【IS】 転生したので普通に働こうかと思う   作:伝説の類人猿

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作中に出てくる東京国際ロボットフェステバルは私がとっさに考えたものなので多分この世には存在しません。
ちなみにクラタスって公道を走れるそうです。


体の管理は大切に

ちっす清掃員です。

なんか最近みんなからカウンセラーさんって呼ばれています。

まあ最近それっぽいことばかりやってたけどさ・・・。

そのせいか最近は掃除をしていると学生さんがやってきて相談事をされる始末。

言っとくけど俺清掃員だからね?カウンセラーじゃないよ?

みんなわかってる?・・・わかってないな絶対。

 

まあそんなわけで最近はちょっと疲れがたまっていたんだよね。

そこでちょっと有給休暇とりました。

ストレス発散は大事。

で、今どこにいるかというと、

 

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!こ、これがクラタス!!」

 

東京国際ロボットフェスティバル、通称東京ロボフェスにやってきている。

ちなみにクラタスってのは水道橋重工という会社が作った本当に人の乗れる四輪のロボットだ。

全長四メートル。重量四トン。

右手のガトリングガンからBB弾を撃つことができる「トイロボット」だ。

すげえだろ?こいつっておもちゃに含まれるんだぞ。

実際に東京おもちゃショー2015で赤色のクラタスが出展されていたりする。

 

制作者の倉田光吾郎さんによるとイメージとしては量産機を目指したんだとか。

いやもうね量産機というのが分かっていらっしゃる。

確かにワンオフの主人公機体も好きだけどさやっぱり個人的には量産機のほうが好きなんだよね。

ジムとかザクとか好きよ俺。あの雑魚っぽさが最高なんだわ。

 

クラタスの見た目はとにかく無骨。

ザ・重機っていう感じがしてすごくわくわくする。

まるでパトレイバーに出てきそうなロボットだ。

え?パトレイバー知らない?・・・まじか。

これも時代かなあ。面白いから一度漫画でもアニメでも見てみなよ。

実写?そんなものは無かったイイネ?

 

まあそれは置いとくとして何より重要なのが、「個人で買うことができる」この一言に尽きるだろう。

お値段なんとたったの一億二千万!!

・・・うん高いな。でもこの大きさのロボットの値段でこれは安いと思う。

 

しかし少なくとも今の俺の稼ぎじゃあなぁ・・・。

ジョブチェンジすればあるいは・・・。

 

しかーし!手は届かないのだが座ることはできるのだ!

そうなんとこの東京ロボフェスでは実際に乗ることができるのだあ!!

ふっふっふ。そう俺がわざわざ休みを取ったのはこのためだったのだよ明智君。

 

朝四時から会場前でスタンバイしてた俺に抜かりはないぜ!

この日のためにサバイバル術をフルに使って夜なべして作り上げたクラタススーツと専用のヘルメットを用意した。

 

知ってるか?裁縫もサバイバル術の中に入るんだぜ。

 

さあ準備はできた。後は乗り込むだけだ!

目の前にはクラタス!そして俺はすでに専用スーツに着替え済み。

周りの連中が俺のスーツを見て「おお!」と感動している。

舞台は整った。いざゆかん我にとってのエデンへと。

 

アムロ行きます!!

 

「あれ?」

 

「どうかしましたか?」

 

係りの人が聞いてくるんだけど・・これは。

 

「座席が・・・ちょっと小さい・・・」

 

その日ロボフェスの会場ではあちゃーという顔をする係りの人と燃え尽きてしまったような顔でいつまでもちょっと座席に入りきらない自分の尻を見続ける太っちょの男の人が見られましたとさ。

人間何事もほどほどが一番である。

 

この日を境にクラタスの座席はちょっと広くなったそうな。

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《注意》 実際のクラタスの座席は大人の男性でも問題なく乗れますのでご安心を。

 




個人的にはISよりクラタスみたいなロボットのほうが好きです。
一番好きなロボットアニメはパトレイバーだったりします。(どうでもいいか)

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