真・恋姫†三國伝~群雄飛翔~   作:椛颪

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人物紹介・第二章

姓:魯 名:粛 字:子敬 真名:裏魄

 

性別:男 年齢:24(西暦183年時点)

 

武器:無し(文官のため)

 

武力:戦働きに向くほどの武力は無い

 

知力:外交、内政に高い適性を持つ。軍事は然程得意ではないが、それでも一線級の軍師と比較しても遜色ないだけの能力はある。

 

能力:政務、特に外交能力については他の追随を許さぬほどの評価をされる。献策の傾向としては実利主義的な面があり、極めて緻密で反論を許さないものを提出する。

 

概要:揚州刺史となった孫策に、周瑜が推挙した気鋭の文官。以前は袁術に仕えていたが、容赦のない献策で袁術を泣かせたことが遠因となって彼女の許を辞去し、地元の盧江に帰っていた。

 周瑜の誘いに乗ったのは自分の実力が十分に発揮できる人物に仕えたいという願いがあったことと、純粋に孫策の人柄に対する一目惚れがあったことが原因。当人はそれをおくびにも出さず、当然それを知るものも居ない。

 性格は果断にして怜悧、鋭い刃物を思わせる苛烈さを併せ持つ難物。相手の地位に関係なく鋭い舌鋒を振るうために好き嫌いが極端に分かれる人物ではあるが、根本にあるのは他者への思い遣りであり、決して相手を貶めるためだけの発言はしない。

 

 

 

姓:高 名:順 字:―― 真名:(れい)

 

性別:女 年齢:22(西暦183年時点)

 

武器:長槍

 

武力:個人の武勇、軍の統率力共に英雄のそれに近く、特に陣方については『陥陣営』と呼ばれるほどの用兵術を持つ。

 

知力:政務に対しての適正は低く、最低限度をこなせる程度。軍事に関しては隙の無さが光り、兵站や陣立てなども得意とする。

 

能力:純粋に武官としての能力が突出しており、一軍を率いるものとしては破格の能力を持つ。一方で政務に対しては飛び抜けたものを持たない。

 

概要:呂布麾下で一軍を率いる武将。戦に対して独特の言い回しを用いることが多く、ある種の哲学を感じさせる。

 弱者に対しては厳しく、強者に対しては敬意を以て接するなど、立ち居振る舞いは武人としてのそれ。一方で仲間意識は強く、部下や同僚との交流も積極的に行なうまめな一面も。

 張遼、臧覇など若手と組む機会が多く、彼女たちの姉御分として世話を焼いている所をよく目撃される。

 

 

 

姓:臧 名:覇 字:宣高 真名:(ほん)

 

性別:女 年齢:20(西暦183年時点)

 

武器:撃剣

 

武力:個人武力も高いが、配下を統率しての戦いに長じる。

 

知力:政戦両略共に長じる。郡太守としても通用するほどの政務処理能力を持つ。

 

能力:万能の秀才。元々高い能力を努力によって高め、それを怠ることをしなかった結果としての万能さが彼女の長所である。

 

概要:泰山郡出身の武将。偶々出かけた先で出会った呂布に心酔して以来彼女に付き従っている。能力的にも申し分なかったためにそのまま召し抱えられ、執金吾としての業務は彼女と陳宮の二人が主に担当している。

 言動が極めて淡々としており、機械的と感じる事すらもあるほどに感情を表出することが少ない。

 

 

 

姓:紀 名:霊 字:―― 真名:睦姫(むつき)

 

性別:女 年齢:19(西暦183年時点)

 

武器:三尖刀

 

武力:袁術陣営の中で頂点に君臨するほどの使い手。関羽や張飛などの超一流どころには及ばないが、それでも並の武将とは一線を画す。

 

知力:猪突猛進型の性格であるため、知識を蓄えることを「小賢しい」と称し馬鹿にしている。

 

能力:純粋な武官。将軍として他者を率いることよりも、個人の武力で他を圧するような戦い方を得意としている。

 

概要:袁術陣営きっての猛将で、袁術との付き合いも張勲に次いで長いという重鎮。自分の武名を高めることを何よりの存在意義としていて、そのために大きな戦場を常に欲している。

 ガサツで大雑把、細かいことを気にしないという女らしさの欠片も無い性格で、日常生活は完全に破綻している。

 

 

 

姓:陶 名:謙 字:恭祖 真名:高峻(こうしゅん)

 

性別:男 年齢:47(西暦183年時点)

 

武器:なし

 

武力:文官であるため、取り立てて武勇に秀でている訳ではない。

 

知力:元々商人の出であったことから、特に内務の整備に秀でる。一方で軍略に関しては最低限、一軍を率いるには足るといった程度の実力を備える。

 

能力:特に商業を通して領地を反映させる才覚を持つ。人並み外れた商売への嗅覚を持ち、領地経営にもその感性を利用している。

 

概要:徐州刺史。元々は商人であり、資金力でもって大将軍何進に取り入り、太守の座を得たという後ろ暗い経歴を持つ(当人は制度を有効利用しただけだと考えており、全く罪悪感を感じていない)。その経歴から人格的に問題があっても有能な人材を召し抱えることに躊躇が無く、彼の元には一癖も二癖もあるような人材が多く集まっている。

 韓遂の叛乱鎮圧に際して曹仁を隊伍に加えて行方不明としたこと、資金を得る為に曹嵩を殺害して家財を奪ったことから曹操の強い恨みを買っており、彼女の手によって徐州の民を虐殺されるという事件を起こしている。

 

 

 

姓:王 名:凌 字:彦雲 真名(しゅう)

 

性別:女 年齢:22(西暦183年時点)

 

武器:大曲刀

 

武力:一騎打ちはあまり得意ではないが、指揮統率力には長じる。特に防衛線に力を発揮する。

 

知力:元々内政官として登用されたため、内務整備の腕前は優秀。軍略に関しても一線で戦うに十分であり、兵站などの後方支援も得意としている。

 

能力:叔父の王允のもとで教育を受けたことで、内政官としての適正は十分。また、従軍経験から指揮官としての能力にも秀でる。

 

概要:王允の姪で、自身も優秀な内政官である女性。反乱の鎮圧にも何度か従事しており、軍人としての才覚も中央から認められている文武両道な面も。

 他者を律することに厳格だが、それ以上に自律心が強い。特に感情を表に出すことを頑なに嫌うが、家族の話題になると良し悪しに関わらず感情が表出し易い。

 出仕して直ぐに故郷で起きた反乱で妹を、黄巾の乱の際に曹操が徐州で起こした大虐殺で両親を失っている。このことで現在は精神の平衡を失いつつある。

 

 

 

姓:毌丘(かんきゅう) 名:倹 字:仲恭 真名:翔舞(しょうぶ)

 

性別:女 年齢:31(西暦183年時点)

 

武器:手甲足甲

 

武力:指揮統率能力は水準程度、個人の武力は発勁の達人ということもあり、最上位に近い。

 

知力:父の下で様々なことを学んだ経験から、特に内政向きの能力を持つ。

 

能力:内政官としての働きも出来る武官。気功術、特に外気功の達人で、龍脈から気を吸い上げるという仙人じみたことまで行えるという噂まであるほど。

 

概要:王凌、文欽の友人。幼い頃から拳法の達人の下で鍛え上げた格闘術と気功の使い手で、その実力は洛陽一と評されるほど。一方で無位無冠の身でありながら政務の心得もあり、様々な刺史達から声がかかっている。が、本人には士官する気が無い。

 物事の本質を見抜く眼力を持ち、気の流れから相手の嘘を見破る術を持つことから他者を基本的には信用していない。王凌はその危なっかしさから、文欽とはその開けっぴろげな性格を気に入って交友関係を結んでいる。

 

 

 

姓:文 名:欽 字:仲若 真名:涼風](すずか)

 

性別:女 年齢:34(西暦183年時点)

 

武器:直剣

 

武力:個人の武勇も指揮統率能力もそれなり。直感が鋭く、伏兵などを看破することには長じている。

 

知力:相対するものを貶めるための権謀術数に長ける。一方で政務などはあまり得意ではない。

 

能力:総じて将官としては優秀だが、組織に属するタイプの人間ではない。

 

概要:毌丘倹、王凌の友人。侠客として名を馳せていた無頼の徒だったが、朱儁に見出されて官職を得た。自身の武名を第一に考えており、その格好の舞台である乱世の到来を心待ちにしているフシがある

 あけっぴろげで豪放磊落、気に入ったとあれば誰とでも寝るといった節操のなさでも有名であり、娘から母親失格と言われるほど。無論、当人は気にしていないが。

 

 

 

姓:文 名:淑 字:次騫 真名:時雨(しぐれ)

 

性別:女 年齢:15(西暦183年時点)

 

武器:驟雨一閃(分厚い板状の刀身を持ち、大の男の身長をゆうに超えるほどの大きさを誇る大剣。刀身での防御が可能なほどに丈夫な拵えが特長)

 

武力:趙雲と同等クラスの武力と統率力を持つ。鋭い戦術眼に起因する見切りによって、戦場では考えられぬほどに大胆な行動に打って出ることすら可能。

 

知力:武闘派な見かけに反して勉強熱心であり、複雑な策略も理解して最善の行動を導き出すことが可能。一方で政務などは居ないよりは……程度の能力が限界である。

 

能力:将軍として欲しい能力は大凡備えており、正しく将器をもつ武将の一人。慎重さと果断さを絶妙なバランスで併せ持つ。

 

概要:文欽の長女。幼名から文鴦と呼ばれることも多く、そちらの方が通りが良い。幼少の折から優秀な武官としての片鱗を覗かせており、その能力を見込んだ毌丘倹から気の扱い方を教わったことで才能を開花させた。戦場にあっては自分の身の丈よりも遥かに大きい剣を自在に振り回し、その上で指揮統率をこなすなど器用な一面を持つ。

 普段はぼんやりとして掴みどころのない少女に見えるが、一度戦場に立てば鬼神の如き勇猛さを発揮する。

 文欽に対してはいい感情を抱いていないが、母親として一定の敬意は払っている。

 

 

 

姓:朱 名:儁 字:公偉 真名:龍眞(りょうま)

 

武器:短戟

 

武力:中郎将の名は伊達ではなく、大部隊の指揮統率能力に関しては一級の能力を持つ。一方で老齢であることから個人の武勇には翳りが見えつつある。

 

知力:政戦両略のどちらに対しても極めて優秀。元々軍人であることから、比較的軍略を得意とする。

 

能力:全体的に高い水準で纏まった勇将。領地経営に関しても優秀なものを取り立てるなどして遺漏なく行うなど、隙のなさが伺える。

 

概要:末期的状態にある漢王朝に於いて中郎将を拝命する男性。山越族を相手取って戦ってきた経験が豊富で、指揮官としては十二分な経験値を持つ。

 竹を割ったような性格で、能力さえあれば出自は問わずを心情とする。気風の良い兄貴分といった性格で、エリート志向の皇甫嵩とは意見が合わないことも。

 


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