【IS】 転生したので普通に働こうかと思う   作:伝説の類人猿

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誕生日コメントに泣きました。皆さん本当ににありがとうございます(;ワ:)
そして今回は遅くなりすぎた・・・。
次回はもうちょっと早く投稿できると思います・・・(多分)
 
あと駄文注意です。読み飛ばして、お願い(切実)


番外 ラウラ・ボーデウィッヒ(読み飛ばして大丈夫です)

この世界は俺たち転生者のいるせいで原作とは違う部分が結構ある。

例えば、織斑さん。

あの人って世界最強って言われてるけど結構な苦労人だったりする。

この間酒の席で教えてくれたんだけど胃薬をよく飲んでるんだとか。

本人曰くストレスがきついらしい。俺が持ってた頭痛薬をあげたら結構喜んでた。

なんでも世界最強の称号のせいであまり皆の前で愚痴をこぼせないんだとか。

あの人そのうち禿るかも。

 

他には我らが主人公一夏君。

最初は転生者たちと仲良くしようとしたらしいんだけど、どっこい転生者(あいつら)みんなして一夏アンチだったらしい。

おい誰か一人ぐらい仲良くしてあげろよ。

で、そいつらに「何がみんなを守るだ」とか「そんなんだから弱いんだよ」とか言われまくったらしい。

それでも不登校にならない一夏君には割とまじで尊敬した。

そんなわけで俺でもいいならとたまに一夏君とは色々と話したりしている。

 

そのことを一夏君が織斑さんに話したらしく織斑さんが物凄く体を縮ませながらお礼を言ってきた。

別に構わないんだけどな。

俺の勝手にやってることなんだし。

 

まあ後は山田さんがちょっと怖いくらいの勢いで俺に教職を進めてきているぐらいか・・・。

でもね山田さん、さすがに勤め先にIS学園を勧めてくるのはどうなのさ。

俺は男だよ?IS乗れないよ?いや乗れる奴らもおるけどさ。

え?根性で?無茶言うなし。

 

あ、その山田さんだけど原作とは違って生徒からかなり尊敬されているんだとか。

 

まぁそんな訳で結構この世界は原作と違っているところがある。

だから他の原作キャラも多少は変わっているんだろうなと思っていたんだけど・・・。

 

「あなたが例の清掃員さんですか!?」

 

ちょっと変わりすぎじゃない?ラウラ・ボーデウィッヒさん。

 

「ぜひとも一度あなたに御会いしたかったのです!」

 

まず最初に言いたいのは眼帯は?眼帯が無いんですけどいいんですか?

次に驚いたのは髪の毛。

凄い髪が手入れされてて見ただけどもわかる。

あの髪さらっさらや。

服は・・・さすがに元のままか。なんか安心した。

で、なんだって?

 

「会いたかった?」

 

「はい!」

 

なんか言葉づかいも女の子っぽいような。

あ、でもよく見たら腰に軍用ナイフがしっかりとつけられてる。

やっぱりこの少女はラウラ・ボーデウィッヒで間違いないな。

 

「ええと、何で?」

 

「お礼を言いたくて」

 

「お、お礼?」

 

はて俺って何かしただろうか?しかもドイツ関連で。

・・・あかん。なにも思い出せない。

敢えて言うならウィンナーを食べたぐらいだ。

 

「あなたは先生を救ってくださいました!」

 

「先生?」

 

「織斑先生です!!」

 

え、先生って呼んでるの?教官じゃないのか・・・。

てか救った?織斑さんを?

 

俺が不思議な顔をしながら考えている姿を見てラウラちゃんは説明を始めた。

 

「先生は・・・何年か前にドイツ軍で教官をしていたんです。その時に私はISに関わることを色々と教えてもらったのですがその頃の先生はいつも辛そうで、悲しそうな顔をしていられました」

 

へぇ、あの織斑さんがねぇ・・・。

 

「私は先生のそのような姿を見ていつもどうにかしてあげれないかと考えていました。でも・・・何かしようとするといつも失敗しちゃって・・・。でも私が失敗してしまったときは必ず先生は優しい顔で頭を撫でながら大丈夫だありがとうなって言うんです。でも、そんな顔を見てしまってはますますなんとかしたくなって・・・」

 

ラウラちゃんは続ける。

 

「そんなことをしている間に先生は日本へ帰ってしまったんです・・・。結局私は先生に何もしてあげられなかったんです・・・」

 

そう言いながらラウラちゃんはものすごく悲しそうな顔をする。

俺?ものすごく泣きそう。ラウラちゃんが良い子過ぎて泣きそう。

 

「ここに来てから聞いたのですが先生は、自身が私たちに教えていることが本当に正しいことなのかをすごく悩んでいらしたんです。教えたことのせいで私たちを危険な目に合わせてしまうのではないかと」

 

確か原作だと誘拐事件のお礼でドイツ軍にISに関することを教えていたんだっけかな。ここでもそうだったんかな?

俺がそんなことを思っている間にもラウラちゃんは続ける。

 

「でも私がそのことを聞かされたとき先生は笑っていたんです。そして先生は”悩みはもう解決した”と言っていました!そこで私は先生に誰が解決してくれたのか聞いたのです!」

 

「で、俺のことを言ったと?」

 

はい!と言いながらラウラちゃんはぴょんぴょん飛び跳ねた。

何この生き物かわいい。

 

「けど別に俺は何もしていないんだがなぁ・・・」

 

精々相手の愚痴を聞いてあげただけだよ。

それ以外は・・・あ、料理も作ったな。

 

「そんなはずはありません!だって事実先生は笑顔になったのですから!」

 

ラウラちゃんはものすごく自信たっぷりにそう言った。

いや、でもなぁ・・・。

 

「たとえそうだとしても君がお礼を言う必要はないんじゃないの?むしろ言うとしたらそれは織斑さんじゃない?」

 

俺がそう聞くとラウラちゃんは、

 

「もちろんわかっています。私が言う立場ではないことも。ですが日本ではあらゆるものに感謝をすることが習わしだと聞いています。それにあなたのおかげで私は笑顔の先生とおしゃべりをすることができるようになりました。だから言わせてください。・・・清掃員さん、先生を笑顔にしてくれてありがとう!!」

 

ラウラちゃんは心底うれしそうな顔でそう言うのだった。

 

*****

 

「へぇお兄ちゃんがいるのか」

 

「はい!兄様も先生も私の大好きな人なんです!」

 

あれからちょっとして俺たちは近くにあったベンチまで移動した。

まぁいつまでも立ちっぱなしで話すのもアレだったし。

てかお兄ちゃんか・・・確か原作にはそんなキャラはいないよな。

なら転生者ってことか。

 

「兄様はいつも私に言っていたんです。どんな時でも笑顔が一番だって。だから笑顔じゃない人を見ると悲しくなって・・・」

 

「だから織斑さんをほっとけなかったと」

 

「はい!」

 

俺が聞いていた限りだと転生者ってのはろくな奴がいなかったらしいが全員がそうでもないのかもな。

そう考えるとすごく気分が楽になる。

心なしか俺の心も軽くなった気がした。

 

「そうか・・・いいお兄ちゃんを持ったな」

 

俺がそういうと、

 

「はい!!」

 

と嬉しそうにラウラちゃんは答えるのだった。

 




もしかしなくても駄文。
今回はネタが思いつかなかったんや・・・。
ちなみにラウラの兄は実は・・・おや?こんな時間に誰かが来たようだ。
しょうがない。この話はまた後で。

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