【IS】 転生したので普通に働こうかと思う   作:伝説の類人猿

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息抜きに作りました。


一学期
オープニング


ぱんぱかぱーん

景気よくラッパが鳴るとともにいつの間にか俺は真っ白な空間にいた。

 

「えっ・・・どこ・・・!?」

 

まってまっておかしいよね。

なんで俺こんなところにいるの!?

俺は確かGEOに行く途中だったよね?

おかしくない?

なに、GEO模様替えしたの?

ずいぶんと真っ白になりましたね(白目)。

 

「あー、おめでと」

 

なんかいきなりどこからともなくやつれた爺さんが現れた。

死ぬ寸前かな?誰か救急車呼んでやれよ。

 

「な!?失礼な奴じゃな!わしはこの世を総べる神であるぞ!」

 

あ、違った。これ頭がパーンのやつだわ。

まいったなぁ。せっかくそういうのが無いって聞いて引っ越したのに。

 

「むむむ。こんなに失礼な奴は初めて・・・でもないな」

 

あぁー。と息を吐きながら頭を抱える神?だっけ。何かあったのだろうか。

 

「聞いてくれるか・・・?あとわしは本当に神じゃ。さっきからやっている通り心を読んでいるじゃろう」

 

確かに。なら神なんだろうなぁ。それで何があったのさ?

 

「おぬしは神様転生というものを知っているかの?」

 

ああ、知ってる知ってる。俺TUEEEだろ。

 

「そうそう。その通りじゃ。実は今わしらの世界でそれが流行っておっての、おぬしを呼んだのはその一環なのじゃ」

 

一環ということは他にも・・・。

 

「いる。それとおぬしに謝らなければならないのだが・・・」

 

ひょっとして、死んじゃった?

 

「・・・すまん。わしのせいでこんな目に・・・」

 

それってあんたが転生をさせたかったの?

 

「!?とんでもない!!わしは断固として反対じゃ!!第一な転生なんぞそうそう簡単にできるものではないんじゃ!!それをうちの上司たちはなんもわかっとらん!!口を開けばやれ早く転生させろとばっかり・・・」

 

そこまで言うと長い灰色の髭のお爺さんは頭にてを当てながら深く息を吸った。

 

「・・・とにかくおぬしをここに呼んだのはわしじゃ。本当にすまんかった」

 

どうかこれでとお爺さんは土下座した。

 

「ちょ、ちょっとちょっと。そこまでしなくていいからさ。第一呼んだのはあんたかもしれないけどやれと言ったのはあんたの上司なんだろ。ならあんたには責任はないよ」

 

さすがに土下座をされたは困る。

とりあえずはお爺さんを起き上がらせる。

とにかく心配なのはこれからどうするかだ。

 

「転生ということはどこかに行くんだよな。どこに行くんだ?」

 

「・・・わしを許してくれるのか?」

 

「まぁ、人間いつかは死ぬもんさ。両親が気がかりだけど事故だったと割り切るしかないよ」

 

今更ここで騒いでも生き返るわけでもないし。

 

「そうか、ありがとうな。君は強い人間じゃな」

 

「気にスンナ。これぐらい誰だっていつかはできるさ」

 

「そうか。・・・と、転生の話じゃったな。長くなるから心して聞くのじゃぞ」

 

そう断ってからお爺さんは話し始める。

 

「まず、これからおぬしに行ってもらう世界にはすでに何人かの転生者たちがおる。こいつらがのう・・・。いやそれは置いといてじゃが、おぬしにはいくつかの特典を選んでもらう。ここまでは良いか?」

 

「ちょっとまった。俺はどこの世界に行くんだ」

 

さすがに世紀末はいやだぞ。

 

「まぁ、世紀末よりかはマシじゃぞ。おぬしのいく世界はISの世界じゃ」

 

「ISか・・・」

 

あれって結構な女尊男卑なんだよな。大丈夫かな。

 

「そのあたりはわしがうまくやっておくから安心せい」

 

あっそうなの。なら安心だわ。

 

「それで肝心の特典なのじゃが・・・」

 

他の人たちはどんなのにしたのさ?

 

「聞いてくれるか!?いやはやまったくもう、あ奴らときたら・・・」

 

そこから若干暴走気味に話してくれたのだがなんでもその人たちは全員十代の若者だったらしくて特典の内容も・・・まぁ、わかるだろ。

 

「Isに乗らせろ」だったり「○○の弟にしろ、兄にしろ」だったり「ハーレム作らせろ」だったり「魔法使わせろ」とか。所謂無茶ぶりである。まぁできたらしいが。

 

ちなみに転生者にの中では俺が一番年上だった。

・・・おじさんじゃない・・・はず。

 

「それで、おぬしは何を望むのじゃ?」

 

特典ねぇ。う~ん、何にしよう。

 

「じゃぁ、食べ物の好き嫌いをなくしてほしいのとそれなりに安定した暮らしを保証してほしい」

 

「・・・ほぇ!?そんなのでよいのか!?」

 

「あっ、あとサバイバル技術を身につけさせてくれない?」

 

「サバイバルか・・・山暮らしでもするのか?」

 

「いや、世界一周旅行するときに便利かなって」

 

「・・・」

 

駄目だったかな?ほかの人たちに比べれば簡単な願いだと思うんだけど・・・。

 

「」

 

そんなことを思っていたらお爺さんはがいきなり泣き始めた。

 

「お、おい大丈夫かよ!?」

 

「う・・・ひぐ・・・。すまん、あまりにも普通なのが久々に来たものだからのぉ」

 

「・・・苦労したんだな」

 

この爺さんとは仲良くなれるかもしれない。

 

「ちなみに容姿はどうするかの?」

 

「できればこのままで。親からの贈り物だから・・・」

 

「そうか・・・」

 

どんなにかっこよくなくったって、やっぱり俺はこの太っちょな体のほうが好きなのだ。

まぁイケメンにはなってみたいが・・・。

はら、よく言うだろ。ブスは慣れる。美人は飽きるって。

 

*****

 

「それじゃぁの。これがわしのメールアドレスじゃ」

 

転生するのは本当に大変らしく少し待たなければならなかった。

ちなみにその間に神のお爺さんと仲良くなった俺は電話番号を交換した。

きっといい愚痴友達になるだろう。

 

「じゃ、行ってくるよ」

 

こうして転生者なのにISの適性を持たない俺はISの世界に旅立つのだった。

 




続く?のかな・・・。
まぁ、たまに更新します。
ちなみに転生者の選び方はくじ引きです。

追記
誤字が酷すぎる。
例 生き返る→行き会える
誤字ばっかでごめんなさい

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