に関する事実で分かった主の正体を呟いたヤミ。ティアーユは確信が無かった様で、芽亜に鎌を掛けた事が彼女の言葉から2人には理解出来た。何とか心を落ち着かせて職員室へ向かう事にしたティアーユ。真白とヤミは教室で待つ事にし、廊下を歩く彼女は1人考える。

 

「彼女の言葉通りなら、ネメシスは真白の事を地球に来る前から知っていた(・・・・・)……?」

 

 ティアーユの疑問に答えられる者は誰も居ない。

各話の内容を分かり易くする為、話数の後に追加するのは何方が良いでしょうか?

  • サブタイトルの追加
  • 主な登場人物の表記

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