ストライクザブラッド ─真の零番目─   作:本条真司

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黒の剣巫
第39話


古城「......暇だな」

零「よし暇ならこれ行こうぜ」

 

そういいつつチケットを机に叩きつける

当然、机は真っ二つである

 

零「行くよな?」

古城「ああ、行く。行くけど後で机買っとけよ?」

零「わかったよ。夏音どうする?」

夏音「あ、はい。行きたい、でした」

零「はっはっは!こんなこともあろうかと、五枚持ってきたぁ!」

 

そう言いつつ、チケットを普通に机(だった何か)に置く

 

零「よし、雪菜と古城、俺と夏音、あとは那月?」

那月「ふむ、よかろう。その前に私と付き合え」

零&古城「どっちだそれは」

那月「仕事だ、阿夜の件のな。チケット、もう一枚用意しておけ」

零「はいよ」

 

そういって二人は、それぞれがそれぞれの空間制御で移動した

 

 

 

 

 

 

 

 

那月「と、言うわけだ。いいか?」

担当官「じょ、上司を呼ばせてください」

那月「構わん。が、早めに頼むぞ」

 

阿夜解放のために、那月は人工島管理公社に来ていた

 

羣雲「何か用か?那月」

那月「上司というのはお前か。なれば話は早い。私と零、阿夜の三人でLCOの残党狩りをやる代わりに、阿夜を解放してやりたい」

羣雲「.....阿夜とやらがやらない可能性がある」

那月「そんなことはない。零に言われればやるだろう」

 

羣雲は考え込み、答えを告げた

 

羣雲「今週一週間で一人捕まえろ。それが出来たら解放してやる」

那月「そうか。今日、阿夜は...」

羣雲「仮釈放だ。管理はお前がやれ」

那月「わかった。ありがとう」

羣雲「ああ」

 

那月は、その場で監獄結界に転移し、阿夜に事情を説明した

阿夜は二つ返事で手伝うことを決めた

 

 

 

 

零「久遠!チケット寄越せ!」

久遠「いきなり来といて何さ!」

零「かくかくしかじか!」

久遠「なるほどね。いいよ」

 

久遠は引き出しからチケットを取りだし、零に渡した

 

零「ブルーエリジアムの運営会社の社長、か」

久遠「そうだよ。まぁ一枚岩じゃないから、部下がやらかしたりするけどね」

零「大変だな、ホントに」

久遠「まぁね。まだ楽だよ」

零「ならいいけどな」

一樹「そうかい」

零&久遠「!?」

 

零と久遠は同時にドアの方を見る。そこには、狂鳴焔櫻──夜桜一樹がいた

 

一樹「知ってるか?俺は今人工島を増やすために総理を丸め込んでるんだ」

久遠「え?なんで?」

一樹「俺の本体置く場所が無い」

零「なるほど把握した」

 

零はスキマを開き、久遠に礼をのべるとスキマに消えた

 

一樹「....六刃神官がブルーエリジアムに来るぞ」

久遠「対応出来ないから、零に任せるよ」

一樹「そうか。あ、許可降りたらブルーエリジアムもそっちに移動だから」

久遠「りょーかい」

 

久遠、一樹、零、羣雲、みょんはそれぞれ別の場所で、同じ言葉を言った

 

「「「「さぁ、俺(私)を楽しませてみろ(みてよ)」」」」


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