狼と少女の物語   作:くらいさおら

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第22話

 カレイジャス・ヴィンテグティブ・インプラカブル・バイアブランカ王は、一枚の報告書を前に考え込んでいた。

 

 豪華だが、嫌味のない上品な調度品に囲まれた王の居室。

 今ここには王以外の者はいない。

 扉の外に衛兵が二名、影から王を警護する間者が天井裏に数名いるだけだ。

 

 レヴァイストル・シンピナートゥス・ヴァン・ボルビデュス伯爵より送られてきた、アーガストル子爵の異動願いに添えられた、文字のような記号のような痣を持つ少年についての報告書。

 

 王は、ラシアス王国の第一王女であり、現摂政ニムファ・ミクランサ・ミリオフィラム・ネツォフ・グランデュローサ王女から十年ほど前に送られてきた、一通の依頼書について思い出していた。

 十代後半から二十代前半の黒髪に黒い瞳、文字のような記号のような痣を身体のどこかに持つ男性を探している捜索隊の便宜を図って欲しい、そしてその内容で触書きを出して欲しいとの依頼書だ。

 

 当時ラシアス王国に放っていた間諜からの報告では、彼の国で勇者の召喚魔法を行使したというものがあった。

 おおかた、北の民への対抗策のうちのひとつであろうが、相手に王がいない以上、個人を召喚してもあまり意味がない。

 いくら武勇に優れた勇者であっても、大軍にひとりで対抗することはできないからだ。

 

 

 もちろん、ラシアスが公式にそれを認めることはないが、当然他の国でもこの情報は握っている。

 幾度かあった公式の表敬訪問時に、健在であったロベリア=グランデュローサ王に、オフレコで聞いたことはあったが、認めるはずもなかった。

 

 そして、レヴァイストル伯からの報告書。

 痣という点では合致しているが、年代が合わない。

 それに痣といっても報告書の文面だけでは、形まであっているかの確証は得られない。

 何かの手違いか、欺瞞か。

 

 北の大陸の奥地に魔王が降臨して北の民を圧迫し、それが南大陸への侵出を誘発しているのでは、という報告もある。

 降臨したのか、隠れていたものが顕在化したのかは判らないが、魔獣が活発化した時期とほぼ同じ頃だ。

 であれば、その魔王を倒すことで北の大地を安定させ、南への圧力を軽減させようという戦略ならまだわかる。

 

 ラシアスの勇者が魔王を退治し、大陸の平和を取り戻す。

 魔王に打ち勝った『勇者』を倒せるものは、おそらくこの世にはいないだろう。

 そして、その『勇者』という最終兵器を手にした国が、大陸の覇者に一番近い位置にあるのは自明の理だ。

 さらに、北の大地を安定させ、南大陸の平和を取り戻したという功績は、両大陸を制覇する上で何よりもの大義名分にできるだろう。

 

 

 ラシアスは今苦境に立っている。

 十五年前までは、他国からの好意的な援助だけで、北の脅威に立ち塞がっていた。

 十五年前、ラシアスでクーデターまがいの政変があり、一時的にとはいえ国は大きく揺れていた。

 数年で国内の混乱を収拾しきったロベリア王の手腕は見事であったが、これを期に健康の不安が増したという。

 その頃から北の奥地に魔王が降臨したという噂が、広まり始めていた。

 ちょうど勇者を召喚した、という時期に一致する。

 

 現在のラシアスは、前年に健康不安の増したロベリア王が国の象徴へとその立場を落とし、ニムファ第一王女が摂政として政治の実権を握っている。

 ここ数年はラシアスの勇者捜索隊が国に入ってくることはなくなっていたが、あの権力欲と征服欲の権化のようなニムファがこのままおとなしくしているとは思えない。

 当時十三歳の小娘が国を憂いた結果の行為であったとしても、現在は二十三歳になった一国の元首が弄ぶには強力過ぎる玩具と言わざるを得ない。

 

 どうやら十年の時を経て、どこにも勇者が現れたという報告がないということは、勇者の召喚は失敗したか、召喚されたとしても、勇者は今のところ自らの立場を理解することなく、覚醒することもなく、市井の人として暮らしているのだろう。

 そもそも報告書にあった若者が、そうだとの確証もない。

 

 

 カレイジャス王は、長い思考の後、宰相ウルバケウス公爵を呼び出した。

 王は黙してレヴァイストル伯からの報告書を、宰相に手渡した。

 

 宰相が読み終え、何も言わずに報告書を王に渡す。

 他言無用であると王は言い、報告書に火を付けた。

 

 

 夕刻、王は二通の命令書を用意していた。

 一通は、王直属の間諜部隊に対するもので、少年たちの素性調査と安全確保、他国の手に落ちそうな場合は身柄の確保と万が一の場合は殺害することが記されている。

 これは宰相を通すことなく、直属の部隊長に手渡される。

 万が一、他国の間諜が紛れ込んでいるとも限らないので、言葉は一切発することなかった。

 

 そして、もう一通、宰相に手渡された命令書は、レヴァイストル伯に少年についての詳細な報告と監視、そしてこれからの動向の詳細な報告、万が一の場合の確保を命じることが記されていた。

 無言で一読した宰相が蝋封し、王が指輪を蝋に押し当てる。

 

 王は、アービィたちが国外へ出ることを、止めるつもりはない。

 おそらく、まだ他国の間諜は、アービィたちの存在には気付いていないだろう。

 

 それを態々事を荒立ててまで、知らせてやる必要はない。

 間諜の監視をつけておけば充分であるし、他国へ行ってもそれは同じだ。

 それに、何者かに殺されるようなことであれば、『勇者』としての器がなかったということで、そこで終わりだ。

 

 『勇者』は扱いによっては、国を滅ぼす劇薬ともなりかねない。

 『勇者』を欲しがる他国の間諜と、無用の暗闘を行ってまで国家間の摩擦を起こす必要は認められない。

 『勇者』を以って大陸を統一したとしても、飼い慣らせる保証などないし、飼いこなせるとも思わない。

 いつ王国に牙を剥くかも分からない、そのような『危険物』を国内におく必要はない。

 

 ただでさえ、国の運営が難しくなったこの時期に、あまり多大な労力を裂いているわけにもいかなかった。

 ラシアスから依頼のあった義勇軍と諸侯軍の編成や、指揮官の任命。

 それに伴う予算の組み換えに伴う混乱の収拾と調整や、増税に伴う諸手続き。

 王とはいえ独裁者ではないので、何から何まで自分の好きにできるわけではないのだ。

 

 

 指揮官の人選は難航しているらしい。

 他薦自薦が入り乱れ、軍務卿ボナリエンス公爵へ面会を願うものが後を絶たず、軍の政務が滞ってしまっている。 

 指揮権をその手に握ろうとしている、一部子爵クラスの青年貴族を中心としたグループの突き上げが激しくなっていた。

 

 諸侯軍で勇名を馳せ、国内での勢力を伸ばすことを画策しているグループだ。

 派遣軍の指揮権を握り、さらには連合軍の指揮権を狙っている。

 あわよくば北の大地にまで攻め入り、その功績を元に帰還後の発言権を強めようとしていることは明白だ。

 他国との協調すら危うくしかねないグループだが、単に排除してしまっては諸侯軍が軍事力として成り立たなくなってしまうことも、軍務卿の胃に穴を開けようとしていた。

 

 単純に考えれば、派遣される諸侯の中で最高位のものが指揮権を持てばいい。

 しかし、公爵は、軍務卿である自分を含め国政の中枢を担っている。

 その者が義勇軍程度の重要性の低い任務で、国を離れるわけにはいかない。

 

 侯爵も、大臣ではないにせよ、国政の中で重要な地位を占めているため、同様に派遣するわけには行かない。

 レヴァイストル等の伯爵は、国にとって重要な地域の領主である者が多く、こちらも長期間領地を離れさせるわけには行かない。

 いきおい男爵か子爵となるが、この人選が問題だ。

 

 男爵のような下級貴族では、他国の指揮官と衝突があった際、なかなか強気には出られない。

 派遣軍のイニシアチブを最初から求めないというのであれば、それでもいいかもしれないが、国と王の面子がそれを許さない。

 ある程度他国に対し強く出られる人物であっても、公爵の軍は指揮に従わないことも考えられる。

 そこで親の権勢を後ろ盾にできる子爵が妥当、ということになる。

 

 ところが、公爵の子息たる子爵は、次期大臣として国政に携わっている。侯爵子息も同様。

 では、伯爵子息に人物がいるかというと、たとえ人物が優れていても、これもまた公爵の軍が指揮に従わないという危険性もあった。

 

 従って、五大公爵家のうち誰かが貧乏くじを引くことになり、それは他の大臣から目の仇にされているハイグロフィラ家になりそうだ。

 だが、あからさまな人事もできないため、ボナリエンス軍務卿としては、ハイグロフィラ財務卿から言い出すのを待っている状態だった。

 

 

 その財務卿ハイグロフィラ公爵からは、派遣軍は諸侯軍主体にして欲しいとの意見が上がっている。

 義勇軍は、国の常備軍ではないが、予算は国家予算から出すしかない。

 いくらかの寄付を募ることも可能だが、それだけで軍が動くほどの資金を集められるはずがない。

 

 平民が主体の義勇軍であるため、装備を個人負担にしてしまっては、碌なものは期待できない。

 よくて鋳造大量生産の剣、甲冑を所有している者など、ごく僅かだ。

 そんな軍を国外に出すことは、国のメンツに関る問題になってしまう

 

 さらには、給金も支払う必要があるだろう。

 国に差し迫った危機があると認識している者は少ない。

 兵のモチベーションは、給金によってあげるしかない。

 

 給金を餌に兵を募れば、食い詰めた者や犯罪者が紛れ込まないとも限らない。

 そのような者たちが、いく先々で略奪や諸々の犯罪行為に走らないとは限らないのだ。

 それこそ、国の面子どころか、国の威信、信用に傷を付けかねない。

 

 それでも義勇軍は出せません、では、他国への面子もあるので、他と同規模の軍を組織することは止むを得ない。

 そのために割く予算は膨大なものとなり、当然予算を切られる部門は常備軍だけにとどまらず、様々なインフラ関係にまで及び、今度はそれでは国の運営が成り立たない。

 一律のシーリングで決まるような単純な話ではないので、書類上の金の移動に彼の部下は疲弊しきっている。

 

 いきおい増税となるが、北の脅威が身近でない国民にはその必要性が認識され難く、国民の説得も押し付けられた財務卿は、自身の胃の耐久テストをさせられている錯覚にとらわれていた。

 また、自ら派遣軍は諸侯中心でと言い出した手前、子息ランケオラータ・アンガルーシー子爵が派遣軍指揮官に立候補することを求められている雰囲気だ。

 

 

 外務卿クリナム公爵は、他国の義勇軍の規模や、準備の進捗状況を探り、同時に協議させられている。

 何れの国も腹に一物を隠し持っており、でき得る限り自国の負担を減らしたい。

 当然といえば当然だが、自国負担を減らすというよりは、他国により多くの負担を負わせ、国力を削り取ってやろうというのが本心だ。

 

 外務卿は、胃に穴が開きそうな熾烈な外交戦を続けており、彼の部下には過労で倒れた者や暗殺されたと思われる者すら出ている。

 同時に他国に通じている者や、ハニートラップなどに引っ掛かり情報の漏洩を強いられている者もおり、その対策にも頭を悩ませている。

 

 

 内務卿アポノゲトン公爵も国内治安の維持や、他国の間諜の摘発のだけではなく、国内産業の育成保護などにも労力を割かれている。

 万が一、他国との戦争になってしまったり、北の大地に攻め込むことになっては、貿易立国のインダミトは、破滅しかない。

 現状では資源の採掘や、加工するための工業が発展していないのだ。

 周辺住民や流域諸国の反発を抑え、いかに一国内で総力戦を戦えるだけの産業を興すか、内務卿の手腕に懸かっている。

 

 財務卿からは、予算の組み換えが伝えられ、両者の部下たちは折衝を繰り返している。

 

 お互いの言い分は判るが、お互い譲れないところはあるのだ。

 ラシアスに破綻されては大陸防衛の負担が増えるだけなので、できる限り援助で済ませたい。

 この一点では意見を同じくしているが、両者の思想の違いや実情を絡めた意見の相違が、予算編成を困難なものにしていた。

 王はなんとか国をまとめる努力をしているが、視野狭窄の跳ね返りどもの独走をいつまで食い止めていられるか、心もとないものもあった。

 

 

 レヴァイストル伯爵による王への報告は、別にレヴァイストルがアービィを売ったというわけではない。

 臣下として、当然の行動である。

 

 アービィがどのような戦略的価値を持つかは、人探しのお触書からでは解らないが、お触書が出るほどの何らかの価値はあると解る。

 年代が違うという点を含め何かの意義はあるだろう、それを判断するのは王室だと考え、報告書を認めたに過ぎない。

 

 犯罪者であるならすぐにでも捕縛するのだが、情報を求めるだけで捕らえろとかの命令が入っているわけではなかったはずだ。

 今後、勝手に解釈し、捕らえるなり殺そうとする者が出るかもしれないが、他領に入ってしまっていてはレヴァイストルにはできることは少ない。

 保護するという選択肢もあったが、他国が絡んでいる以上領民を危険にあわせる可能性に手を出すわけにはいかない。

 

 

 個人的に好感をもった若者にレヴァイストルができることは、今現在を不自由なく過ごさせることしかない。

 一個人としての友情よりも領民の安全、封建制度下では王への忠誠が優先されるからだ。

 

 王が捕らえよといえば捕らえなければならないし、保護しろといえば保護しなければならないが、できることなら捕らえるということはしたくない。

 万が一、納得できない理由で命令が来てしまった場合、どうやって彼らを逃がすか考えておく必要はありそうだった。

 入れ違いで旅に出た、とでも言うしかないのだが。

 

 

 とりあえず、王宮から何らかの返答が来るまでは、アービィたちを確保していなければならない。

 ただ、ここにいろと言っても彼らには目的があり、数日の歓待以上に留めておく理由が見つからない。

 

 レイは料理人としてアービィを引き留めたいようだが、それは既に断られている。

 ならば、と伯爵はいろいろな討伐を、地元のギルドを通して依頼していた。

 これであればアービィたちに断る理由もなく、ラシアスにある火の神殿へ行くまでの旅費稼ぎとして、毎日のように依頼をこなしている。

 

 

 十日ほどして、早馬が王の命令書を携えて戻ってきた。

 王の命令は、報告義務はあるものの、レヴァイストルに裁量権を与えるものでもあった。

 

 王からの命令書が届いた翌日、アービィたちは伯爵を訪ねていた。

 伯爵領到着当初はボルビデュス城内にやっかいになっていたのだが、ギルドへ行ったり討伐に出たりには、何かと不自由が多く、三日前から城下に宿を取っていた。

 いつまでも伯爵領でやっかいになっているわけにもいかず、そろそろラシアスに向けて旅立つことを伝えに来たのだった。

 

「伯爵、大変お世話になりましたが、僕たちはそろそろお暇しようと思います」

 アービィが代表して切り出した。

 

「そうかね、いよいよか。君たちにはこちらの方が世話になった。護衛としてはもちろんのこと、ラガロシフォンのことや、セラスのことでな。いくら礼を言っても足りないくらいだ」

 

「いえ、伯爵。あたしに剣のご指導をいただいたり、クリプトさんにはティアが弓をご指導いただいたりと、こちらこそお礼の言いようもありません」

 ルティは、アービィを守れる力になれそうな自分に成長できた今回の旅に、心から感謝していた。

 

「実は、あたし、ある理由からお金を貯めなければならなかったんです。ここに滞在している間、仕事の斡旋までしていただいて、本当に助かりました。普通にギルドに通うだけでは、こんな良い仕事は取れなかったと思います。それに宿まで口利きをいただいてしまって、ありがとうございました」

 ティアはラミアのティアラを買うための貯金ができたことを、素直に喜んでいた。さすがに何を何のために買うかは、言えなかったが。

 

「いつ、出立するのかね?」

 伯爵は、王に報告するための情報収集を兼ねて訊ねた。

 

「討伐の仕事が明日完了しますので、二日ほど休養がてら物資を買い集め、四日後の朝、出立しようかと思っています」

 また二人が飲んだくれて寝坊しなければ、ですがとアービィは答えた。

 テーブルの下で力一杯アービィの足を踏みにじりながらルティとティアは首肯していた。

 

「そうか……では、ひとつ提案なんだがね。明日は宿にいてもらうとして、その後はまた城に来ないか?いや、実はもう一度君の料理を味わいたくてな。ウチの料理人たちにもな、覚えて欲しいのだよ。旅に必要な物は、その講習料代わりに私に用意させてくれ。そして最後の夜は、ささやかだがパーティーをやらせてはくれないかね?」

 思わぬ伯爵の提案を、アービィたちは恐縮しながらも、ありがたく受けることにした。

 

 

 討伐の仕事を全て終わらせ、ギルドから報酬をもらったアービィたちは、その足で酒場に繰り出した。

 

「ティア、昨日伯爵に言ってたお金を貯める理由って、やっぱりティアラのことでしょう?」

 ルティが訊ねる。

 

「そうよ、やっぱり、あれがないと、あたしはあたしじゃなくなっちゃいそうで……不安なのよ。お守りみたいなもんだから」

 ティアは眠そうな目で答えた。

 

「あると、いいね。あまり店に並ぶことないみたいだもんね。ごめんね、取り上げるようなことしちゃって」

 ルティは殊勝な顔で謝る。

 

「それはいいのよ。そのお陰でこんな楽しい旅に付き合えることになれたんだもん。感謝してるのよ、あたしは」

 ティアは心底嬉しげにルティの肩を叩きながら言う。

 突然、テーブルに頬杖をつき、半分寝ながら話を聞いていたアービィが、態勢を直して大きな声で喋り始めた。

 

「そうだよね~、やっばり、ラミ――あぴぃっ」

 慌ててティアがアービィの口を塞ぎ、ルティが空いた木皿で後頭部を痛打する。

 皆まで言わせず、テーブルに突っ伏して痙攣しているアービィを両側から抱え、店主に平謝りしながら支払いを済ませ、逃げるように宿に戻った。

 

 

 深夜の宿の廊下に、傍迷惑な罵声が響き渡る。

 翌朝、宿を引き払うときまで、廊下で正座させられるアービィの姿が見られたとか。

 ラガロシフォンでのパーティーで、ドレス姿について一言も言ってもらえなかったルティは、さり気なく根に持っていた。


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